芦峅寺5人衆が日本人で初の南極大陸上陸を達成

芦峅寺5人衆の佐伯栄治・佐伯宗弘らが南極大陸へ行く「南極物語」のあらすじとネタバレの「日本人で初の南極大陸上陸」編です。

このページは「永田武が南極のオングル島で昭和基地を宣言」からの続きです。南極物語のトップページは「南極物語のあらすじとネタバレ」です。

第1次越冬隊が1957年3月27日に、日本人初となる南極大陸への上陸を達成するが、それ以前に南極大陸へ上陸した者がいた。公式には認められていない幻の南極大陸への初上陸である。

1957年2月14日、宗谷が離岸する前日のことである。南極観測船「宗谷(そうや)」では、越冬隊の壮行会が行われていた。

そのころ、オングル島に建設した昭和基地では、第1次南極観測隊の夏隊員5名が留守番をしていた。

昭和基地で留守番をしていたのは、「芦峅寺5人衆」として知られる佐伯栄治・佐伯宗弘や村山雅美らの計5人だった。村山雅美は、後に第9次越冬隊を率いて南極点に到達する人物である。

昭和基地のあるオングル島は、南極大陸から約4キロメートル離れた場所にあり、氷でつながっている。誰ともなく、南極大陸へ上陸する話が持ち上がると、5名の冒険心に火が付いた。

南極大陸を踏まずに南極に来たとは言えない。生粋の冒険家だった佐伯栄治らは密かに南極大陸へ渡り、日本人初となる南極大陸への上陸を果たしたのである。

なお、日本初の南極探検家・白瀬矗(しらせ・のぶ)が1912年1月28日に日章旗を掲げた南緯80度5分・西経156度37分の「大和雪原(やまとゆきはら)」は、南極大陸ではなく棚氷(氷の上)だったため、白瀬矗は南極大陸には上陸していない。「南極観測船『宗谷』が南極のオングル島を離岸」へ続く。