嵐山肇のモデルは佐伯富男

木村拓哉が主演するTBSドラマ「南極大陸」で、川村陽介が演じる越冬隊員・嵐山肇のモデルを紹介します。

嵐山肇(川村陽介)のモデルは、第1次越冬隊で設営を担当していた佐伯富男(さえき・とみお)です。

嵐山肇(川村陽介)は山岳ガイドであることから、町芦峅寺の山岳ガイドしていた佐伯富男をモデルと推定した。

ドラマ「南極大陸」の主題歌や原作については「南極大陸の原作や主題歌」をご覧ください。その他のお薦め本については「お薦めの本」をご覧ください。

■嵐山肇のプロフィール
嵐山肇(川村陽介)は山岳ガイド。第1次越冬隊では設営を担当する。

■佐伯富男のプロフィール
佐伯富男は富山県中新川郡立山町芦峅寺の出身の山岳ガイド。芦峅寺は立山の麓にあり、佐伯一族は代々、立山で山岳ガイドや山小屋を経営している有名な一族だった。

芦峅寺の立山に登る多くの登山家が佐伯一族の世話になっており、第1次越冬隊の隊長となる西堀栄三郎も佐伯一族の世話になっていた。

そして、極地探検研究で有名な加納一郎が北海道大学山岳部の後輩にあたる佐伯富男を推薦し、佐伯富男は南極観測隊に参加することになる。

佐伯富男は、屈強な立山ガイド佐伯宗弘・佐伯栄治・佐伯安次・佐伯昭治の4人に声をかけ、計5人で第1次南極観測隊に参加する。

佐伯一族から5人が参加したが、佐伯宗弘・佐伯栄治・佐伯安次・佐伯昭治の4人は夏隊で、南極で越冬したのは越冬隊に選ばれた佐伯富男だけである。

積雪地帯で育った佐伯富男ら芦峅寺5人衆は南極で能力を発揮し、第1次南極観測隊を成功に導き、後に5人は「芦峅寺5人衆」「佐伯5人衆」と呼ばれるようになる。

佐伯富男は越冬隊で設営と担当するほか、ペンギン観測や撮影を担当。佐伯富男は雪に埋もれた物がどこにあるのかを言い当てる特殊な能力があった。地味な仕事を黙々とこなし、隊員から「トンコ」の名前で親しまれていた。

佐伯富男は1990年6月に死去している。61歳だった。

なお、南極観測船「宗谷」で南極へ向かっていたとき、佐伯富男ら芦峅寺5人衆は、おつまみのスルメを焼くのを手伝った。このとき、「船のスルメには足が無いと言えばいい」と言い、スルメの足を食べていたというエピソードも残っている。

また、夏隊だった佐伯栄治・佐伯宗弘は、非公式ながら1957年(昭和32年)2月14日に日本人初となる南極大陸上陸を果たしている。詳しくは「芦峅寺5人衆が日本人で初の南極大陸上陸を達成」をご覧ください。

注意:ドラマ「南極大陸」はフィクションです。嵐山肇(川村陽介)のモデルは、越冬隊での役割などから、当ブログが推定したものであり、嵐山肇と佐伯富男の間に関係はありません。

ドラマ「南極大陸」に登場するモデルの一覧は「南極大陸のモデル」をご覧ください。