「夜明けの街で」のあらすじとネタバレ

岸谷五朗が主演する映画「夜明けの街で」の原作となる、東野圭吾の小説「夜明けの街で」のあらすじとネタバレを含んだ読書感想文です。

このページには、原作小説「夜明けの街で」のあらすじや真犯人のネタバレを含んでいるので、あらすじや真犯人のネタバレを知りたく無い人は閲覧にご注意ください。

原作小説「夜明けの街で」は、40歳を目前としたしがないサラリーマン渡部が、派遣社員として会社にやってきた仲西秋葉と不倫することでストリーが始まる不倫ミステリー小説である。

仲西秋葉の自宅では15年前に、父・仲西達彦の秘書・本条麗子が何者かに殺される事件が起きていた。渡部は、仲西秋葉と不倫をするようになって、その事実を知らされる。

不倫を続けるうちに、仲西秋葉が真犯人かと思わされるのだが、事件の真相は殺人事件ではなく、本条麗子の自殺だった。

父親・仲西達彦の本当の愛人は、バー「蝶の巣」のママ・浜崎妙子だった。父親は浜崎妙子と一緒になるために妻・仲西綾子と離婚するのだが、不倫関係にある浜崎妙子は妻の妹だった。

そこで、父・仲西達彦は妻・仲西綾子と離婚する口実を作るために、秘書の本条麗子とも不倫をしていた。

その後、離婚した妻・仲西綾子は鬱病が悪化して睡眠薬を飲んで自殺。その後、愛人で秘書の本条麗子も不倫の隠れ蓑にされていたことを恨んで自殺したというのが真相だった。

さて、岸谷五朗が主演する映画「夜明けの街で」の原作ということで、東野圭吾の小説「夜明けの街で」を読んだ。東野圭吾の小説を読んだのはこれで3冊目だ。「夜明けの街で」も面白かった。

渡部がバッティングセンターで仲西秋葉と出会ったことを切っ掛けに、不倫関係に発展する。不倫を続ける2人の心理的な駆け引きが非常に面白い。

渡部は何とか家庭を守りつつも、仲西秋葉とクリスマスイブを過ごすために奔走する。仲西秋葉はクリスマスイブを家庭で過ごすように勧める。

仲西秋葉は理解ある愛人だったのだが、最後は渡部に離婚を迫るようになってしまう。やはり、女は怖いと思わされた。

仲西秋葉は渡部はに決断を迫るのだが、仲西秋葉は時効成立する3月31日に全てを話すので、奥さんに離婚を切り出すのは、事件の真相を聞いてからにするようにさせた。

仲西秋葉が打ち明けた真相は、仲西秋葉が真犯人という内容ではなく、15年前の殺人事件は本条麗子の自殺だった。仲西秋葉は本条麗子の遺書を発見し、事件の真相を知っていたが、15年間も黙っていた。

それで、真相を聞いた渡部はどのような決断を下し、2人はどのような結末を迎えるのかと思っていたら、仲西秋葉から別れを切り出した。仲西秋葉は父親を思い知らせるために、渡部を利用しただけだと言った。

しかし、仲西秋葉はタクシーに乗り込むとき、涙を流した。その涙が仲西秋葉の心境を全て語っていると思った。

仲西秋葉は本当に渡部を愛していたのだと思うと、仲西秋葉が新潟のスキー場へ駆けつけた時のシーンやクリスマスイブを2人で過ごした時のシーンが蘇ってきた。

東野圭吾の小説『夜明けの街で』のあらすじとネタバレ感想文の後篇」へ続く。

「夜明けの街で」のあらすじとネタバレへのコメント

今日の午後、BS日テレで映画見ました。
最後の大どんでん返し(奥さんに不倫がバレていた)は予想外でしたが、「不倫=悪」というありきたりの構図にはガッカリ。

現実的に考えれば、あのような怒りを表に出さない奥さんはまず存在しないし、夫がどこで不倫の尻尾を掴まれたのかも不明確。
奥さんにバレた後は「終わりの無い地獄」が始まると描かれていましたが、離婚すれば、それで終わりだ。

現実に、不倫は非常に多い昨今、不倫をする人は、普通、もっと無理せず慎重にやるでしょ。
ま、所詮、フィクションですから、こんなとこでしょうか。

  • 投稿者-
  • ケプラー
  • -2015年5月12日