南極大陸のあらすじとネタバレ

SMAPの木村拓哉が主演するTBSの南極ドラマ「南極大陸」の第1話のあらすじとネタバレのあらすじ編です。


ドラマ「南極大陸」の原作や主題歌については「南極大陸の主題歌と原作」をご覧ください。史実の南極物語のネタバレについては「南極物語のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
12年前の山での事故で仲間が死んだ。今日は命日で、仲間を弔うために、倉持岳志(木村拓哉)は山に登っていた。その山の山小屋に、東大理学部の教授・白崎優(柴田恭兵)がやってきた。
白崎優は国際地球観測年(IGY)への招待状が届いたことを明かす。2年後に国際地球観測年が行われることになり、来月、ベルギーのブリュッセルで南極会議が開かれる事になっていた。白崎優は会議に出席して、南極観測に参加しようとしていた。
昭和30年9月、ブリシュッセル会議が開かれる。白崎優(柴田恭兵)は会議へ参加する。日本以外の参加国は第2次世界大戦の戦勝国ばかりで、日本は「敗戦国の日本に南極へ行く国力はあるのか」と馬鹿にされるが、何とか、南極観測への参加が認められた。
日本が南極へ行くためには5億円の予算が必用だった。帰国した白崎優(柴田恭兵)は大蔵省に掛け合うが、大蔵省は「今の日本に必用なのは原子力だ。南極観測などにお金は出せない」と吐き捨てた。
倉持岳志(木村拓哉)は、肩を落とす白崎優(柴田恭兵)に、山岳部OBで帝都新聞に勤務している内海典章(緒形直人)に相談することを提案する。新聞社なら何か協力してもらえるかもしれない。
その日の夜、倉持岳志(木村拓哉)は内海典章(緒形直人)に相談すると、内海典章は「運が良いな。我が社の創立記念事業のネタを探してたんだ。俺も南極へ行ってみたい。寄付金という形で支援を呼びかけてみよう」と応じた。
ある日、白崎優(柴田恭兵)の元に1通の国際郵便が届く。日本の観測場所が、プリンス・ハラルド海岸に決定した通知だった。
倉持岳志(木村拓哉)が資料でプリンス・ハラルド海岸について調べると、「inaccessible(インアクセサブル=接近不可能)」と報告されていることが判明した。
インアクセサブル…。倉持岳志(木村拓哉)は白崎優(柴田恭兵)に、「世界が、日本は南極に来なくていい、と言っているのか」と肩を落とした。
その後、白崎優(柴田恭兵)らは大蔵省に呼び出される。大蔵省の役人は「新聞社を使ってこういうことは止めて欲しい」と激怒して、テーブルに新聞を叩き付ける。
倉持岳志(木村拓哉)から相談を受けた帝都新聞の内海典章(緒形直人)が、新聞で南極観測への寄付金を呼びかけていたのだった。
東京大学へ戻った倉持岳志(木村拓哉)は、大蔵省から反感を買ってしまい、資金繰りの見通しが立たず、南極観測を諦めようとしていた。
その時だった。倉持岳志(木村拓哉)の元に、知り合いの少年・晴夫(矢部光祐)がやってきた。晴夫は握りしめていた5円玉を倉持岳志(木村拓哉)に差し出した。晴夫は新聞を見て、募金するためにやってきたのだった。
晴夫が「おーい、こっちに居たよ」と手を振ると、大勢の子供たちがかけよってきた。みんなは握りしめていた10円玉や5円玉を倉持岳志(木村拓哉)に差し出す。
やがて、子供からの募金は、南極募金は全国へ広がっていった。子供のおかげで、見向きもされなかった南極観測に注目が集まるようになり、南極観測は国家事業へと発展した。
ある日、日本学術会で南極観測事業についての説明会が開かれる。倉持岳志(木村拓哉)は11月に出発する計画を発表する。
南極に接岸できるのは、南極の夏にあたる1月から2月にかけの2ヶ月間だけだった。それを逆算すると、11月に日本を発たなければならない。倉持岳志(木村拓哉)らに与えられた時間は1年だった。
日本が南極へ行くには3つの問題があった。1つ目は南極観測隊員。2つ目は観測基地の設営。3つ目は南極へ行くための砕氷船(さいひょうせん)だった。
倉持岳志(木村拓哉)らは、この問題を1年間で解決しなければならない。なかでも、最大の問題は船だった。南極へ行くためには、海の氷を割る砕氷船が必用だったが、日本に砕氷船は1隻もなかった。
そのうえ、国際地球観測年(IGY)での南極観測に伴い、各国が砕氷船をチャーターしているため、日本が借りられる砕氷船は無かった。
このため、倉持岳志(木村拓哉)らは海上保安庁に相談して、砕氷船へ改造できる船を探しているところだった。
会議は進み、雪上車についても問題が発覚する。南極にはパドルと呼ばれる池や、クラックと呼ばれる氷の裂け目があるため、雪上車だけの移動は難しかった。
そのとき、会議室の扉が開き、星野英太郎(香川照之)が入ってきた。星野英太郎は南極での移動に犬ぞりの使用を提案した。星野英太郎は京都大学の教授で、南極研究の第1人者だった。
白崎優(柴田恭兵)が「南極の寒さに耐える犬が居るのでしょうか」と問うと、倉持岳志(木村拓哉)はカラフト犬の使用を提案する。
そこへ、海上保安庁から、砕氷船の候補となる船が見つかった、との知らせが入り、南極観測への希望の光が差してきた。
会議が終わり、白崎優(柴田恭兵)らは船の確認するため、港を訪れるが、砕氷船の候補となった船は船齢18年になる「宗谷」というボロボロの船だった。
海上保安庁の船木幾蔵(岡田義徳)は、「宗谷はボロボロですが、この宗谷ほど強運の船は無い。船には、運の強い船とそうではない船があります。戦艦大和は1度の出撃で沈んでしまったが、宗谷は何度出撃しても沈まなかった」と説明する。
白崎優(柴田恭兵)が倉持岳志(木村拓哉)に相談すると、倉持岳志は「すこし、調べさせてください」と答えを保留した。
その日の夜、倉持岳志(木村拓哉)は船について調べていると、戦艦大和の設計図に「牧野茂」の名前を見つける。
翌日、倉持岳志(木村拓哉)は横浜にある船の修理工場「日本鋼管・浅野ドッグ」を訪れ、宗谷の改造を頼むが、工場長の畠田晋平に「大手をあたってくれ」と断られてしまう。
しかし、1年間という工事期間の短さから、大手の船舶工場に断られ、倉持岳志(木村拓哉)は日本鋼管・浅野ドッグを訪れていたのだった。
倉持岳志(木村拓哉)は「畠田さんは、運の悪い船を造ったことがありますか。実はある人に設計をお願いするつもりです。それは、船艦大和を設計した人物です」と明かした。
その後、倉持岳志(木村拓哉)は戦艦大和を設計した牧野茂を説得し、宗谷を砕氷船(南極観測船)に改造する設計図を頼み、設計図を完成させる。
宗谷は、牧野茂が最後に設計した船になる。牧野茂が書いた設計図を見た工場長の畠田晋平は、宗谷の改造を引き受けた。
やがて、日本鋼管・浅野ドッグで宗谷の改造工事が始まる。改造に残された時間は、わずか10ヶ月だった。「南極大陸のあらすじとネタバレの後編」へ続く。

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