南極大陸の南極放送

星野英太郎(香川照之)が越冬するTBSの犬ぞりドラマ「南極大陸」第4話「さらば愛しき友」と実話の比較と感想の後編です。

このページは「南極大陸-第4話と実話の比較と感想」からの続きです。

さて、第4話の終わりに、星野英太郎(香川照之)がアインシュタインの京都案内をしたというエピソードを話した。

あれは実話で、星野英太郎のモデルとなっている西堀栄三郎さんは、19歳の時にアインシュタインの通訳を3日間務めている。簡単な経歴は「星野英太郎のモデルは西堀栄三郎」をご覧ください。

越冬隊長・西堀栄三郎さんの口癖は「そらええなぁ。やってみなはれ」で、ドラマの星野英太郎(香川照之)は、モデルの西堀栄三郎さんをよく再現している。

星野英太郎(香川照之)は、ドラマ「南極大陸」で一番評価できるキャラクターだと思う。

さて、ドラマ「南極物語」第4話はどれくらいの時間が進んだのか分からなかった。

第1次越冬隊の星野英太郎(香川照之)らは第4話で越冬を開始するのだが、第4話の終わりには、南極観測隊の隊長・白崎優(柴田恭兵)が日本に帰っていた。

実話では、永田武らは第2次南極観測隊の準備をするため、ケープタウンから飛行機で帰国しているので、それほど時間はかからないのだが、ドラマ「南極物語」ではその辺りが省略されていたので、時間の感覚が分からなかった。

実話では、移動式観測小屋「カブース」の火事は1957年7月24日の出来事で、樺太犬ベックが死んだのは1957年8月16日だった。

西堀栄三郎が氷で作った小屋「イグルー」に「南極1号-弁天さん」を設置したのが1957年5月4日だった。時系列で考えれば、イグルーや「南極1号-弁天さん」は登場しないようだ。

(南極1号-弁天さんについては「南極1号「弁天さん」の都市伝説」をご覧ください。)

次にドラマ「南極大陸」が取り上げるのは、ボツンヌーテン探検と樺太犬シロ子の出産くらいだろうか。犬の頭数を実話と同じにする必用があるので、比布のクマのエピソードなども必用だろう。

改めて考えてみると、樺太犬タロ・ジロを置き去りにするまでは、大きなエピソードは無い。細々とした犬ぞり旅行はボツンヌーテン調査にまとめることができそうだ。

さて、第4話でよく分からなかったのは、南極放送である。高岡美雪(綾瀬はるか)は役人に「免許がないと話せません」と言われていたが、第4話の最後に声が届いていた。

実話では、NHKが南極向けの短波放送で家族の声を、昭和基地へ放送していたので、おそらく、NHKの南極放送だったのかもしれない。そういうところは詳しくやって欲しかった。

第1次越冬隊の犬係・犬塚夏男(山本裕典)の役が非常に悪い。これは全て置き去りにした樺太犬タロ・ジロとの再開への伏線だと思って観ているのだが、このままでは倉持岳志(木村拓哉)がタロ・ジロと再開しそうな気もする。

さて、視聴率は下がっているようだが、ストリー以外は良くできているので面白い。昭和基地に部屋の壁が青いのもリアルだ。壁が青いのも精神を落ち着ける意味がある。そういう細かな所は良くできている。ので次回に期待したい。

ドラマ「南極大陸」の関連情報は「南極大陸の主題歌と原作」をご覧ください。実話「南極物語」のあらすじとネタバレは「実話「南極物語」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。