南極観測隊が第2次越冬隊の成立を断念

星野英太郎(香川照之)が出演するTBSの南極越冬ドラマ「南極大陸」の第7話「カラ太犬との結末」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。


このページは「南極大陸-第7話のあらすじとネタバ」からの続きです。
星野英太郎(香川照之)は食堂に隊員を集めると、「燃料が残り少なくなり、留まっていられるのは明日1日だけとなりました。夜明けとともに、空輸を開始します」と告げた。
苦悩した倉持岳志(木村拓哉)は第2次越冬隊の隊長・岩城昌隆(宮沢和史)に、「やっぱり僕を行かせてください」と頼むが、岩城昌隆は「気持ちは分かるが、観測機材の輸送で精一杯だ」と棄却した。
その後、甲板に出た倉持岳志(木村拓哉)は、昭和基地の方角を眺めて、樺太犬が逃げ出さないように首輪を絞めたことを後悔する。
そのころ、氷室晴彦(堺雅人)は岩城昌隆(宮沢和史)に、南極で遭難したとき、樺太犬に助けられたことを話していた。
そして、氷室晴彦(堺雅人)は明かした。その樺太犬を訓練した倉持岳志(木村拓哉)が、第2次越冬隊が来る事を信じて、昭和基地に残した樺太犬の首輪を絞めたことを。
その日の夜、倉持岳志(木村拓哉)が食堂で苦悩していると、誰も眠れないらしく、他の隊員がぞろぞろと食堂に集まってくる。第2次越冬隊の隊長・岩城昌隆(宮沢和史)も食堂にやってきた。
岩城昌隆(宮沢和史)は「南極への思いは皆さんに負けないくらいある。みなさんの力を借りたい。倉持さん、明日の便で一緒に飛んでくれませんか」と頼む。
氷室晴彦(堺雅人)が「観測機材の輸送を止めて、引継ぎをしてくれることになったんだ」と説明すると、倉持岳志(木村拓哉)は岩城昌隆(宮沢和史)に「ありがとうございます」と頭を下げた。
翌朝6時、輸送開始時間になる。天候は悪化していた。白崎優(柴田恭兵)は輸送のチャンスをうかがうが、やがて、岩城昌隆(宮沢和史)が「もう燃料がありません」と告げた。
白崎優(柴田恭兵)は食堂で、隊員に「この状況ではセスナは飛ばせません。諦めるしかありません。第2次越冬隊を断念し、今から宗谷は帰国の途に就きます」と言い、第2次越冬隊の断念を宣言した。
氷室晴彦(堺雅人)は白崎優(柴田恭兵)につかみかかり、「僕は犬に命を救われた。それなのに、たった15頭の命をどうして助けに行けないんだ」と訴えた。
倉持岳志(木村拓哉)は白崎優(柴田恭兵)に、「セスナを飛ばしてください。たった1回で良いんです。鎖につながれたまま上地にさせるくらいなら、これであいつらの命を絶ってきます」と訴え、青酸カリの入った瓶をテーブルに置いた。
星野英太郎(香川照之)は倉持岳志(木村拓哉)をビンタすると、「南極憲法・第2条。誰も死なないと決めたやないですか」と言い、倉持岳志を抱いた。倉持岳志は絶叫して走り出す。
一方、船長の三船頼道(小林隆)は前進全速を指示すると、第2次南極観測船「宗谷」はゆっくりと動き出した。ついに、宗谷は南極を後にする。
倉持岳志(木村拓哉)は甲板に上がり、昭和基地に残された樺太犬の名前を次々と叫んでいく。後を追ってきた内海典章(緒形直人)らは、倉持岳志の様子をそっと見守る。
そのころ、昭和基地では樺太犬タロ・ジロ・リキなど数頭が、体をくねらせたり、鎖を噛んだりして、首輪から抜け出し、氷原を駆け抜けていたのだった。
ドラマ「南極大陸」第7話と実話「南極大陸」の比較』へ続く。「南極大陸-第8話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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