家政婦のミタ-最終回の感想

松嶋菜々子が主演する日本テレビのドラマ「家政婦のミタ」の最終回と全話を総括した感想です。

家政婦のミタ-最終回のあらすじは「家政婦のミタ-最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「家政婦のミタ」は面白かったが、最終回は普通のドラマに成り下がっていたので残念だった。

初期の頃は、家政婦の三田灯(松嶋菜々子)が仏壇を燃やしたり、長女・阿須田結(忽那汐里)が彼氏とエッチをしたりして、釣り要素満載の面白い展開が続いていたので面白かった。

しかし、家政婦の三田灯(松嶋菜々子)が人間味を帯び始めた第6話あたりから、普通のホームドラマに成ってしまったので残念だった。第5話で三田灯が脱いだ辺りから、視聴率を意識した展開になってしまった気がする。

ドラマ「家政婦のミタ」は続編も映画化も無い公表しているので、続編も映画化も出来ないような最終回を期待していたのだが、続編も映画化も作れそうな最終回だったので、少し期待はずれだった。

ドラマ「家政婦のミタ」の前半部分は、唐突な台詞に、奇抜な展開、それに主題歌のイントロが加わり、不協和音のような面白さになっていたが、最終回も不協和音的な面白さを出して欲しかった。

第7話で、長女・阿須田結(忽那汐里)が、結城うらら(相武紗季)と家政婦の三田灯(松嶋菜々子)とが入れ替わる夢を観た。

そのときから、結城うらら(相武紗季)と三田灯(松嶋菜々子)の2人がシンクロし始めたので、第7話が最終回の複線になっているのだと思う。

ドラマ「家政婦のミタ」も面白かったが、ドラマとしての完成度は仲間由紀恵のドラマ「美しい隣人」の方が高かった。

仲間由紀恵の主演ドラマ「美しい隣人」は、最終回まで撮影し終えたものを放送したため、出演キャラにブレか無く、ドラマとしての完成度が非常に高かった。

ドラマ「家政婦のミタ」よりもミステリー要素が強いドラマが観たい人には、ドラマ「美しい隣人」をお勧めしたい。

さて、ドラマ「家政婦のミタ」の最終回は伏線を回収しつつも、家政婦と母親の違いを上手く描いていた。

母親はタダで雇える家政婦だと思われがちだが、ドラマ「家政婦のミタ」が家政婦と母親との立場の違いを明確にしていたところは良かった。

欲を言えば、不倫相手には貢ぐが、妻にはお金を一切使いたがらないクズ夫を描いて欲しかった。そうすれば、「家政婦」「母親」「愛人」の関係が描けたのではないかと思う。

また、夕食の時、父親のメニューが子供達よりも豪華だったシーンは、非常に日本的で良かった。

古風な考え方だが、夕食のおかずの数で家長が偉いことを示すことは、家政婦の三田灯(松嶋菜々子)の思想を表現するとともに、現在の日本に向けた大切なメッセージになっている。

また、結城義之(平泉成)もコッソリと成長していたことも面白かった。結城うらら(相武紗季)が大場(勝地涼)との結婚を直前でキャンセルしたとき、結城義之が結婚式場で土下座をして「申し訳ございませんでした」と謝った。

このとき、結城義之(平泉成)は「申し訳ございませんでしたナリ」と言うのかと思って観ていたら、「ナリ」を言わなかった。ナリが無かったということは、結城義之も成長した証である。

家政婦のミタ-最終回の感想の後編」へ続く。