ドラマ「運命の人」のあらすじとネタバレ

本木雅弘が出演するTBSの外務省機密漏洩事件ドラマ「運命の人」の第1話「疑惑の一夜」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

原作と主題歌は『「運命の人」の原作と主題歌』をご覧ください。登場人物の実在のモデルについては『「運命の人」の実在のモデル』をご覧ください。

1971年、佐橋総理(北大路欣也)は記者会見で、「沖縄の祖国復帰をなくして、我が国の戦後は終わらない。ついに、来年、沖縄は沖縄県として祖国に復興するのです」と発表した。

弓成亮太(本木雅弘)は、「ベトナム戦争まっただ中のアメリカがアジアの拠点となる沖縄を手放すでしょうか。米軍は沖縄の基地を維持する方針であたっているようですが」と厳しく追及した。

佐橋総理(北大路欣也)は「誤った情報を元に、外交交渉を邪魔するような憶測を書かないでもらいたい」と言い、記者会見を打ち切って退席した。

その日、弓成亮太(本木雅弘)は、故意にしている外務省のナンバー2・安西傑審議官(石橋凌)の部屋を訪れ、沖縄返還について尋ねた。

安西傑(石橋凌)は「トップが知らないものは、私も知らんよ」と言いながらも、机の引き出しを開けると、約束があると言い、部屋を出た。

部屋に残った弓成亮太(本木雅弘)はタバコに火を付け、室内をブラブラとしていると、机の引き出しが開いていることに気づいた。引き出しの中を覗くと、極秘文章が入っている。弓成亮太は極秘文章を持ち出し、コピーを取った。

その日の夜遅く、毎朝新聞に戻った弓成亮太(本木雅弘)は、「1面と2面は開けてください」と言い、上司の司修一(松重豊)に極秘文章のコピーを見せた。

記事を書き終えた弓成亮太(本木雅弘)らは、近くにある居酒屋「つる八」で飲食する。

部下が「どうして署名入り記事にしなかったんですか」と尋ねると、清原了(北村有起哉)が「そんなことをすれば、情報源に迷惑がかかるだろ」と指摘する。

弓成亮太(本木雅弘)は部下に、「俺は情報源にさえ迷惑がかからなければ、どんなことをやってもいいと思っている。本物の記者はテーマを持って本質を問い続ける問屋でなければならない」と持論を述べた。

夜遅く弓成亮太(本木雅弘)が帰宅すると、弓成由里子(松たか子)は起きて待っていた。

弓成由里子は弓成亮太のためにお茶漬けを作ると、田淵角造(不破万作)から届いた「越後最中」を渡す。弓成亮太が中を開けると、最中の下に現金が入っていた。

弓成亮太(本木雅弘)は弓成由里子(松たか子)に、「総裁選を控えて、悪い記事は書かないでくれということだろう。俺も1流の記者と認められたということか。親父から届いたミカンを添えて、丁重に送り返してくれ」と命じた。

翌朝、弓成亮太(本木雅弘)がスクープした米軍の基地返還リストが、毎朝新聞の朝刊の1面を飾っていた。弓成亮太は政府の欺瞞を暴くため、次の取材へと向かっていた。

弓成亮太(本木雅弘)は外務省を訪れ、安西傑(石橋凌)に米軍の基地回復補償費を追求する。しかし、安西傑は「その件は話がまとまってからにするんだな」と答えて、大蔵省へ向かうため部屋を出た。

弓成亮太(本木雅弘)は安西傑(石橋凌)の背中に「次の金曜日を開けておいてください。良い店に案内します」と声をかけた。

審議官室に残った弓成亮太(本木雅弘)は、女性事務官の三木昭子(真木よう子)と雑談し、「君は優秀だ。こんな文書を任されている」と言い、机の資料に目を落とす。

弓成亮太(本木雅弘)が「極秘」という判が押してある資料に釘付けになっていると、三木昭子(真木よう子)は「お顔を遠くへ。これは外交の極秘資料ですので」と釘を刺した。

弓成亮太(本木雅弘)が毎朝新聞に戻ると、上司の司修一(松重豊)が弓成亮太を呼び出した。

司修一(松重豊)は「60年安保のとき、俺が国の機密を暴こうとして警察にマークされ、家族まで調べられた。その時の岸谷総理の弟が佐橋総理だ。政府を甘く見るな」と忠告する。

しかし、弓成亮太(本木雅弘)は「政府の欺瞞を見て見ぬふりをしろというのですか。それでは新聞記者をやってる意味がありません」と反論して再び取材へ向かった。

その日の夜中、弓成亮太(本木雅弘)がうなされて目が覚めた。隣で寝ていた弓成由里子(松たか子)が「また大きな不安を抱えてるんですか。私が付いてるから安心してください」と優しい声をかけると、弓成亮太は弓成由里子を抱いた。

翌日、安西傑(石橋凌)は事務官の三木昭子(真木よう子)に、機密文章の取り扱いが厳重になったことを教えた。三木昭子は「新聞記者さんは、ますます大変になりますね」と話した。

そこへ、弓成亮太(本木雅弘)がやってきた。弓成亮太は食事をする約束をしていたが、安西傑(石橋凌)は「すまん。急用が入った。また今度にしてくれ」と言い残して、部屋を出た。

滅多に予約の取れないレストランを予約しているため、弓成亮太(本木雅弘)は、日頃のお礼にと言い、事務官の山本勇(小松和重)と三木昭子(真木よう子)の2人を食事に誘った。

山本勇(小松和重)は「30分ほどで仕事が終わるので、先にやっててください」と言うので、弓成亮太(本木雅弘)は先に三木昭子(真木よう子)とレストランへ行き食事する。

しかし、山本勇は子供が熱を出したということで、レストランにはこれず、2人切りでの食事を楽しんだ。

レストランを出た2人はタクシーに乗るが、ストライキの影響で道が混み、タクシーはほとんど動かなかった。

弓成亮太(本木雅弘)は運転手に「彼女を頼む」と言ってお金を渡し、三木昭子(真木よう子)に「俺は歩いて社に帰る。君はタクシーで帰りなさい」と言い、タクシーを降りて歩く。

すると、三木昭子(真木よう子)がタクシーを降りて追いかけてきた。三木昭子は弓成亮太(本木雅弘)を呼び止めると、「弓成さん、もう少し飲みませんか」と誘い、2人は夜の街へ消えていく。

「運命の人」のあらすじとネタバレの後編』へ続く。

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