弓成亮太(本木雅弘)の沖縄密約

本木雅弘が主演するTBSの新聞記者ドラマ「運命の人」の第1話「疑惑の一夜」の感想と視聴率です。第1話の視聴率は13.0%でした。

第1話のあらすじは『ドラマ「運命の人」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。

第1話はダイジェストのような感じだった。沖縄密約の部分はさらっと流して行くのだろうか。ドラマでは分かり難かったので、弓成亮太(本木雅弘)が追っている沖縄密約について簡単に紹介しておく。

ドラマ「運命の人」は1971年(昭和46年)が舞台である。アメリカはニクソンショックやベトナム戦争の影響で疲弊していた。

アメリカは沖縄返還に伴い、これまで沖縄に投資した資本しようとしており、日本は施設の買い取りや沖縄銀行の株券の買い取りなどでアメリカに3億1600万ドルを払うことになっていた。

一方、アメリカは日本に米軍基地の原状回復費用400万ドルを支払う義務がった。

しかし、アメリカ側は議会で「日本にはお金を払わない」と名言しており、400万ドルの支払いを拒否していた。

そこで、日本は3億1600万ドルに400万ドルを上乗せして、3億2000万ドルを支払うことにした。

そして、アメリカは信託基準表(トラスト・ファンド)を通じて、3億2000万ドルの中から400万ドルを日本へ支払う。

これが弓成亮太(本木雅弘)が追求している沖縄密約である。弓成亮太が第1話で「400万ドル」と言っていたのは、この日本が肩代わりする400万ドルのことである。

さて、ドラマ「運命の人」の第1話で女性事務官・三木昭子(真木よう子)と弓成亮太(本木雅弘)が不倫した。ベッドシーンは無かったが、三木昭子が外務省の機密文書を持ち出すよう成ったで、不倫関係が始まている。

2人の不倫の詳細については、その後に行われる裁判で明らかになっていくのだろう。

夫の三木琢也(ネプチューンの原田泰造)が、妻の三木昭子(真木よう子)に「5月25日は帰りが遅かったな。生理が終わった次の日、誰と会ってた」と追求していた。

当然、5月25日は弓成亮太(本木雅弘)と不倫をしていたのだろう。夫の三木琢也(原田泰造)が三木昭子(真木よう子)の生理日をチェックしていたことはドラマ的には意味が大きい。裁判もかなり期待できると思う。

登場人物の実在のモデルについては『「運命の人」の実在のモデル』をご覧ください。実話「運命の人」については「外務省機密漏洩事件(西山事件)のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。