青砥純子(戸田恵梨香)の彼氏

原作者の貴志祐介が出演するフジテレビの密室トリックドラマ「鍵のかかった部屋」の第3話「盤端の迷宮(狐火の家)」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「鍵のかかった部屋-第3話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

榎本径(嵐の大野智)は備品庫に戻ると、「チェーンは、背中を刺された後、竹脇さん(ゆうぞう)本人がかけたんです。おそらく、犯人が引き返してくると思ったんでしょう」と推理を展開した。

竹脇伸平(ゆうぞう)は、犯人から室内にあった将棋盤を守るため、ドアチェーンをかけた。

当時、日本将棋連盟では毒島薫(貴志祐介)の対局が行われており、ホテルに居た竹脇伸平は将棋盤で毒島薫の対局を再現していた。

竹脇伸平が毒島薫(貴志祐介)の対局内容を知る方法は、インターネットしかなく、ノートパソコンがあれば将棋盤を使う必要が無いため、竹脇伸平は携帯電話を使っていたとしか考えられない。

さらに、榎本径(嵐の大野智)は棋士2人の試合をパソコンで再現し、棋士2人の終盤の手が将棋ソフト「電脳将棋-激差し」の手と90%の確率で一致することを指摘した。

2人の棋士とは、来栖奈穂子(相武紗季)と稲垣真理(山下リオ)の2人だった。

そして、榎本径(嵐の大野智)は「携帯電話でカンニングが行われており、犯行現場から持ち去れたのが、その携帯電話だとすれば」と推理すると、青砥純子(戸田恵梨香)は「そんははずはない」と言い、備品庫を飛び出した。

その日、昇段のかかった来栖奈穂子(相武紗季)の対局が行われる。青砥純子(戸田恵梨香)は応援に駆けつけたが、来栖奈穂子は苦しい戦いを強いられていた。

ピンチに陥った来栖奈穂子(相武紗季)が髪をかき上げると、見学していた棋士の稲垣真理(山下リオ)が部屋を出て行った。

不審に思った青砥純子(戸田恵梨香)が後を付けると、稲垣真理(山下リオ)は屋上でパソコンを起動し、将棋ソフト「電脳将棋-激差し」で来栖奈穂子(相武紗季)の対局を再現しているところだった。

その後、来栖奈穂子(相武紗季)は誰も居なくなった対局室で、将棋盤の前に座っていた。来栖奈穂子は稲垣真理(山下リオ)からの相図がこず、対局で負けていた。

青砥純子(戸田恵梨香)は「貴女には実力で戦って欲しかった」と声をかけると、来栖奈穂子は「実力で戦って負けたわ」と答えた。

来栖奈穂子(相武紗季)は、将棋ソフト「電脳将棋-激差し」と携帯電話と使って不正を行っていたことを告白するが、「自宅から電話しています。私にはアリバイがある」と言い、殺人については否定した。

しかし、榎本径(嵐の大野智)は「電話は稲垣真理(山下リオ)がかけたのでしょう」と言い、事件当日の推理をはじめた。

竹脇伸平(ゆうぞう)の部屋を訪れた来栖奈穂子(相武紗季)は、背後から竹脇伸平を刺し、不正の証拠が残っている携帯電話と部屋の鍵を持って部屋を出た。

竹脇伸平(ゆうぞう)は息が残っており、この部屋に携帯電話があったことを示す将棋盤を守るため、ドアにチェーンをかけたところで息絶えた。

来栖奈穂子(相武紗季)はホテルを出ていたが、将棋盤のことに気づいて部屋に戻る。しかし、内側からチェーンがかかっており、入ることができなかった。

榎本径(嵐の大野智)は「貴女は自白に近い行動をとっている。殺害現場で初めてお会いしたときです。貴女は手に取った将棋の駒(桂馬)を、将棋盤ではなく、将棋盤の外に置きましたよね。それで、将棋盤は『1六桂』が指される前に戻りました」と告げた。

来栖奈穂子(相武紗季)は、竹脇伸平(ゆうぞう)に不正の証拠として携帯電話を取り上げられ、デリヘル嬢のように扱われていたことを告白すと、「参りました」と榎本径(嵐の大野智)に頭を下げた。

翌日、芹沢豪(佐藤浩市)が竹脇伸平(ゆうぞう)から受けていた相談は、アダルトサイトの不正請求だったと判明する。

青砥純子(戸田恵梨香)は榎本径(嵐の大野智)に「来栖奈穂子(相武紗季)の弁護を申し出ようと思います」と落ち込んでいると、榎本径は「青砥さん(戸田恵梨香)、彼氏は居ますか?」と尋ねた。

青砥純子(戸田恵梨香)が「どうしたんですか急に?」と驚くと、榎本径(嵐の大野智)は「何か面白い話をしようと思って」と答えた。

以前、榎本径(嵐の大野智)が「どうして女性は恋愛の話をしたがるのですか?」と尋ねると、青砥純子(戸田恵梨香)は「それはもちろん面白いからですよ」と答えていた。

青砥純子(戸田恵梨香)はそれを思い出し、笑い出すと、榎本径(嵐の大野智)は「もういいです」とすねたのであった。

原作と主題歌については、『「鍵のかかった部屋」の原作と主題歌』をご覧ください。

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