もう一度君に、プロポーズ-最終回の感想

竹野内豊が出演するTBSのドラマ「もう一度君に、プロポーズ」の第10話(最終回)「ついに、人生二度目のプロポーズ!ありったけの愛を込めて君に」の感想です。

最終回のあらすじは「もう一度君に、プロポーズ-最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「もう一度君に、プロポーズ」の最終回はアンビリーバボーな結末だった。くも膜下出血を切っ掛けに5年間の記憶を失った宮本可南子(和久井映見)は、記憶を取り戻さないまま、元の鞘に戻ったので意外だった。

宮本可南子(和久井映見)は以前から、宮本波留(竹野内豊)の事を好きになりかけていたが、宮本波留が離婚を切り出し、すれ違いが生じていた。

このすれ違いを解消する役割となったのが、宮本太助(小野寺昭)の死であり、実母・西園晶子(朝加真由美)との再会だった。

最終回は急展開過ぎて、宮本波留(竹野内豊)と実母・西園晶子(朝加真由美)の心理描写が少し分かりづらかったのが残念だった。

宮本太助(小野寺昭)と西園晶子(朝加真由美)の関係も今ひとつ分からなかったのも残念だった。西園晶子については、もう少し掘り下げて欲しかった。

また、宮本波留(竹野内豊)が自動車工場「ミズシマオート」の社長を引き受ける話しや、蓮沼茂利(渡辺哲)が飲み会をするエピソードは省いて欲しかった。

ドラマ「もう一度君に、プロポーズ」のテーマが「家族」だけに、家族感を出そうとするのは分かるが、サブストーリーは省いて、宮本波留(竹野内豊)と宮本可南子(和久井映見)の心理描写を増やして欲しかった。

ドラマ「もう一度君に、プロポーズ」は登場人物の全員を良い人にしたため、ストーリーに違和感があったが、最後は宮本波留(竹野内豊)と宮本可南子(和久井映見)とが元の鞘に戻ってよかったと思う。

特に、最後のシーンで、単車にサイドカーが付いている所が非常に良かった。

現在のオートバイはサイドカーが付いていない物が主流だが、本来のオートバイにはサイドカーが付いていた。

オートバイが「単車」とも呼ばれるのは、サイドカーを切り離して単独で走るからである。

単独で走っていたバイクが、最後にサイドカーを取り付けて、本来、在るべき姿に戻ったような気がする。

それは、まるで、記憶喪失によって切り離された、宮本波留(竹野内豊)と宮本可南子(和久井映見)の関係のようである。

さて、最後の登場した子供は、宮本波留(竹野内豊)と宮本可南子(和久井映見)の間に出来た実子なのだろうか。私は、最後に登場した子供は、実子ではなく、養子だと思う。

義父の宮本太助(小野寺昭)に育てられて幸せに思った宮本波留(竹野内豊)は、自分もまた養子を迎えたのではないか。それに、単車とサイドカーは合体しても、子供は生まれないのだ。

原作や主題歌については『「もう一度君に、プロポーズ」の原作と主題歌』をご覧ください。

スポンサードリンク

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。