鍵のかかった部屋-最終回の結末のネタバレ

戸田恵梨香が出演するフジテレビの密室ドラマ「鍵のかかった部屋」の最終回(第11話)「硝子のハンマー」のあらすじとネタバレの結末ネタバレ編です。

このページは「鍵のかかった部屋-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。

翌日、芹沢豪(佐藤浩市)は「犯人は社長室に侵入していなかった。つまり、遠隔操作によって殺人が行われた」と、社長室で穎原雅樹(鈴木一真)らに推理を披露する。

介護用ロボットを開発した岩切新一(菅原大吉)は「セーフティープログラムがあるから殺人なんて出来るわけがない」と反論すると、芹沢豪(佐藤浩市)は「確かに。でも、プログラムには盲点があった」と答えて話を進めた。

介護用ロボットは対象物が落ちないようにプログラムされているが、対象物の付属品については反応しない。対象物が人間の場合、人間にかけていた毛布が落ちても、介護用ロボットは毛布には反応しない。

つまり、カウチ(ソファー)で寝ていた社長をカウチごと持ち上げれば、介護用ロボットはカウチを対象物だと認識し、社長を付属物と認識するため、カウチから社長を落とせば、社長を殺すことが出来る。

芹沢豪(佐藤浩市)は「実際にやってみましょう」と言い、介護用ロボットでカウチを持ち上げようとする。しかし、エラー音が鳴り、介護用ロボットはカウチを持ち上げることは出来なかった。

開発者の岩切新一(菅原大吉)は、「奥行きです。アームの長さ70cmより奥行きがある物は持ち上げられないんです」と教えた。

介護サービス会社「ベイリーフ」を出た芹沢豪(佐藤浩市)は廃人のようになっていた。一方、青砥純子(戸田恵梨香)は、榎本径(大野智)に電話で実験結果を報告する。

その日の夜、榎本径(大野智)は青砥純子(戸田恵梨香)らと共に社長室を訪れた。新社長の穎原雅樹(鈴木一真)らも同席する。

榎本径(大野智)は「社長室に介護用ロボットを置いている理由は、重たい物を持ち上げるためではないでしょうか。ここにある物で長さ70cm以内のもは…」と言い、介護用ロボットを操作してキャビネットを持ち上げる。

榎本径(大野智)がキャビネットの底を調べると、隠し扉だが見つかった。しかし、中は空っぽだった。榎本径(大野智)は「社長にとっては、介護用ロボットは単なるフォークリフトだったんです」と話した。

そのとき、榎本径(大野智)は、風で防弾ガラスがわずかに振動しているのに気づくと、指をチョメチョメしてガチャリと音を立て、「そうか、そうだったのか。密室は破れました」と告げた。

芹沢豪(佐藤浩市)が「教えてくれよ。どうやって社長を殺したんだ」と尋ねると、榎本径(大野智)は「それは明日、お話しします」と答えた。芹沢豪は「俺が嫌いなヤツが出た。今言えよ。ここでいえよ」とわめきだす。

翌日、榎本径(大野智)は地下室で清掃中の佐藤学(玉木宏)の元を訪れ、「貴方ですね。僕の情報を警察に流したのは。密室の解明にここまで手こずったのは初めてです」と言い、話し始めた。

貴方は窓ふきの最中にある物を見ましたね。6億円のダイヤですよ。貴方はどうにか盗めないかと盗聴機を仕掛けた。屋上の鍵は仕事中に抜け出し、合い鍵でも作っておいたのでしょう。

そして、貴方は夜間に合い鍵を使って侵入した。夜間の監視カメラはセンサー式のなっているので、赤外線を出さないよう、アルミの服を着ていれば、監視カメラには写らない。

貴方は盗聴機で、社長がコーヒーに砂糖を入れること、毎日、仮眠を取ること、6億円のダイヤの隠し場所などを知った。

しかし、社長は狙撃事件を自作自演ででっち上げ、警備システムが強化されることになった。

だから、警備システムの工事に取りかかる前に、ダイヤを盗みだし、盗聴機を回収したのですね。

佐藤学(玉木宏)は「学歴の無い清掃員がそんなことを考えつけると思いますか?終業時間なので帰らせて貰います」と言い、立ち去ろうとする。

すると、榎本径(大野智)は「玄関脇の古い洗濯機のことですが、あれだけ古いと、盗まれることはありませんよね。洗濯槽の裏にダイヤを隠し、洗濯物と水を入れておけば、カモフラージュと火災対策になる」と告げた。

佐藤学(玉木宏)は「そんなのありかよ。ウチに入ったのか」と驚くと、榎本径(大野智)は「ひとつだけ分からない事があります。あのダイヤは社長が横領した物なので盗まれても公表できない。でも、なぜ苦労して社長を殺したのですか」と尋ねた。

佐藤学(玉木宏)は「俺が盗みに入ったのは、社長が殺された前日だ」と殺人を否定すると、榎本径(大野智)は「ダイヤを盗みに入った夜に、全ての準備は整えられていた」と言い、話を続けた。

佐藤学(玉木宏)は業務が始まる前に、ゴンドラに乗って社長室の外からリモコンで介護用ロボットを操作した。

コーヒーに入れる砂糖に睡眠薬を入れておき、社長を眠らせている。介護用ロボットは眠った社長を持ち上げ、窓の方へ運び、社長の頭を窓にくっつけた。

防弾ガラスはわずかに動くように細工がされており、鈍器で防弾ガラスを強打すると、衝撃は防弾ガラスを通り抜けて、社長の頭に伝わる。

それは、ビリヤードで言う「デッド・コンボ(即死コンビネーション)」と同じ原理だった。

防弾ガラスを伝播した衝撃は頭を手術した穎原社長(佐々木勝彦)には致命的だった。しかし、即死はせず、ダイヤを隠していた場所へ匍っていき、途中で絶命した。

業務時間になり、再びゴンドラで降りてきた貴方は、社長の死体が無くなったため、焦って上に登ろうとした。その時に、ソファーの影になっていた社長を見つけた。

榎本径(嵐の大野智)が「大きな鈍器を隠せる場所は、1カ所しかありません。給水タンクの中です。見つけましたよ。ボーリングの玉を」と告げると、佐藤学(玉木宏)は話し始めた。

俺の目的はダイヤなんかじゃない。復讐することが目的だったんだ。あいつは俺のオヤジを裏切った。共同経営が傾いたとき、会社の金を持ち逃げして、オヤジとオフクロを死に追いやったんだ。

復讐の計画を建てているときに偶然、ダイヤのことを知り、殺すついでにダイヤも盗んだ。ダイヤがあれば、新しい人生が始められる。向こう側へ行けるんだ。

佐藤学(玉木宏)は「君のことは調べさせてもらった。君なら分かるだろう。俺の気持ちが」と尋ねと、榎本径(嵐の大野智)は「僕は、向こう側へ行けないとしても、自由で居たいんです」と答えた。

一方、榎本径(大野智)からの連絡を待っていた芹沢豪(佐藤浩市)は、いくら待っても連絡が来ないため、業を煮やして青砥純子(戸田恵梨香)に電話させる。しかし、榎本径の携帯電話は解約されていた。

芹沢豪(佐藤浩市)らは、東京総合セキュリティ地下にある備品管理室を訪れるが、榎本径(大野智)の鍵コレクションが無くなっていた。

そこで、芹沢豪(佐藤浩市)の携帯電話が鳴る。刑事・鴻野光男(宇梶剛士)からの電話だった。

鴻野光男(宇梶剛士)は「佐藤学(玉木宏)が自首してきました。自宅からダイヤも見つかりました。ただ、1つだけ気になることがあるんです」と告げた。

3日後、青砥純子(戸田恵梨香)が芹沢豪(佐藤浩市)に、「榎本さん(嵐の大野智)はどうしてるんでしょうね」と話していると、携帯電話が鳴った。着信表示は公衆電話になっている。

青砥純子(戸田恵梨香)が電話に出ると、榎本径(嵐の大野智)が「すみません。遅くなって。ちょっと事情がありまして、空港に居ます。臨時収入がありまして」と告げる。

芹沢豪(佐藤浩市)は青砥純子の携帯電話を奪い取ると、「盗まれたダイヤのうち1億円分のダイヤは偽物だった。お前、まさか」と追求すると、榎本径は「社長が業者に騙されたんじゃないですか」と答えた。

青砥純子(戸田恵梨香)は携帯電話を奪い返し、「どこへ行くんですか?いつ帰ってくるんですか?」と尋ねたが、榎本径(嵐の大野智)は「さあ。フライトの時間なので」と言い、電話を切った。

受話器を置いた榎本径(嵐の大野智)は、耳にイヤホンをはめると、パスポートを手にし、ニヤリと微笑むのだった。

最終回の感想は「鍵のかかった部屋-最終回の感想」をご覧ください。原作と主題歌については、『「鍵のかかった部屋」の原作と主題歌』をご覧ください。

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