山本八重が川崎尚之助と結婚して川崎八重が誕生

山本八重(新島八重)の生涯をあらすじで紹介する実話「山本八重の桜」のあらすじとネタバレシリーズ「山本八重が川崎尚之助と結婚して川崎八重が誕生」編です。

このページは「山本覚馬が失明した理由のネタバレ」からの続きです。

実話「山本八重の桜」の目次は『実話「新島八重の桜」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。

■山本八重が川崎尚之助と結婚して川崎八重へ
山本八重は19歳のとき(推定1865年)、山本家に寄宿していた日新館の講師・川崎尚之助(川崎正之助=推定27歳)と結婚して川崎八重になる。

これまでは、山本八重と川崎尚之助の2人は正式に結婚していなかったという説もあったが、2012年に山本八重のことを「川崎尚之助妻」と表記する資料が見つかっており、2人が結婚していたことが判明している。

一方、山本八重が川崎尚之助と結婚することになった経緯は何も分らない。山本八重が川崎尚之助について語った資料は無いため、山本八重が川崎尚之助をどう思っていたのかも分らない。

川崎尚之助は山本覚馬と並ぶ砲術家で、会津藩には有能な砲術家は川崎尚之助と山本覚馬の2人だけだった。しかし、川崎尚之助は会津藩士ではなかった。

京都勤務をしている山本覚馬は、京都へ川崎尚之助の派遣を要請したが、川崎尚之助が会津藩士でないため、川崎尚之助は京都へ派遣されなかった。

そこで、山本覚馬は川崎尚之助を会津藩士に取り立てるよう推挙しており、川崎尚之助と山本八重の結婚や川崎尚之助の会津藩士への登用に繋がったのではないかとされている。

藩士の娘の結婚には藩の許可が必要になるため、川崎尚之助は山本八重との結婚を前に会津藩士に登用された可能性が大きい。

さて、川崎尚之助と結婚した山本八重に危機が訪れた。なんと、父親の山本権八は、結婚を機に、山本八重に砲術の訓練を禁止したため、山本八重は鉄砲が触れなくなってしまったのである。

■山本八重の容姿
NHKの大河ドラマ「八重の桜」では、綾瀬はるかが山本八重(新島八重)を演じるため、ここで山本八重の容姿について簡単に触れておく。

山本八重は「会津のジャンヌダルク」「鵺(ぬえ)」「烈婦」「悪妻」「ハンサムウーマン」など様々な愛称で呼ばれたとされている。

山本八重の2番目の夫・新島襄も山本八重について、「決して美人ではないが、生き方がハンサムだ」としていることから、山本八重は綾瀬はるかの様に美しくはなかったと思われる。

会津時代の山本八重の容姿は詳しくは分からないが、京都時代の新島八重の容姿については、同志社英学校の生徒だった徳富蘇峰(本名は徳富猪一郎)が鋭く描写している。

徳富蘇峰(徳富猪一郎)によると、山本八重は「目尻の下がったテラテラと光る赤い顔と相撲取りのような体」をしており、「ネチネチとした会津弁」を使っていたという。

新島八重が太っていたことは、2番目の夫・新島襄も気にしており、新島襄は新島八重が持っていたハイヒールをヒールをノコギリで切り落としたこともある。

また、新島襄は余命宣告を受けたとき、自分の命よりも新島八重の体重のことを気にして、新島八重の脂肪を減らす方法を医師に尋ねている。

他にも、茶道界の資料では新島八重のことを「肥満刀自」としたものがあり、新島八重が晩年も太っていたことがうかがえる。

さて、NHKの大河ドラマ「八重の桜」では、綾瀬はるかが山本八重(山本八重)を演じるが、日本テレビ番組「日本史サスペンス劇場」では、お笑いコンビ「森三中」の大島美幸が山本八重を演じている。

これまでに様々な女優が山本八重を演じたが、歴代の演者では森三中の大島美幸が最も山本八重に似ていると、専門家も評価している。

NHKの大河ドラマ「八重の桜」では、綾瀬はるかが山本八重を演じるが、か弱いイメージの綾瀬はるかは男勝りの山本八重とは正反対のイメージだったようだ。

実話「新島八重の桜」の会津編「秋月悌次郎の左遷と薩長同盟-長州討伐と四境戦争」へ続く。

山本八重が川崎尚之助と結婚して川崎八重が誕生へのコメント

氏(名字も)は血統を表すから本来、武家は夫婦別姓なんだけどね。

武家が庶民と同じ様に夫婦同姓になるのは、明治になって西洋の真似
をし始めてから。

細かい事を言えば「川崎尚之助妻たる山本八重」が時代考証的には
正しいのだけれど、NHKのクレジットも川崎八重ですね(笑

  • 投稿者-
  • ごんべ
  • -2013年4月28日

■ごんべさんへ
コメントありがとうございます。時代考証についてですが、江戸時代の夫婦別姓については諸説があり、実際はどうであったかは、よく分からないので、「川崎八重」が間違いとは言い切れないのです。

江戸時代に女性の名前が文章に残る事はほとんど無いため、厳密に言えば、山本八重は「川崎尚之助の妻」「山本覚馬の妹」と表記しなければならないのですが、山本八重と表記するのが一般的です。

川崎尚之助についても、以前は「かわさき・なおのすけ」と発音することが一般的でしたが、川崎正之助から川崎尚之助へ改名したことが判明したため、現在は「かわき・しょうのすけ」と発音するようになりました。

  • 投稿者-
  • 管理人
  • -2013年5月1日