「フリーター、家を買う。」第1話の感想とネタバレ

ドラマ「フリーター、家を買う。」の第1話「明るかった母さんが壊れた…!」の感想とネタバレです。第1話のあらすじは「フリーター、家を買う。第1話のあらすじ」をご覧下さい。

ドラマ「フリーター、家を買う。」が始まりました。火曜9時的な味付けで、面白かったです。原作からの変更点も多く、原作を読んでいても楽しめました。

会社を辞めてフリーターになった武誠治(二宮和也)の言い訳や部屋の汚さや部屋のメタルラックが妙にリアルで、父親の小言も妙にリアルでした。

「食費として毎月3万円を家に入れる」とたんかを切った武誠治が食費を入れられなくなるのですが、母親・武寿美子(浅野温子)が「お父さんにはちゃんと入れいることにしとくから」と言って、面接の電車代として2000円を渡すシーンも実際にありそうで良かったです。

電車代2000円を貰った武誠治は原付バイクで家を出ます。母親は電車代名目でお小遣いとして2000円をあげたのか、本当に電車代だったのか。私はあえて母親の優しさだと解釈したいです。

鬱病になる武寿美子(浅野温子)も鬱病っぽくて面白かったです。ドラマ「フリーター、家を買う。」は火曜9時枠のドラマなのに、妙にリアルなので面白いです。

主人公の武誠治(二宮和也)は土木工事「大悦土木(おおえつどぼく)」でアルバイトを始め、第1話で作業現場で千葉真奈美(香里奈)と出会います。

原作では、千葉真奈美(香里奈)は武誠治が大悦土木に就職した後に登場するのですが、ドラマでは第1話から登場しています。ドラマは恋愛要素を強くしなければならないので、仕方ないと思います。

原作では、武誠治はアルバイトをしていた大悦土木に就職するのですが、公共事業削減の影響で土建屋の経営破綻が続く現状で、武誠治が土木工事会社の大悦土木に就職することに違和感が残りました。

ドラマでも武誠治は大悦土木でアルバイトを開始するので、大悦土木に就職するでしょう。ドラマでは他の業種に変更して欲しかったので、少し残念です。

武誠治(二宮和也)の姉・永田亜矢子(井川遥)は、原作とはキャラが違っていました。原作では、永田亜矢子は飴と鞭の利いた過激な性格なのですが、ドラマでは優しいお姉さんになっていたので残念でした。

原作にあった、永田亜矢子が父親の武誠一(竹中直人)と喧嘩するシーンは面白かったのに、ドラマでは描かれなかったので残念です。

原作では医学知識を持つ看護婦の姉という設定だったのですが、ドラマの永田亜矢子(井川遥)は医学知識を持っていないので、父・武誠一との関係も大きく変わってくるでしょう。

イケメンではない二宮和也を主役にしたのは正解だと思いました。武誠一の竹中直人も演技が良かったです。大悦貞夫社長の大友康平もどんぶり勘定なところが土木工事会社的で良かったです。

一番良かったのは、ハローワーク職員・北山雅彦のアンジャッシュ児嶋一哉でした。お笑い芸人が出演すると、ドラマの雰囲気を崩れるのですが、アンジャッシュ児嶋一哉は雰囲気を崩していませんでした。

高望みをする武誠治(二宮和也)に、ハローワーク職員・北山雅彦が、「結婚相談所で、相手の年収は絶対に最低1000万円以上と言う女性をどう思います?」という行は面白かったです。ドラマ「フリーター、家を買う。」の第2話も期待したいです。

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