ハピネス魔法瓶の究極の魔法瓶

草刈正雄が主演するフジテレビのハピネス魔法瓶ドラマ「PRICELESS(プライスレス)あるわけねえだろ、んなもん」の第6話「日本一の貧乏社長、誕生」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「PRICELESS(プライスレス)第6話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■プライスレス-第6話のあらすじ後編
翌日、金田一二三男(木村拓哉)は瀬遼一(草刈正雄)の元を訪れ、契約書を交わす。瀬遼一(草刈正雄)は「魔法瓶とは相変わらず、面白い男だ。どうして売れ筋の商品を作らなかったのかね」と尋ねた。

金田一二三男(木村拓哉)が「作ってみたくないですか?最高の魔法瓶ですよ」と答えると、瀬遼一(草刈正雄)は「昔、君と同じ事を言ってた男が居た。大屋敷巌(中村敦夫)、ミラクル魔法瓶の先代社長だ」と言い、昔のことを話した。

瀬遼一(草刈正雄)は調理器具会社で働いており、大屋敷巌(中村敦夫)はその時の先輩だった。その大屋敷巌(中村敦夫)は、ある日突然、金も無いのに「魔法瓶を作りたい」と言って会社を辞めたのだという。

金田一二三男(木村拓哉)が「先代が魔法瓶を作ろうと思った理由って」と尋ねると、瀬遼一(草刈正雄)は「昔の思い出だそうだ」と答えて話した。

大屋敷巌(中村敦夫)は子供の頃、魔法瓶に入った温かいお茶を貰った事があった。戦後間もなくで、ガスも無い電気も無い時代では、魔法瓶は本当に魔法のような水筒だった。そのときの感動が忘れられず、大屋敷巌(中村敦夫)は魔法瓶を作り出したのだという。

話を聞いた金田一二三男(木村拓哉)は「良かった。先代が魔法瓶を選んだ理由が、それで良かったです」と答えた。

その後、会社を出ようとしたところで金田一二三男(木村拓哉)は、広瀬瑤子(蓮佛美沙子)と出会った。

広瀬瑤子(蓮佛美沙子)は「良かった。前のフミ君に戻れるから。屋台とかじゃなくて。心配してたんだ。フミ君が変わっちゃったんじゃないかなって」と喜ぶが、金田一二三男(木村拓哉)は「俺は何も変わってないよ」と答えた。

やがて、究極の魔法瓶作りが始まる。工場を借りられる期間は1ヶ月間だけなので、2週間で究極の魔法瓶を完成させ、残りの2週間で完売させるのという計画だった。

一方、大屋敷統一郎(藤木直人)は事業に投資してもらうため、瀬遼一(草刈正雄)の元を訪れていた。大屋敷統一郎(藤木直人)は魔法瓶事業から撤退し、大々的に海外進出を図るのだという。

瀬遼一(草刈正雄)が「新しくなった会社、先代がご存命なら、どう思うかね」と尋ねると、大屋敷統一郎(藤木直人)は「賛同してくれると思います。父はビジネスには厳しい人でしたから」と答えた。

すると、瀬遼一(草刈正雄)は「私と先代は正反対でね。特に金に対する価値観が。彼はこう言っていた。金なんかいくら持っていたってあの世まで持って行けない。彼は頭の悪い男ではなかったが、損得だけで行動する人間でもなかった」と話した。

大屋敷統一郎(藤木直人)は「今の私のやり方に賛同しないとでも?」と尋ねると、瀬遼一(草刈正雄)は「失礼、そう聞こえたかな」と詫びた。

ある日、2日経っても冷えない究極の魔法瓶が完成した。みんなで完成を喜ぶが、二階堂彩矢(香里奈)は「達成感に浸るのはまだ早い。次は営業です」と檄を飛ばした。

ただ、二階堂彩矢(香里奈)によると、6万円で売らなければ、利益が出ないのだという。

金田一二三男(木村拓哉)は早速、飛び込みの営業に向かうが、6万円の魔法瓶など、どの店でも相手にされなかった。

しかたなく、金田一二三男(木村拓哉)はミラクル魔法瓶時代の取引先「エディー電気」の部長・沢渡正雄(おかやまはじ)に頼みに行く。

すると、部長の沢渡正雄(おかやまはじ)は「スペース空いてるから、売れるまで置いて良いよ。金田一さんには世話になったからね」と、あっさりとOKしてくれた。

沢渡正雄(おかやまはじ)は「それでさ。この前のウキ、良かったんだけど、壊れちゃったんだ。また作ってくれないかな?」と頼むと、金田一二三男(木村拓哉)は「いいですよ」と引き受けた。

一方、榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)は専務・財前修(イッセー尾形)から、「情報漏洩でクビになった金田一(木村拓哉)と付き合っているということは、我が社に不満があるのかね」と圧力をかけられていた。

そのころ、金田一二三男(木村拓哉)は工場で、増産について談笑していると、二階堂彩矢(香里奈)が駆け寄ってきて、「エディー電気の沢渡部長(おかやまはじめ)から電話があって、直ぐに来て欲しいって」と告げた。

金田一二三男(木村拓哉)は「絶対に追加発注ですよ」と喜んで、エディー電気を訪れる。

しかし、部長の沢渡正雄(おかやまはじめ)は「今日で魔法瓶は棚から下ろさせてもらう。実はミラクルさんから連絡があったんだ。あそこの商品は売れてるからさ。ご機嫌を損ねるわけにはいかないんだ」と頭を下げた。

金田一二三男(木村拓哉)が「分りました。ちなみに、電話があったのは財前専務(イッセー尾形)からですか?」と尋ねると、沢渡正雄(おかやまはじめ)は「君の後輩の榎本君(藤ヶ谷太輔)だ」と教えた。

金田一二三男(木村拓哉)は「あっそうだ。これ」と言い、頼まれていた釣りのウキを差し出した。

沢渡正雄(おかやまはじめ)は断ったが、金田一二三男(木村拓哉)は「いいですよ」と言い、ウキを渡してエディー電気を後にした。

金田一二三男(木村拓哉)はミラクル製作所へ戻って、みんなに結果を報告する。結局、魔法瓶は1つも売れずに、売り場まで失ってしまったため、みんな落ち込んだ。

しかし、辻(志賀廣太郎)は金田一二三男(木村拓哉)に「気にするな。お前はよくやってくれた。最後に悪あがきが出来て楽しかったよ」と礼を言った。

二階堂彩矢(香里奈)も「1ヶ月だけでも会社がやれて良かったですよね。元に戻っただけですし」と励ました。

その日の夜、エディー電気の家電売り場を訪れた1人の男が、撤去される予定になっている究極の魔法瓶を手に取っていた。男は経済雑誌「ビジネス・パートナー」の敏腕記者・能見実(香川照)だった。

原作や主題歌については『ドラマ「PRICELESS(プライスレス)」の原作と主題歌』をご覧ください。

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