とんび-第4話のあらすじとネタバレ

佐藤健が出演するTBSの重松清の原作小説ドラマ「とんび」の第4話「本当のお母さん」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

第3話のあらすじは「とんび-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「とんび」の原作や主題歌については『「とんび」の原作や主題歌』をご覧ください。

■とんび-第4話のあらすじとネタバレ
市川旭(佐藤健)が帰ろうとすると、坂本由美(吹石一恵)に「噂を聞いたの。ゲイって嘘だよね?家のこととか上手だし、もしかしたらと思って」と、ゲイ疑惑の真相を尋ねられた。

市川旭(佐藤健)は「そんな風に見えたました?…良いんですそれで。坂本さん(吹石一恵)は女友達みたいな感じでいてください」と答えた。

坂本由美(吹石一恵)の自宅を出た市川旭(佐藤健)は、「秘すれば花だ。秘すれば花」と言いながら帰路についた。

翌朝、健介(黒澤宏貴)が「旭(佐藤健)とママは恋人なの?」と尋ねると、坂本由美(吹石一恵)は「ママの会社の人で、近所に住んでるから手伝ってくれているだけよ」と答えた。

健介(黒澤宏貴)が「そんなの建前でしょ」と尋ねると、坂本由美(吹石一恵)は「ママも期待したんだけど、予防線を張られたの。お友達のような気持ちで居てくれって。変な気持ちを抱かないようにって。だから、パパになることは無いということです」と話した。

坂本由美(吹石一恵)は家ではあんなだが、会社ではあの年でディスクというやり手で、キツイ要求を笑顔で通す「微笑みの鬼」という異名を持ち、その働きぶりは「戦車」とも呼ばれている。

今、俺(佐藤健)が坂本由美(吹石一恵)に正面から切り込むことは、戦車に竹槍で切り込む事を意味する。

市川旭(佐藤健)はバリバリ働く坂本由美(吹石一恵)に目を奪われていると、女子社員から「坂本さん(吹石一恵)は女ですよ」と忠告された。

市川旭(佐藤健)が「はっ?」と困惑すると、別の同僚が「アッ君(佐藤健)がゲイかもって言ったら、面白がってさ」と話した。市川旭(佐藤健)は即座に「違うに決まってるでしょ」とゲイ疑惑を否定する。

同僚が「じゃー、どうして誰とも付き合わないのさ」と尋ねると、市川旭(佐藤健)は「それは付き合いたい人がいるからですよ」と答えた。市川旭(佐藤健)の目線の先には坂本由美(吹石一恵)の姿があった。

同僚が「もう告白したの?言わなきゃ何も始まらないよ」と尋ねると、市川旭(佐藤健)は「『秘すれば花』って言葉を知ってます?」と答え、父親・市川安男(内野聖陽)の事を話し始めた。

昭和60年(1985年)3月、市川安男(内野聖陽)が働いていると、照雲(野村宏伸)が慌てて走ってきた。照雲(野村宏伸)は、市川旭(福崎那由他)から「お母さん(常盤貴子)はなんで死んだの?」と尋ねられたのだという。

そこへ、後輩・葛原鉄矢(音尾琢真)がやってきて、「たえ子さん(麻生祐未)て子供居るんですか?嫁が、たえ子さん(麻生祐未)が男の人と会っている所を見て、『結婚する前に1度、合って欲しい』って言われてたって。離婚の理由って何だったんですか?」と尋ねた。

しかし、たえ子さん(麻生祐未)の離婚は市川安男(内野聖陽)が小学校の時の出来事で、市川安男(内野聖陽)は「嫁ぎ先が古い農家で、水が合わなかった」と聞かされていただけで詳しくは知らなかった。

その日の夜、市川安男(内野聖陽)は離婚の理由を探るため小料理屋「夕なぎ」へ行くが、たえ子(麻生祐未)が市川旭(福崎那由他)の話しをし出したため、市川安男(内野聖陽)は目的をすっかりと忘れて酔っ払ってしまった。

翌日、市川安男(内野聖陽)が倉庫で仕事をしていると、たえ子(麻生祐未)の元夫と娘・泰子(徳永えり)がやってきた。

元夫は「市川さん(内野聖陽)はたえ子(麻生祐未)の幼なじみだと聞きました。この子が嫁入り前に、たえ子(麻生祐未)に会いたいというもので、市川さん(内野聖陽)から頼んで頂けないでしょうか」と頼んだ。

市川安男(内野聖陽)は「私が言っても…」と断るが、娘・泰子(徳永えり)が「駄目なら諦めます。ずっど会いたかったんです。お願いします」と頭を下げる。市川安男(内野聖陽)は断り切れずに、引き受けた。

その日、市川安男(内野聖陽)は小料理屋「夕なぎ」へ行き、たえ子(麻生祐未)に「どんな事情があるかは知らないけど、会ってやるくらい良いんじゃないか?」と説得すると、たえ子(麻生祐未)は「私は子供を捨てたの」と言い、話し始めた。

たえ子(麻生祐未)は、古い農家に嫁いだ。ただ、姑には他に嫁にもらいたい女性が居たらしく、たえ子(麻生祐未)は姑に嫌われていた。

やがて、たえ子(麻生祐未)には娘を産んだが、娘は他の家に嫁に行くため、金食い虫だとされており、たえ子(麻生祐未)は「怠け者は娘しか産めない」などと言われ、姑から虐められるようになっていた。

そのようななか、たえ子(麻生祐未)は叔父さんに「1人産んでアソコが広がったんじゃないか」とからかわれた。今なら冗談だと分るが、その時は頭に血が上ってしまい、離婚させて欲しいと頼んだ。

このとき、姑が「どうしても離婚するなら、娘は置いていけ」という条件を出したため、娘よりも自由を選んだたえ子(麻生祐未)は娘を捨てて離婚したのだという。

たえ子(麻生祐未)は「だから、どんな顔をして会えっていうの。育ててくれた後添えさんにも悪いし、こんなことを話したところで、あの子に良いことなんて1とつもない。秘すれば花って言うでしょ」と話す。

それでも市川安男(内野聖陽)は「会ってやれよ」と説得するが、たえ子(麻生祐未)は「やっちゃん(内野聖陽)だって同じじゃない。親のことを知りたいって子を放ったらかしてさ」と答えた。

その日、市川安男(内野聖陽)が帰宅すると、市川旭(福崎那由他)が居なかった。

市川旭(福崎那由他)は、母親・市川美佐子(常盤貴子)が死んだ理由を色々な大人に聞いてまわったが、誰も教えてくれず、市川美佐子(常盤貴子)が死んだ会社の倉庫で市川美佐子(常盤貴子)の事を考えていた。

市川安男(内野聖陽)は会社の倉庫で市川旭(福崎那由他)を見つけ、「なんで俺にビシッと訊かないんだ」と尋ねると、市川旭(福崎那由他)は「お父さんがお母さんの事を想っているのは分るし、お父さんに事故の話させるのは、何か悪くて」と答えた。

真面目な顔をした市川安男(内野聖陽)は「何を聞いても受け止められるか」と尋ねると、市川旭(福崎那由他)は「うん」と答えた。

帰宅して2人で一緒に風呂に入ると、市川安男(内野聖陽)は市川旭(福崎那由他)に、市川美佐子(常盤貴子)との思い出をポツポツと話し始めた。

そして、市川安男(内野聖陽)は湯に顔を沈めると、意を決して「あの日、お母さんはお父さんをかばって死んだんだ。お父さんは良いところを見せようと思って、休みの日に、会社で荷さばきをしてたんだ。そのとき、荷物が落ちてきてよ。お母さんはお父さんを突き飛ばして、自分が下敷きになって…」と話した。

市川旭(福崎那由他)が「僕をかばったんじゃなくて?」と尋ねると、市川安男(内野聖陽)は「残念ながら大外れだ。お父さんをかばって死んだから、みんな隠してたんだ。言ってもお母さんが生き返るわけでもないしよ」と答えた。

すると、市川旭(福崎那由他)は「酷いよ。それがお母さんの最後なのに、ちゃんと言ってあげないなんて」と怒り、お湯の中に顔を沈めた。

とんび-第4話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。

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