とんび-最終回のあらすじと結末のネタバレ

麻生祐未が出演するTBSの親子鷹ドラマ「とんび」の最終回(第10話)「終幕〜父が息子へ…30年の愛と命の物語が起こす奇跡の贈り物」の最終回あらすじと結末ネタバレのネタバレ編です。

このページは「とんび-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■とんび-最終回の結末ネタバレ
ある日、市川安男(内野聖陽)は引越しの準備を進めていると、手伝っていた、たえ子(麻生祐未)が「流し台の下に貼ってあったわよ」と言い、海雲(柄本明)が死ぬ前に書いた手紙を市川安男(内野聖陽)に渡した。

市川安男(内野聖陽)は「おぉ、探してたんだよ」と喜ぶと、たえ子(麻生祐未)は「絶対になくしちゃいけないと思って隠してたのに、隠し場所を忘れちゃったんじゃないの。リストとか、そうらしいわよ」と話した。

その日、市川安男(内野聖陽)の送別会が行われた。市川安男(内野聖陽)はみんなに囲まれて泣いていた。本当に嬉しい時は、涙が出るのだという。

たえ子(麻生祐未)は、全く酒を飲んでいない葛原鉄矢(音尾琢真)に「明日はヤッちゃんを送っていくの?」と尋ねると、葛原鉄矢(音尾琢真)は「はい。俺も明日で最後なんですよ。最高です。最後のトラックでヤッさんを旭君(佐藤健)の所に送り届けられるなんて」と喜んだ。

市川安男(内野聖陽)が朝方になって目を覚ますと、もうみんな帰っていた。

市川安男(内野聖陽)が帰ろうとすると、たえ子(麻生祐未)は「これからの誕生日の分。もう毎年、渡すのは無理でしょ。元気でね、ヤッちゃん」と言い、袋一杯に入ったタバコを渡した。

市川安男(内野聖陽)は「おお、姉ちゃんもな」と言い、タバコを受け取って小料理屋「夕なぎ」を出ると、小料理屋「夕なぎ」に深々と頭を下げて、小料理屋「夕なぎ」を後にした。

その日、市川安男(内野聖陽)は葛原鉄矢(音尾琢真)が運転するトラックに乗り込み、思い出の場所を1つ1つ廻ると、これまでの思い出が走馬燈のように蘇った。

やがて、市川安男(内野聖陽)は東京へ到着し、市川旭(佐藤健)との同居生活が始まった。

ただ、市川安男(内野聖陽)は、「俺さ、田舎に帰ることにしたんだ」と話している東京の若者を見てから、ずっと考え込んでいた。

その日の夜、市川安男(内野聖陽)は、市川旭(佐藤健)に「すまん。俺はやっぱり、ここに住めない」と頭を下げた。

市川旭(佐藤健)が「こうなるんじゃ無いかと思ってた。やっぱり、田舎のみんなの事が心配?」と尋ねると、市川安男(内野聖陽)は「それもあるけど、俺がお前の親だからだ。俺がここに来たら、お前が逃げてくる場所が無くなるだろ。東京で暮らしていけなくなったら、どうするんだ。お前がケツをまくって逃げる所が無くなるじゃないか」と答えた。

そして、市川安男(内野聖陽)は「俺もここに居たら楽しいと思うよ。でも、俺は親だから、遠くで笑ってなければいけないんだよ」と告げた。

親であり続けろ。それは、亡き海雲(柄本明)が市川安男(内野聖陽)へ送った手紙に書かれていた言葉だった。

翌日、たえ子(麻生祐未)が小料理屋「夕なぎ」で料理の仕込みをしていると、店の戸が開いた。

たえ子(麻生祐未)が「すみません。まだ…」と客を断ろうと顔を上げると、市川安男(内野聖陽)が立っていた。

たえ子(麻生祐未)が「何してるの?」と驚くと、市川安男(内野聖陽)は「パトロールだ。出戻りのババアが死体で発見されると寝覚めが悪いだろ。ビールくれ。腹も減ってるから適当に」と言い、席に座った。

たえ子(麻生祐未)は「ここはアンタの台所じゃないんだからね」と涙を堪えた。

その日の夜、市川安男(内野聖陽)は照雲(野村宏伸)の寺で世話になっていると、葛原鉄矢(音尾琢真)が飛び込んできた。

葛原鉄矢(音尾琢真)は「どういうことですか?会社を辞めるって。俺に東京勤務を譲って戻ってきたんですか?俺はヤッさんと旭君(佐藤健)を引き裂いてまで、仕事を貰いたくないですよ」と捲し立てた。

すると、市川安男(内野聖陽)は葛原鉄矢(音尾琢真)を殴り飛ばし、「なんでテメエごときのために帰ってこなきゃいけないんだ。俺が戻ってきたのは旭(佐藤健)のためだ。俺が行かないって言ったら、萩本さん(高橋和也)が『他の奴を探さなければならない』ってゴチャゴチャ言うから、お前なら安全第一も身に染みてると思って話したんだ」と話した。

平成12年(2000年)の早春、市川安男(内野聖陽)が小料理屋「夕なぎ」の厨房で働いていると、市川旭(佐藤健)から電話がかかってきた。

健介(黒澤宏貴)が「友達の家に遊びに行く」と言って家を出たきり、帰ってこないから、そっちに行ってないか、という確認の電話だった。

市川安男(内野聖陽)は「念のため、探しに行ってくる」と言い、小料理屋「夕なぎ」を飛び出すと、店の前に健介(黒澤宏貴)が立っていた。

市川安男(内野聖陽)は驚いたが、「でかした。1人でここまで来るなんて、大したもんだ」と褒めると、健介(黒澤宏貴)を抱きかかえた。

そして、市川安男(内野聖陽)が「お父さんが心配してたぞ」と話すと、健介(黒澤宏貴)は「コウスケがいるから。やっぱり可愛いよね。コウスケの方が顔も似てるし」と落ち込んだ。

市川旭(佐藤健)には、自分の血を引く赤ちゃん「コウスケ」が生まれており、市川旭(佐藤健)も坂本由美(吹石一恵)もコウスケにかかりっ放しになっていた。構って貰えない健介(黒澤宏貴)は、ずっと寂しい思いをしていたのだ。

翌日、市川安男(内野聖陽)は健介(黒澤宏貴)を海岸へ連れて行き、砂遊びをしながら、健介(黒澤宏貴)に「実は健ちゃん(黒澤宏貴)に謝らなければならないことがある」と言い、市川旭(佐藤健)が子供を作った理由を話した。

市川旭(佐藤健)が子供を作ったのは、市川安男(内野聖陽)と市川美佐子(常盤貴子)との血を引く子供を、市川安男(内野聖陽)のために残してあげたかったからだ。

そう打ち明けた市川安男(内野聖陽)は、「お父さん(佐藤健)はヤッさん(内野聖陽)のために弟を作ったんだ。健ちゃんに寂しい思いをさせたのは、ヤッさんのせいだ。すまん」と言い、健介(黒澤宏貴)に頭を下げた。

そこへ、市川旭(佐藤健)がやってくる。市川旭(佐藤健)は健介(黒澤宏貴)の頬をはり、「どれだけ心配したと思ってるんだ」と怒ると、健介(黒澤宏貴)を強く抱きしめた。

市川安男(内野聖陽)は坂本由美(吹石一恵)に「俺にも抱っこさせてくれ」と言い、坂本由美(吹石一恵)からコウスケを受け取ると、「たまにはアッチも抱っこしてやれ」と助言した。

すると、坂本由美(吹石一恵)も健介(黒澤宏貴)の元へ駆け寄り、市川旭(佐藤健)と一緒に健介(黒澤宏貴)を抱いた。

その後、市川旭(佐藤健)が市川安男(内野聖陽)に「子育てって難しいよね。区別しているつもりは無かったのに」と相談すると、市川安男(内野聖陽)は「健ちゃん(黒澤宏貴)には、そう見えてしまったってことだ」と答えた。

そして、市川安男(内野聖陽)は「偉そうに育てようとするからいけないんだ。親なんて大したもんじゃないんだよ。子供よりちょっと長く生きているだけで。子育てなんて間違いの連続だ。それでも、ありがたいことに、子供はちゃんと育ってくれるんだ。大丈夫だよ、健ちゃん(黒澤宏貴)は。ここまで1人で来たんだぞ。お前よりも、よっぽどたくましい」とい話した。

市川安男(内野聖陽)は「けどよ、親が1つだけ、どうしても子供にしてやらないといけない事がある。それは、子供に寂しい思いをさせない、ということだ。寂しさってのは、雪みたいに降り積もって、いつの間にか心をガチガチにするんだってよ。だから、親は海になって、笑ってなければいけないんだ。海には雪が積もらないから。昔、和尚(柄本明)が言ってた。俺が出来てたかは知らないけど」と話した。

市川旭(佐藤健)が「頑張らなければね。俺は2人分だし」と答えると、市川安男(内野聖陽)は「頑張っても、どうにもならなければ、俺が助けてやる。たとえば、健ちゃん(黒澤宏貴)とコウちゃんが同時に溺れてたとするだろ。お前は真っ直ぐ、健ちゃんの所へ行け。俺はコウちゃんの所へ行く。そうしたら、2人とも助けられるからな」と話した。

それを聞いた市川旭(佐藤健)は、「俺が編集したんだ。読んでよ」と言い、小説「とんび」を市川安男(内野聖陽)に渡した。

そして、市川旭(佐藤健)は「俺は不幸だなんて思ったことは1度も無いんだよ。暖かかったから。だから、オヤジは俺の海だったんだよ。ありがとう。お父さん」と礼を言うと、涙を堪える市川安男(内野聖陽)に気を遣って、坂本由美(吹石一恵)と健介(黒澤宏貴)の所へと歩いていった。

市川安男(内野聖陽)は市川旭(佐藤健)ら家族4人を観ていると、これまでのことが走馬燈のように蘇る。

そして、市川安男(内野聖陽)が「なぁ、お母さん、お母さんもポカポカしとるか?」と尋ねると、市川安男(内野聖陽)の隣で市川美佐子(常盤貴子)が「はい」と答えたのであった。

ドラマ「とんび」の最終回の感想は「とんび-最終回の感想とDVD」をご覧ください。

ドラマ「とんび」の原作や主題歌については『「とんび」の原作や主題歌』をご覧ください。

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2013年は40歳になったアキラとヤスが気になって仕方ないです。
2013年現在までの続編を作って欲しい

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  • HIRO