ごちそうさん-第35話のあらすじとネタバレ

杏がうどんを食べて感動するNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第6週・第35話「こんぶねーしょん」のあらすじとネタバレです。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第35話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)は、西門悠太郎(東出昌大)の「腹を減らして、明日の夜、美味い物でも食べに行きましょう」と約束を心の支えに断食を続けた。

一方、部屋を出た西門悠太郎(東出昌大)が1階へ降りると、西門和枝(キムラ緑子)らが集まっていた。

西門静(宮崎美子)が卯野め以子(杏)の様態を心配すると、西門悠太郎(東出昌大)は「明日の夕方、専門の病院に連れて行くんで、それまでは寝かせといてください。食事は取りたくないって言うているんで、無理には食べさせないでください」と頼んだ。

西門和枝(キムラ緑子)が「大きい柄して、体が弱いんやね」と嫌みを言うと、西門悠太郎(東出昌大)は「そうですね。姉さんに迷惑をかけるかもしれないので、別居した方が良いかもしれませんね。今日、明日は各自で食事するようにしてください」と言い残し、仕事へ戻った。

西門悠太郎(東出昌大)が市役所に戻ると、藤井耕作(木本武宏)が西門悠太郎(東出昌大)を呼び、「大村さん(徳井優)が、君は木造には向いてないから外してくれって言うんや。すぐにコンクリートの仕事に入れるように調整するから、それでええか?」と尋ねた。西門悠太郎(東出昌大)は「はい」と答えた。

翌日の夜、断食を終えた卯野め以子(杏)の希望により、2人は断食をするきっかけとなったうどん屋へと足を運んだ。

西門悠太郎(東出昌大)が「ほんまに、ここでええの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「うん。一番違いが分かるし」と答えた。

注文のうどんが出てきたが、卯野め以子(杏)はすでに箸を持つ力も尽きており、店主は「この人、大丈夫かいな。うどん屋やのうて病院に行った方がええんとちゃうか」と心配する程だった。

西門悠太郎(東出昌大)は「大丈夫です。うどんを食べたら治るので」と言い、店主からスプーンを借りると、うどんの汁を卯野め以子(杏)の口に流し込んでやった。

すると、卯野め以子(杏)はうどんの汁の味に反応し、ガバっと起き上がると、ものすごい勢いでうどんをすすった。

卯野め以子(杏)は次々とおかわりを注文し、どんぶりが山のように積み上げられ、最後の1杯を飲み干すと、満面の笑みで「ごちそうさん」と告げた。

さて、うどん屋を出て帰路についた卯野め以子(杏)は、「昆布出汁ってカツオより、まろやかなのね。分からなかったことが、分かるんだもん。目の前が、ばーって開けたみたい。これからは私、大阪の食べ物もどんどん美味しくなるのよ。もう楽しみで、楽しみで」と喜んだ。

それを聞いた西門悠太郎(東出昌大)は「あなたは凄いですね。そうやって、どんどん変わっていって。初めは料理も勉強も出来なかったのに。変わらないといけませんね、僕も。ままならぬ場所でもやっていけるように」と決意した。

その後、西門悠太郎(東出昌大)は卯野め以子(杏)と別れて市役所へ行くと、大村宋介(徳井優)が過去に引いた木造校舎の図面を広げ、入り口や部屋の配置などをチェックした。

一方、帰宅した卯野め以子(杏)は、台所で昆布を撫でながら、「ワシはそなたの良さに気づかずにおった。すまなかったの。これからは、嫌というほど、かわいがってやるからの」と誓った。

翌日、卯野め以子(杏)は泉源太(和田正人)に預けたぬか床を混ぜに行くと、昨日は泉源太(和田正人)が混ぜてくれていた。

卯野め以子(杏)は「ありがとう。源ちゃん(和田正人)はこういう時に頼りになるね」と感謝すると、「あ、もう1つ頼りにして良い?」と頼み、泉源太(和田正人)に昆布屋を紹介して貰った。

卯野め以子(杏)は昆布屋の主人・定吉から、いろいろな昆布の種類を教わり、料理によっても向き不向きの昆布があることを教わった。

卯野め以子(杏)が「まずは、とっても美味しいお出汁を作れるようになりたいです」と頼むと、昆布屋の店主は「それなら、『おつい』がええな。汁物や。それこそ、出汁だけで勝負する椀物や」と言い、出汁の取り方を教えた。

その後、昆布出汁の取り方を教えて貰った卯野め以子(杏)は、泉源太(和田正人)の肉屋で台所を借り、出汁を取とってみる。

試食した肉屋の店主や泉源太(和田正人)は「昆布とカツオの香りがええな」と満足したが、卯野め以子(杏)は「うどん屋で教えて貰ったのと、あんまり変わらないかな」と納得が出来ず、「私、もう1度、定吉さんの所(昆布屋)に行ってくる。煮干しとかシイタケとか、いろいろ合わせを試してみたらいいって言ってたし」と言い残して、肉屋を飛び出した。

泉源太(和田正人)は、そんな卯野め以子(杏)を見て、「昔のままや」と懐かしがった。

その日、西門和枝(キムラ緑子)が帰宅すると、膳に何種類ものおつゆが並んでいた。

西門和枝(キムラ緑子)が「何やのこれ?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「昆布は産地によって微妙に味が違います。それに合わせるものが、かつお節・煮干し・あご・・シイタケ・干し貝柱、各種ご用意しました。一緒に西門家の味を追求しましょう」と告げた。

しかし、西門和枝(キムラ緑子)は「阿呆らしい。この人らが美味しい言うたのだけ、後でもらうわ」と言い、2階へ上がってしまった。

このため、西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)の2人が大量のおつゆを飲んでいく羽目になる。

一方、西門悠太郎(東出昌大)は就業時間を終えても1人で市役所に残り、図面を引いた。

その日の夜、西門悠太郎(東出昌大)が帰宅すると、膳と大量のお椀が積み上げられていた。

それを見た西門悠太郎(東出昌大)は、東京時代に卯野め以子(杏)が「一緒に西門さんにとっての世界一の塩むすびを探求しましょう」と言って様々な種類のおにぎりを作った事を思い出し、「また、やったんですか」と懐かしがった。

そして、西門悠太郎(東出昌大)が「で、どうでした?」と尋ねると、卯野め以子(杏)が「敵わないって。和枝さん(キムラ緑子)のおついには」と落ち込んだ。

西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)の2人が大量のおついを試飲した後、卯野め以子(杏)が「どれが一番好き?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は「一番は無いです。お姉ちゃん(キムラ緑子)のおついの方が美味しい」と答えていたのだ。

卯野め以子(杏)が「そんなに美味しいの?和枝さん(キムラ緑子)のおつい」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)「まぁ、姉さん(キムラ緑子)の味というよりも、死んだお袋の味と言った方が良いと思います」と答えた。

卯野め以子(杏)は「それって、西門の味ってことよね」と言い、うなだれたのであった。

ごちそうさん-第6週・第36話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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