ARX9・ザ・ラスト・クイーン

ARX9・ザ・ラスト・クイーンは木村拓哉の妹だったTBSのSFドラマ「安堂ロイド-A.I. knows LOVE?」の第8話「想いは奇跡をうむ、誕生の夜」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「安堂ロイド・第8話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■安堂ロイド・第8話のあらすじとネタバレ後編
その日、帰宅した安堂麻陽(柴咲コウ)は、充電中の安堂ロイド(木村拓哉)に「ごめんね、何度も思い出してって言っちゃったけど、一番つらいのはロイドなんだよね。もう思い出してなんて言わない。思い出せなくても構わない。私がちゃんと覚えてるから、ロイドとのこと、全部。ずっと覚えてるから」と話しかけ、寄り添った。

そのとき、ベッドのサイドテーブルの下にあった縫いぐるみからデータが抜けだし、隣の部屋にある沫嶋黎士(木村拓哉)のパソコンの前へと移動した。注釈:縫いぐるみはサプリ(本田翼)がいつも持っていたもの。

すると、データが角城元(平岡祐太)になり、パソコンを操作を始めた。

そのとき、数人の男が安堂麻陽(柴咲コウ)のマンションの鍵を開け、部屋に入ってきた。安堂ロイド(木村拓哉)は危険を察知すると、充電モードから復帰して立ち上がる。

安堂麻陽(柴咲コウ)が入ってきた男達に「貴方達なんなの。記者会見の時の…」と驚くと、男性は警察手帳を見せ、「公安の者です。この部屋に盗聴器が仕掛けられているという情報を得ました。ご協力いただければ、手荒なまねはしません」と告げる。

すると、ベッドルームを調べていた公安が、ベッドのサイドテーブルの下にある縫いぐるみを発見した。安堂麻陽(柴咲コウ)は縫いぐるみを見て「これ、いつのまに」と驚く。

さて、縫いぐるみを持ち帰った公安は、刺客のアンドロイドに縫いぐるみを届ける。

アンドロイドが縫いぐるみに「やっと見つけることが出来ました。ご無事で何よりです。角城さん(平岡祐太)。直ぐに新しいボディーを用意します。共に安堂麻陽(柴咲コウ)とARX2-13(木村拓哉)を倒しましょう」と告げる。

すると、縫いぐるみから出てきた角城元(平岡祐太)は「まて、我々がやってきた事は、本当に正しいのか?分からなくなった。私は殺されてデータの状態になり、縫いぐるみの中で様々なものをみた。人間や人間に近い心を持ったアンドロイドに私の心は揺り動かされた。そこにあるのは愛ではないのか」と答えた。

アンドロイドが「何を仰っているのですか?愛など性衝動が起こすバグ。理性を無茶苦茶にする凶器です。思考回路がおかしくなり、理性的判断が出来ない状態です。理性を取り戻してください」と告げた。

しかし、角城元(平岡祐太)は「断る。私はもうポリスクラウドには戻らない」と拒否する。

すると、アンドロイドは「裏切り者は処理する」と言い、ポリスクラウドに角城元(平岡祐太)の原子還元処理を申請した。

そのころ、安堂麻陽(柴咲コウ)のマンションでは、沫嶋黎士(木村拓哉)のパソコンが勝手に作動して5Dプリンターをインストールし、机の引き出しから、サプリ(本田翼)をプリントアウトした。

すると、サプリ(本田翼)は瞬間移動し、角城元(平岡祐太)の原子還元処理を実行しようとするアンドロイドの前に現れた。

そして、サプリ(本田翼)は「これは私のです。返していただきます」と言い、縫いぐるみを奪うと、再び、安堂麻陽(柴咲コウ)のマンションへと瞬間移動した。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「貴女、たしか、サプリよね。ロイドの支援機の?」と尋ねると、サプリ(本田翼)は「サプリとは何ですか?ロイドとは何ですか?私は『RXSラッキー7R』。角城(平岡祐太)が13分前にプリントアウトしました」と答えた。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「貴女も記憶が無いんだ。もしかして感情も?」と驚くと、サプリ(本田翼)は「記憶は13分前から全て記録されています。感情のプログラムは搭載されていません」と答えた。

そして、サプリ(本田翼)は安堂ロイド(木村拓哉)に気づくと、「ARX2-13(木村拓哉)を認識しました。コマンドアプセクトしました。ARX2-13(木村拓哉)の記憶回路を修復します」と言い、安堂ロイド(木村拓哉)の脇腹に指を差し込んだ。

すると、安堂ロイド(木村拓哉)は崩れ落ち、これまでの記憶がフィードバックし始めた。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「ロイド?」と心配すると、安堂ロイド(木村拓哉)は「そうだ。俺は安堂ロイドだ」と答えて立ち上がった。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「ロイド。良かった。私のこと、覚えてる?」と言って抱きつくと、安堂ロイド(木村拓哉)は「当たり前だ。破壊されるまで、君を忘れるわけがない」と答えた。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「嘘つき。忘れてたじゃない。私のこと」と泣くと、安堂ロイド(木村拓哉)は「物理的なトラブルは、やむを得ない」と答えた。

安堂麻陽(柴咲コウ)は「心配したんだから。ロイドが居なくなっちゃったような気がして」と泣くと、安堂ロイド(木村拓哉)は「済まなかった。もう、これからは心配をかけないような気がする」と答えた。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「嘘だね」と怒ると、安堂ロイド(木村拓哉)は「俺に嘘をつく機能は無い」と答えた。すると、安堂麻陽(柴咲コウ)は「お帰りなさい」と言って安堂ロイド(木村拓哉)に抱きついた。

そこで、安堂ロイド(木村拓哉)はサプリ(本田翼)に気づいて、「サプリ」と驚くと、サプリ(本田翼)は「私はRXSラッキー7Rです。サプリではありません」と答えた。

安堂麻陽(柴咲コウ)は「彼女も記憶が無いの」と教えると、安堂ロイド(木村拓哉)は「サプリ(本田翼)から貰った感情のプログラムで、俺は色々な事を知ることが出来た。今、俺に必要なのはただの支援機ではない」と言い、サプリ(本田翼)の背後に回ると、サプリ(本田翼)の耳に指を挿入した。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「ロイド、何するの?」と驚くと、安堂ロイド(木村拓哉)は「感情のプログラムをインストールしている。俺が預かった感情のプログラムをお前にも分ける。戻ってこいサプリ(本田翼)」と告げた。

すると、サプリ(本田翼)は「触らないでよエッチ。ウザイんだけど、こっちは感情を無くして清々してたのに。何で返したりするの」と、わめきだした。

安堂ロイド(木村拓哉)は「うるさい、黙れ」と命じると、サプリ(本田翼)は「うるさくさせたのはお前だろ。余計な思いまでくれちゃって。むっつりスケベ。お邪魔虫はこの辺でドロンしますわ」と言って立ち去ろうとした。

しかし、サプリ(本田翼)は「大事なことを忘れてた」と言って戻ってきて、縫いぐるみをパソコンの側に置いて、パソコンを操作した。

すると、5Dプリンターが机から、角城元(平岡祐太)をプリントアウトした。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「誰なの?」と驚くと、サプリ(本田翼)が「角城元(平岡祐太)。元ポリスクラウドの連中のボスだにゃ」と紹介した。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「じゃー、敵ってこと?」と驚くと、角城元(平岡祐太)は「初めは敵でした。今は味方です。私は一度、貴方の妹機(桐谷美玲)に殺されました。正式名称はARX9・ザ・ラスト・クイーン。貴方のデータやポリスクラウドのデータを元に作られた最新鋭機だ。彼女はとても強い、とても賢い、そして、とても恐ろしい」と告げた。

角城元(平岡祐太)は「私は彼女に殺されてデータになり、コマンドを失ったおかげで、色々と考えることが出来た。本当は何が正しくて、何が間違っているのか。一度死ななければ、分からないままだった」と話した。

そして、角城元(平岡祐太)が「2113年の警察サイドの事で知りたいことがあれば、お教えしますよ」と告げると、安堂麻陽(柴咲コウ)は「どうして、あいつらは私の命を狙うの?」と尋ねる。

角城元(平岡祐太)は「それは、沫嶋黎士(木村拓哉)の思いです。沫嶋教授の貴女への思いが、2113年と2013年をつなぐゲートを閉じているのです」と言って話し始めた。

沫嶋教授(木村拓哉)は思いが時空を超えるという研究をしていました。そして、思いが素粒子であることを発見した。

2011年3月11日、東日本大震災が起こったとき、多くの人が願いました。自分の生活の事よりも、誰かを救いたいと強く思った。

そのとき、素粒子観測装置に新たな反応がありました。今まで発見されていない、全く新しい素粒子の反応が。それは、地震によるノイズだと考えられていました。しかし、沫嶋教授は、それを思いの素粒子ではないかと推論し、素粒子の発見に至った。

その研究により、虫の知らせやテレパシーが素粒子の結果だと科学的に証明された。沫嶋教授はその素粒子を使い100年後の未来と通信するゲートを開いた。

しかし、それは危険だと判断したのでしょう。直ぐにゲートを閉じた。それは、恋人である安堂麻陽(柴咲コウ)を守りたいという強い思いからだったようです。

沫嶋教授は殺されましたが、その思いが残り、ゲートを閉じている。その思いの先にあるのは、安堂麻陽(柴咲コウ)、貴女だ。だから、ポリスクラウドは貴女を殺せば、沫嶋教授の思いが消え、ゲートが開くと信じています。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「黎士(木村拓哉)は今、どこに居るの?」と尋ねると、角城元(平岡祐太)は「沫嶋黎士(木村拓哉)はポリスクラウドによって殺されましたが、その脳がデータ化され、100年後の2113年に運ばれました。最近入った情報によると、沫嶋黎士(木村拓哉)の脳データは未来で破壊されたそうです。にもかかわらず、ゲートが復旧しないのはおかしい。科学的にはあり得ない。どこかに脳データが分散して隠されているのか、誰かが他の方法で閉じているのか」と答えた。

安堂麻陽(柴咲コウ)が「黎士(木村拓哉)はまだ死んでいない。感じるもの」と告げると、角城元(平岡祐太)は「そうかも知れませんね。沫嶋黎士(木村拓哉)が殺されたのも作戦だったと思われます。沫嶋黎士(木村拓哉)は死んだ後にテータ化されて2113年へ運ばれていることを予測していた。そして、100年先の未来から、5Dプリンターなどを使い、貴女(柴咲コウ)を守ることを考えていたのでしょう」と話した。

それを聞いた安堂麻陽(柴咲コウ)は、「黎士(木村拓哉)はそこまでして私を」と泣き出す。

そのころ、刺客のアンドロイド2機は、アップグレードを完了したのであった。

安堂ロイド-第9話のあらすじとネタバレ」へ続く。

ドラマ「安堂ロイド-A.I. knows LOVE?」の原作と主題歌は「「安堂ロイド A.I. knows LOVE?」の原作と主題歌」をご覧ください。

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