ごちそうさん-第57話のあらすじとネタバレ

杏がハモニカ作りに挑戦するNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第10週・第57話「祭りのハーモニー」のあらすじとネタバレです。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第57話のあらすじとネタバレ
西門静(宮崎美子)が「あなた、男できたやろ」と告げると、西門和枝(キムラ緑子)は「なんや、悠太郎さん(東出昌大)、昨日のこと言うたん?」と尋ねた。

西門悠太郎(東出昌大)は慌てて「言うてないですよ」と否定すると、西門和枝(キムラ緑子)は「別に言うてもいいけどな」と言い、食事を続けた。

西門静(宮崎美子)が「なんや、あんたら知ってたん?」と驚くと、西門悠太郎(東出昌大)は「あ、僕がたまたま見たんです」と答えて動揺した。

西門和枝(キムラ緑子)が「けど、言ってはるような関係とちゃいますで。株式のことを教えてもうてるだけです」と話すと、西門静(宮崎美子)が「せいぜい、騙されんようにな。金目当ての詐欺かもしれん。あんさんには他に何も無いがな。若くもないし、色気も無いし」と忠告した。

西門和枝(キムラ緑子)は「男っ気が無いからって、ひがまんといてくれます」と答えると、西門静(宮崎美子)が「男っ気?え?株式を教えてもろうてるだけの清い関係と違いましたん?」と呆れた。

西門和枝(キムラ緑子)は「ワテはちゃんと人を見ますさかい。家族を放り出して逃げるような男に、騙されたりせんさかい、安心しておくれやす」と告げると、西門静(宮崎美子)は「よう言うわ。アンタの父親やろ」と呆れた。

西門和枝(キムラ緑子)が「あんさんを連れてきはった時から、もう親とは思ってませんさかい」と答えると、西門静(宮崎美子)は「あの親にして、この子ありやな。こんな家に関わらんかったら良かったわ」と呆れる。

西門和枝(キムラ緑子)が「ほな、出て行きはったら。全く、構いませんで」と告げると、西門静(宮崎美子)は「ウチわな、アンタの父親に頼まれて、芸子を辞めたんでっせ。一端の芸子やったんを、アンタの父親のせいで、人生をワヤにされたんやんか。よう、そんな口が利けるな」と怒った。

西門和枝(キムラ緑子)が「そやから、いつでも戻りはったら良いのに。一度もあんさんを引き留めたことはありませんで。勝手に居座り突いたのは、あんさんやろ」と吐き捨てると、西門静(宮崎美子)は激怒して2階へと上がった。

その後、卯野め以子(杏)は西門静(宮崎美子)の部屋におむすびを持って行くと、西門静(宮崎美子)はおむすびを食べながら、「貴女はどう思う?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)は「私は、来て、まだ半年も経ってませんが、何度も出て行ってやるって思いました。お静さんはもっとだと思います」と答え、「お父さんが居なくなって、芸者さんに戻ろうって考えたりしなかったんですか?」と尋ねた。

西門静(宮崎美子)は何も答えず、「ごちそうさん」と言って、食べていたおむすびをお皿に戻した。

その日、卯野め以子(杏)が、西門静(宮崎美子)の事を考えながら、喫茶店「馬介」でホイップクリームを泡立てていると、室井幸斎(山中崇)が「分かったよ」と言って喫茶店「馬介」に飛び込んできた。

そして、室井幸斎(山中崇)は「分かったよ。ハモニカはお菓子だ。昔、天神祭の夜店で一時期出てたお菓子だって」と報告した。

卯野め以子(杏)が「どんな?」と尋ねると、室井幸斎(山中崇)は「白くてフワフワで、キューッと甘くて。ハモの湯引きに似てるから『ハモに似ているか』。それが、語呂が悪いから、みんな『ハモニカ』って呼んでたんだって」と教えた。

それを聞いた卯野め以子(杏)は、喫茶店「馬介」を飛び出し、師匠・西門正蔵(近藤正臣)の元を訪れ、ハモニカについて尋ねた。

西門正蔵(近藤正臣)は、お菓子のハモニカを知っており、話の種に食べたことがあるのだが、その頃は料理に興味が無かったため、ハモニカの作り方までは知らなかった。

西門正蔵(近藤正臣)が「なんで?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「お静さん(宮崎美子)が食べたがっているかもしれないんです。何かご存じありません?お静さんとハモニカの関係。もう師匠だけが頼りなんです」と尋ねた。

西門正蔵(近藤正臣)は「かもしれない?」と不思議がりながらも、西門静(宮崎美子)とハモニカの接点を頑張って考えたが、何も思い出せず、直ぐに諦めた。

すると、卯野め以子(杏)は「師匠はどう思ってるんです?お静さんのこと。師匠が引かせてきたんでしょ」と尋ねる。

西門正蔵(近藤正臣)は「そうや、初めて会った頃は、そこそこ年は行ってたけどな、三味線は上手いし、話は面白いし、そらまー、笑った顔が可愛らしいねん。愛嬌のあるええ芸子やったな」と言い、話し始めた。

西門正蔵(近藤正臣)は一目惚れして、「嫁に来てくれ」と拝み倒したが、西門静(宮崎美子)は「奥さんが亡くなってから、1年も経ってないのに、何を考えてはりますねん」と相手にしなかった。

そこで、一計を考えた西門正蔵(近藤正臣)は、大枚をはたいて1人で西門静(宮崎美子)を座敷に呼び、「今日は最後や付き合って」というて、酒に付き合わせた。

そのとき、西門正蔵(近藤正臣)は酒の中に薬を入れ、西門静(宮崎美子)を酔っ払わせた。

そこで、西門正蔵(近藤正臣)は、酔っ払って寝ようとしている西門静(宮崎美子)の手を取り、「一緒になります」と一筆書かせたのだという。

話を聞いている卯野め以子(杏)の顔はどんどんと曇っていき、最後には汚い物を見るような目で、西門正蔵(近藤正臣)を見る。

西門正蔵(近藤正臣)は卯野め以子(杏)の目など気にせず、「一筆取ったら、こっちのもんや。『アンタ、これ書いたやろ』言うて引かせたんや」と得意げに話す。

卯野め以子(杏)が「それで、面倒くさくなったら、ポイッですか?」と呆れると、西門正蔵(近藤正臣)は「ポイッはしとらんで。ワシが居らんようになっただけや」と答えた。

呆れた卯野め以子(杏)は「師匠、お静さんの笑顔が可愛らしかった、と言いましたよね。今は目がつり上がってますよ。師匠のせいですからね」と怒って帰ってしまう。

さて、喫茶店「馬介」に戻った卯野め以子(杏)は、「信じられない。いい加減で、女ったらしで、お静さんの言ってた通りじゃない」と怒りながら、かき氷の氷を削る。

高木馬介(中村靖日)が「ハモニカは?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「そうよ。ハモニカも分からなかったわよ」と怒った。

高木馬介(中村靖日)が「ほな、どうするの?ハモニカ」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「作らない」と答えた。

高木馬介(中村靖日)は「白くて、フワフワなんやで。きゅーんと甘酸っぱくて、ハモの湯引きに似てる幻のお菓子なんやで。作りたくないの?作らないでいいの?食べたくないの?」と誘惑すると、卯野め以子(杏)は「それは…」と心が揺れる。

すると、室井幸斎(山中崇)が「お母さん、喜ぶんじゃないかな。ハモニカが出てくるまで、子供がお菓子を待ってるような顔をしてたよ」とそそのかし、堀之端桜子(前田亜季)も「幻のお菓子が天神祭の日に出てきたら、きっと、お静さんは喜ぶわ」と言って援護射撃をした。

卯野め以子(杏)は「でも、踏み込むなって、言われてるし」と困るが、西門希子(高畑充希)が「やってみましょ。天神祭なんやし」と説得すると、卯野め以子(杏)はハモニカ作りを決意した。

その後、帰宅した卯野め以子(杏)は、「白くてフワフワ」になりそうな食材を書き出し、幻のお菓子「ハモニカ」の正体を考える。

一方、西門静(宮崎美子)は置屋を訪れ、「もう潮時ですさかい」と言い、女将に芸子への復帰を相談したのであった。

ごちそうさん-第10週・第58話のあらすじとネタバレ」へ続く。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。