僕のいた時間-あらすじとネタバレの後編

夕輝壽太が自殺するフジテレビの筋萎縮性側索硬化症(ALS)ドラマ「僕のいた時間」の第1話「難病と闘い今を生きる青年の物語!あなたは全力で生きてますか?」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「僕のいた時間-あらすじとネタバレ」からの続きです。

■僕のいた時間-あらすじとネタバレの後編
ある日、澤田拓人(三浦春馬)が面接の順番待ちをしていると、隣の席で坂下柊二(夕輝壽太)が必死に自己アピールの文章を暗唱していた。

澤田拓人(三浦春馬)が「大学、一緒だよね」と声をかけると、坂下柊二(夕輝壽太)は「うん。ここ何社目?」と尋ねた。

澤田拓人(三浦春馬)が「48社目」と答えると、坂下柊二(夕輝壽太)は「僕は79社目」と答えた。

澤田拓人(三浦春馬)が「スゲー。あっ、ごめん」と謝ると、坂下柊二(夕輝壽太)は「腫れ物に触るように扱われるより、ずっと良いよ」と答えた。

一方、本郷恵(多部未華子)が携帯電話を見て溜息をつくと、村山陽菜(山本美月)が「チャラオ(三浦春馬)から連絡来た?イケメンだし、彼女は普通に2~3人は居そうだし、気をつけなよ。面接で恵(多部未華子)を助けたのも計算なんじゃないの?」と告げた。

本郷恵(多部未華子)は「別にそんな感じはしなかったわよ。電話だってかかってこなかったし」と答えると、携帯電話が鳴った。澤田拓人(三浦春馬)からの電話だ。

村山陽菜(山本美月)が「直ぐに出ちゃ駄目よ。あと3コールは待たなきゃ」というので、本郷恵(多部未華子)は固唾をのんでコールを数えたが、3コール目で電話は切れてしまった。

すると、村山陽菜(山本美月)は「2コール目で出なきゃ」と言い残し、立ち去ってしまった。

その後、帰宅した本郷恵(多部未華子)は携帯電話を準備して面接対策の本を呼んでいたが、一向に電話がかかってこなかったので、こちらから澤田拓人(三浦春馬)に電話をかけ、「着信に全然、気づかなくて、今気づいたの。用がないのなら切るわよ」と告げた。

すると、澤田拓人(三浦春馬)は「会う?」と尋ねた。

本郷恵(多部未華子)が「今日はバイトがあるから」と断ると、澤田拓人(三浦春馬)は「今日は空いてないの?俺も今日はバイト。バイトはファミレスだっけ」と尋ねた。

本郷恵(多部未華子)が「何で知ってるの?」と驚くと、澤田拓人(三浦春馬)は「面接で。メニューを全部味見したとか。食品の産地を覚えたとか。どこのファミレス?」と尋ねた。

さて、澤田拓人(三浦春馬)は女子小学生の家庭教師のアルバイトを終えると、先輩・向井繁之(斎藤工)らと共にフットサルをした。

そのとき、澤田拓人(三浦春馬)は何でもないところで、転倒してしまい、「あー。足が吊った」と悲鳴を上げ、先輩・向井繁之(斎藤工)に足を伸ばしてもらった。

一方、本郷恵(多部未華子)がファミリーレストランでバイトをしていると、澤田拓人(三浦春馬)と向井繁之(斎藤工)が入ってきた。本郷恵(多部未華子)は慌てて厨房に引っ込み、鏡を見て髪を整え、口紅を直す。

本郷恵(多部未華子)がフロアーに出て澤田拓人(三浦春馬)らから注文を尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「お薦めは何?」と尋ねた。

本郷恵(多部未華子)が「こちらが、期間限定のメニューになっております」と薦めると、澤田拓人(三浦春馬)は「店のお薦めじゃなくて、メグ(多部未華子)のお薦めは?」と尋ねた。

向井繁之(斎藤工)が「え?彼女?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「違います」と答えた。ちょっと期待していた本郷恵(多部未華子)は、澤田拓人(三浦春馬)の答えを聞いて落胆してしまう。

向井繁之(斎藤工)が「彼女かと思ったよ。俺たちは好きなタイプが似てるから」と告げると、本郷恵(多部未華子)は「え?」と驚いた。

向井繁之(斎藤工)が「冗談だよ」と笑うと、澤田拓人(三浦春馬)は笑いながら、「メグ(多部未華子)のお薦め」と注文した。

その日の夜、澤田拓人(三浦春馬)と本郷恵(多部未華子)の2人は、公園のベンチに座っていた。

本郷恵(多部未華子)が「そっちはバイト、何してるの?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「家庭教師」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「あっ、女子高生だ。いやらしい」と笑うと、澤田拓人(三浦春馬)は「ううん。小学5年生だよ」と答えた。本郷恵(多部未華子)は「もっと、いやらしい」と笑った。

澤田拓人(三浦春馬)が「夢は何だった?小学校のころ」と尋ねると、本郷恵(多部未華子)は「バレリーナ」と答えた。

澤田拓人(三浦春馬)が「習ってたの?」と尋ねると、本郷恵(多部未華子)は「ううん。お金がかかるから。ウチはお母さんと2人で。別にけなげな少女時代をアピールしているわけじゃないからね」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「そっちは?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「そっち、じゃなくて、拓人」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「で、何?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「医者。お医者さん」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「今もやってるんじゃないの?いやらしい」と笑うと、澤田拓人(三浦春馬)は「してみる?」と尋ねた。

本郷恵(多部未華子)が「は?馬鹿じゃない」と動揺すると、澤田拓人(三浦春馬)は笑って「そろそろ帰ろうか」と言い、本郷恵(多部未華子)の自転車を押してやった。

澤田拓人(三浦春馬)が大学4年生の冬。澤田拓人(三浦春馬)が大学へ行くと、水島守(風間俊介)が「坂下(夕輝壽太)って知ってるか?死んだ。自殺だって」と教えてくれた。

その日の夜、澤田拓人(三浦春馬)が坂下柊二(夕輝壽太)のお通夜に出ると、本郷恵(多部未華子)も来ていた。

お通夜の会場を出ると、本郷恵(多部未華子)が「坂下君(夕輝壽太)と仲は良かったの?」と尋ねた。澤田拓人(三浦春馬)は「いや。この前、初めて喋った。面接で一緒になって」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「私も。何で死んじゃったんだろうね。本当かどうかはわからないけど、100社受けて、全部駄目だったらしくて」と話すと、澤田拓人(三浦春馬)は「ねえ、キスしていい?」と尋ねた。

本郷恵(多部未華子)が「は?何で今、そういう冗談が言えるわけ?」と呆れると、澤田拓人(三浦春馬)は「冗談じゃ無いけど。駄目?」と尋ねた。

本郷恵(多部未華子)は「最低。そういう人だとは思ってなかった。私、どこかで思ってた。面接で携帯が鳴ったとき、本当は私のことを助けてくれたんじゃないかって。全然、違ってた」と失望し、立ち去った。

ある日、澤田拓人(三浦春馬)は大学で本郷恵(多部未華子)と出会ったが、本郷恵(多部未華子)は澤田拓人(三浦春馬)を見ると、立ち去ってしまった。

その日の夜、澤田拓人(三浦春馬)のマンションに母・澤田美和子(原田美枝子)と弟・澤田陸人(野村周平)がやってきた。

明日は澤田陸人(野村周平)の受験があるため、母・澤田美和子(原田美枝子)は澤田陸人(野村周平)の為にトンカツを作る。

澤田拓人(三浦春馬)は「俺も明日、面接なんだ」と告げると、母・澤田美和子(原田美枝子)は「こんな時期でも、チャンスがあるのね。なんていう会社?」と尋ねた。

澤田拓人(三浦春馬)は「宮前家具」と答えると、母・澤田美和子(原田美枝子)は「聞いたこと無いけど、頑張ってね」と応援したが、完全に口先だけの応援だった。

弟・澤田陸人(野村周平)が「受ける前にちゃんと会社を見に行った?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「いや」と答えた。弟・澤田陸人(野村周平)は「駄目じゃん」と馬鹿にする。

翌日、澤田拓人(三浦春馬)は宮前家具の集団面接を受けた。本郷恵(多部未華子)も一緒のグループだった。

本郷恵(多部未華子)は自己ピーアールをするが、前の人と全く同じ内容で気まずくなり、撃沈してしまう。

最後に澤田拓人(三浦春馬)が自己ピーアールするが、澤田拓人(三浦春馬)は何度もお練習してきた自己ピーアールを途中で止め、「僕が学生時代に学んだことは、キャラクターを演じる事です。小学校では弾かれないように演じて、家では親の期待に応える子を演じました。親の期待に応えられなくなった高校の頃には、家でも学校でもチャラチャラしたキャラクターを演じました。意外とそれが受け入れられて、拓人は良い奴だって認めて貰えるようになりました。大学に入ってだいぶん演じる事から解放されましたが、就職活動を始まったら、また演じなければいけなくて。面接の練習をして、鏡の前で何度も何度も練習して、初めて会った人に数分で判断され、不採用って判子を押されて、全否定された気分になって。それが、50回も100回も続いて、生きるのが馬鹿らしくなるんだろうなって。なんか答えになって無くてすみません」と話した。

本郷恵(多部未華子)は澤田拓人(三浦春馬)の自己アピールを聞いて、考えさせられるものがあった。

後日、宮前家具からメールが届く。本郷恵(多部未華子)は不採用だったが、澤田拓人(三浦春馬)は採用され、健康診断の案内が届いた。

澤田拓人(三浦春馬)が健康診断の後、面接官に「どうして私なんですか?」と尋ねると、面接官は「貴方は面接で本当の自分を少し見せてくれました」と答えた。澤田拓人(三浦春馬)は「よろしくお願いします」と頭を下げた。

会場を出ると、澤田拓人(三浦春馬)の携帯電話に澤田美和子(原田美枝子)からの電話が着信する。

母・澤田美和子(原田美枝子)は「陸ちゃん(野村周平)、第1志望に受かったから。良かったわ」と報告した。

澤田拓人(三浦春馬)は「俺も」と報告しようとしたが、母・澤田美和子(原田美枝子)は澤田拓人(三浦春馬)の話には耳を貸さず、「早めに入学準備をしたいから、近々、そっちに行くから」と告げ、電話を切った。

一方、就職に失敗した本郷恵(多部未華子)は、思い切って澤田拓人(三浦春馬)に電話をかけてみたが、電話は繋がらなかった。

その日、(多部未華子)はアルバイトに出ると、バイト先の店長に「就職活動をしながらになっちゃうんですけど、できるだけ入るので、4月からもお願いします」と頭を下げた。

その日の夜、バイトを終えた本郷恵(多部未華子)が自転車を押して帰っていると、寒空のなか、澤田拓人(三浦春馬)が立っていた。

本郷恵(多部未華子)が「どうしたの?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「電話をもらってたから」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「就活の情報交換をしようと思って。この前も面接が一緒だったし。私、落ちたんだけど」と告げると、澤田拓人(三浦春馬)は「そうか。、俺、受かったんだ」と答えた。

本郷恵(多部未華子)が「やっぱり。そんな気がしたから。おめでとう」と祝福すると、澤田拓人(三浦春馬)は「ありがとう」と答えた。

2人は公園のベンチに座って話す。澤田拓人(三浦春馬)が「お通夜の時はごめんね」と謝ると、本郷恵(多部未華子)が「私こそごめん。坂下君(夕輝壽太)のこと、本当にショックだったんだよね。就活で、ちょっと話しただけなのに、お通夜に行くくらいなんだから」と謝った。

澤田拓人(三浦春馬)が「寒くない?」と尋ねると、本郷恵(多部未華子)は「寒くない」と答えた。

しかし、本郷恵(多部未華子)がクシャミをしたので、澤田拓人(三浦春馬)は本郷恵(多部未華子)の首にマフラーを巻いてやった。

本郷恵(多部未華子)が「こういうのって、彼女にしかしちゃ駄目なんだよ」と言うと、澤田拓人(三浦春馬)は「なんでかな、守りたくなる」と答えた。

本郷恵(多部未華子)は、集団面接で携帯電話が鳴った時に助けてくれた事を思い出し、「あのとき…」と尋ねようとしたとき、澤田拓人(三浦春馬)は「もう、遅いから帰ろう」と告げた。

澤田拓人(三浦春馬)は本郷恵(多部未華子)の自転車を押してやろうとしたが、手に力が入らず、自転車を倒してしまった。本郷恵(多部未華子)は「大丈夫?」と言って自転車を起こすと、「じゃー、私、自転車に乗って帰るね」と言う。

澤田拓人(三浦春馬)が「うん、ばいばい」と言うと、本郷恵(多部未華子)は「ばいばい、拓人」と言って、嬉しそうに自転車に乗って走り去った。

澤田拓人(三浦春馬)は自転車を倒してしまった左手を見つめた。澤田拓人(三浦春馬)に潜む時限爆弾の針がゆっくりと進んでいる事を、誰も知るよしも無かった。

僕のいた時間-第2話のあらすじとネタバレ」へ続く。

ドラマ「僕のいた時間」の原作と主題歌については「「僕のいた時間」の原作と主題歌とあらすじ」をご覧ください。

ドラマ「僕の居た時間」の最終回と結末の予想は「僕のいた時間-最終回と結末の予想」をご覧ください。

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