ごちそうさん-第83話のあらすじとネタバレ

長女・西門ふ久(原見朋花)の味覚障害の理由が判明するNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第14週・第83話「アイスる力」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第82話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第82話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第83話のあらすじとネタバレ
西門希子(高畑充希)が夜遅くに帰宅すると、卯野め以子(杏)が板の間でレシピを書いていた。

西門希子(高畑充希)が「何してるんですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)が「ふ久(原見朋花)がね、アイスクリンを作って欲しいって。私のアイスクリンが食べたいんやって」と嬉しそうに答えた。

(注釈:アイスクリンはアイスクリームから発生した食べ物です。)

西門希子(高畑充希)が「ほんまですか?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「ほんま。もう初めてよ。あの子が自分から何かを食べたいだなんて」と言って喜んで、どんなアイスクリンを作るかを考えた。

翌日、卯野め以子(杏)は西門悠太郎(東出昌大)が帰宅しなかったので、職場に弁当と着替えを届けた。

その後、子供達が帰宅すると、卯野め以子(杏)は「みんなで作ろう。自分で作ると、倍、美味しいんだよ」と言い、子供達と一緒に台所でアイスクリンを作る。

卯野め以子(杏)は子供達に手順を説明し、手伝わせながら、一緒にアイスクリンを作っていく。

一方、西門悠太郎(東出昌大)は土木担当に「アーチを二重にして、この隙間を水を逃がすスペースにしてしまおうという案です。現時点で漏水が分かっているのはこの3か所ですが、将来的には漏水箇所は増える事が見込まれますし。抜本的に解決するには、これが一番やないかと」と提案していた。

土木担当が「本気で言うとんのか?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「はい。安全性と美観を兼ね備えるためには、これが最善です」と答えた。

土木担当が「こんなんできる訳ないやろ。工期も金も、どないしてやりくりするいうんや?ただ掘るだけでも難儀やのに、天上のアーチだ、ホームは島型だ何やかんや。ワシらがどんだけ苦労してきたと思てんねん」と激怒した。

西門悠太郎(東出昌大)が「分かってます。それは分かってますけど。せやからこそ、これだけやってきたんですから、出来るだけ高みを目指しませんか?」と説得するが、土木担当は「そんなん、お前らの自己満足やろ」と吐き捨てた。

西門悠太郎(東出昌大)が「この地下鉄を造るのに、市民の多くの方から、お金を頂いています。もっと言えば、この上の御堂筋を造るために、泣く泣く立ち退いてくれた方たちがいます。せっかく立ち退いたんやったら、できるだけ素晴らしいもんを。出来る限りのもんを造りたいと思うのは、自己満足なんでしょうか?」と訴えると、土木担当は「1日も早う、工事終わってほしいと思てる人間もぎょうさんおるわ」と呆れた。

そこで、土木担当の部下が「ちょっとええですか?このアーチ、二重にするとなると、壁も二重になるって事ですよね?そうすると、線路に列車、入れんようになりませんか?」と尋ねた。

西門悠太郎(東出昌大)が「はい。おそらくは、5センチ程、ホームを削る事になると思います」と答えると、土木担当は「やってられるか、アホ」と言って詰め所を出た。
西門悠太郎(東出昌大)は土木担当を追いかけ、「話を聞いてください」と頼むと、土木は「お前が話し合わなあかんのは、お前の先生じゃ。話すことなんか無い」と激怒して、西門悠太郎(東出昌大)を振り払った。

すると、西門悠太郎(東出昌大)は壁に立てかけてあった木材にぶつかって倒れた。その拍子に木材が崩れて、西門悠太郎(東出昌大)は木材の下敷きになってしまった。

同僚は慌てて木材を退かし、西門悠太郎(東出昌大)を助け出すと、西門悠太郎(東出昌大)は頭から血を流しながら、土木担当者に「話を、話を聞いてください」と頼んだ。

しかし、上司・池本元は、「先に医者や」と言い、西門悠太郎(東出昌大)を病院に運んだ。西門悠太郎(東出昌大)が看護婦から手当を受けていると、女医が入ってきた。

一方、卯野め以子(杏)は卓袱台に3種類のアイスクリンを並べていた。西門静(宮崎美子)は「今日は3つもあるの?」と驚く。

そのうちの1つは、次男・西門活男(二宮輝生)のリクエストで作ったアイスクリンで、ビヨーンと伸びるアイスクリンだった。次男・西門活男(二宮輝生)は嬉しそうにアイスクリンを伸ばして喜ぶ。

西門静(宮崎美子)が「どうやって作ったん?そんなん」と驚くと、卯野め以子(杏)は「それは食べてみてのお楽しみ」と言ってアイスクリンを配る。

次男・西門活男(二宮輝生)が伸びるアイスクリンを食べて「たまらん」と絶賛するので、西門正蔵(近藤正臣)は「おおお、たまらんのやて。いただこか」と期待して、アイスクリンを口に運ぶと、西門正蔵(近藤正臣)の動きが止まった。

西門静(宮崎美子)も「イヒヒヒヒ」と期待して、伸びるアイスクリンを口に運んだが、恐る恐る「これ、何?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が「納豆なんです」と教えると、西門静(宮崎美子)は「あの、あの、あれかいな」と驚き、西門正蔵(近藤正臣)も「納豆を食べてしもた」と驚いた。

卯野め以子(杏)は長女・西門ふ久(原見朋花)にも伸びるアイスクリンを渡して、食べさせると、長女・西門ふ久(原見朋花)は首をかしげていた。

卯野め以子(杏)が、恐る恐る「昨日(露天商のアイスクリン)の方が良かった?」と尋ねると、長女・西門ふ久(原見朋花)は「うううん」と首を横に振った。

卯野め以子(杏)は「良かったー。もう、昨日の方が好きって言われたら、お母ちゃん悔しいし」と胸をなで下ろして喜んだ。

すると、長女・西門ふ久(原見朋花)は「これが美味しいいう事やったんか。ウチ、美味しいってよう分からへんかってん」と告げた。

西門静(宮崎美子)が「どういう事かいな?」と尋ねると、長女・西門ふ久(原見朋花)は「美味しいって、分からんやん。おじいちゃんの美味しいはウチには分からんやん」と答えた。

長男・西門泰介(三澤瑠斗)が「ほな、不味いんは?」と尋ねると、長女・西門ふ久(原見朋花)は「昨日のアイスクリンは、変な味やなって」と答えた。

長男・西門泰介(三澤瑠斗)が「もしかして、姉ちゃん、友達の家で物を食った事ない?」と尋ねると、長女・西門ふ久(原見朋花)はコクリと頷いた。

長男・西門泰介(三澤瑠斗)が「買い食いも、弁当のおかずの換えっこもした事もない?」と尋ねると、長女・西門ふ久(原見朋花)は再びコクリと頷いた。

すると、西門静(宮崎美子)が「ははーん、そないな事やったんや」と納得すると、理解出来ない卯野め以子(杏)は「え?あの?」と尋ねた。

西門静(宮崎美子)は「ふ久(原見朋花)は、生まれてからずっと、アンタ(杏)の料理とアンタが美味しいと思った料理しか与えらんかったんや。せやから、今まで不味い物を食べたことが無かった分けやろ。せやから、人が美味しい言うんが、どういう事をさしてるんか、分からんかったんや」と説明すると、卯野め以子(杏)は驚いて「え?そうやったん?」と尋ねた。

長女・西門ふ久(原見朋花)は「これが『美味しい』やったら、ずっと美味しかった」と答えると、卯野め以子(杏)は「はあー。そんな話やったんや」と安堵した。

そして、卯野め以子(杏)が「けど、美味しいとか、そういうんは、何となく分からんもんなんですかねえ」と不思議がると、西門正蔵(近藤正臣)は「ふ久(原見朋花)は、腑に落ちん事には、何となく頷くという事が出来んタチなんやろな」と解説した。

そこへ、西門悠太郎(東出昌大)の同僚が尋ねてくる。同僚は卯野め以子(杏)に「西門さんが、頭ケガして病院に」と報告すると、卯野め以子(杏)は驚いて絶句した。

そのころ、西門悠太郎(東出昌大)は病院で、友達で女医の村井亜貴子(加藤あい)から治療を受けていたのであった。

ごちそうさん-第14週・第84話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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