南沢奈央に余命宣告

南沢奈央が余命9ヶ月を宣告されるフジテレビのチーム・バチスタ・シリーズの第4弾「チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮」の第3話「消えた医師」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

このページは「チーム・バチスタ4-第3話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■チーム・バチスタ4-第3話のあらすじとネタバレ後編
ある日、菊池日菜(南沢奈央)が中庭で生徒の写真を見ていると、通りかかった田口公平(伊藤淳史)が「外は暑いですね」と声をかけた。

菊池日菜(南沢奈央)が「さっき、先生って呼ぶ声を聞いて、振り返っちゃった。もう教師なんて無理なのに」と話すと、田口公平(伊藤淳史)は「どうして、手術を拒否されたんですか?」と尋ねた。

菊池日菜(南沢奈央)は、前の病院の医師に「術後の生存率は20%です。抗がん剤治療では完治しません」と宣告されており、田口公平(伊藤淳史)に「どうせ、可能性がほとんど無いのなら、もう何もしたくない。そう思った」と打ち明けた。

すると、田口公平(伊藤淳史)は「今は、何かしたいことはありませんか?」と尋ねた。

一方、刑事・小幡刑事(池内万作)は死体を碧翠院(へきすいいん)へ運ぶと、桜宮巌雄(柳葉敏郎)に司法解剖を依頼し、死体を引き渡した。

白鳥圭輔(仲村トオル)は、帰ろうとする刑事・小幡刑事(池内万作)に「僕の所にバラバラの死体が送られて来たら、警察は動くよね」と告げ、ノートパソコンを開いて送られてきたAI画像を見せたが、刑事・小幡刑事(池内万作)は「バラバラって、画像だけじゃ警察は動けんよ」と呆れた。

白鳥圭輔(仲村トオル)は「碧翠院が関連してると言っても?この画像に巌雄先生(柳葉敏郎)が大きく関わっている」と告げると、刑事・小幡刑事(池内万作)は「だったら、なおさらだ。巌雄先生には手を出せない。この辺一帯の司法解剖を引き受けてくれる貴重な存在だ。好き嫌いは別にして。巌雄先生は県警の上の連中と繋がっている。下手をしたら俺のクビが飛ぶ」と答えた。

さて、田口公平(伊藤淳史)と菊池日菜(南沢奈央)は、浜辺を訪れた後、カラオケボックスを訪れていた。

菊池日菜(南沢奈央)が「先生、彼女は居るの?」と尋ねると、田口公平(伊藤淳史)は「いませんけど。日菜さんは?」と尋ね返した。

菊池日菜(南沢奈央)が「良いなって思う先生は居たけど、病気のせいで、片思いのまま終わっちゃった」と答えると、田口公平(伊藤淳史)は「まだ分からない。手術すれば、20%の希望はあるんです。先生って事は、同じ学校の先生ですか?」と尋ねた。

菊池日菜(南沢奈央)が「みんなで良く朝まで歌ったな。学生の頃からの親友で、何でも言い合える仲で。でも、病気を告知された時は誰にも言えなかった。披露宴の準備をしている親友に『もうすぐ死ぬかも』なんて話できないよね。だから、校長先生に病名だけを伝えて入院した」と話した。

田口公平(伊藤淳史)が「片思いの人には?」と尋ねると、菊池日菜(南沢奈央)は「余計に言えない。怖いよね、いきなり余命9ヶ月だなんて言われたら。自分がもうすぐ死ぬかもって分かったとき、話せる相手が1人も居なかった。1人も」と答えた。

田口公平(伊藤淳史)は「代わりに僕に言ってみて。告知を受けてから言えなかったこと。何でも良いから」と話すと、菊池日菜(南沢奈央)は「手術なんて怖い。でも、死ぬのも怖い」と本心を告げた。

そのとき、部屋の前を女子中学生達が通る。菊池日菜(南沢奈央)が女子中学生を見て「どうしてるのかな。生徒達。理由も言わずに居なくなるなんて、酷い教師だよね」と落ち込むと、田口公平(伊藤淳史)は「行ってみます?」と提案した。

菊池日菜(南沢奈央)と田口公平(伊藤淳史)の2人が中学校を訪れて、運動場を眺めていると、教え子の女子生徒達がバレーボール部の練習の準備をしているところだった。

女子生徒達が菊池日菜(南沢奈央)に気づき、駆け寄ってくるので、菊池日菜(南沢奈央)は「帰る。生徒に何を言って良いのか分からない」と背を向けるが、直ぐに女子生徒に取り囲まされた。

女子生徒は「先生、病気で休んでるって本当?戻ってきますよね?私たち、勝っちゃった。富士宮中学に勝っちゃった。先生、早く戻ってきてよ。男子部との兼任じゃ嫌だ。奥田先生は何かとランニングしろって言うし。戻ってきてね、いつか」と頼んだ。

そこへ、男子バレー部の顧問・奥田先生が現れ、「お前達、何してるんだ。早くランニングしろ」と言って女子生徒達を追い払う。

菊池日菜(南沢奈央)が「ありがとうございます。奥田先生。女子部の方まで見て頂いて」とお礼を言うと、奥田先生は「あっ、いや」と照れてたが、田口公平(伊藤淳史)の存在が気になった。

田口公平(伊藤淳史)は奥田先生の視線に気づき、慌てて「違いますよ。僕は日菜さん(南沢奈央)の彼氏とか、そういうのじゃ」と否定した。

菊池日菜(南沢奈央)が「はっ?何言ってるの?」と驚くと、田口公平(伊藤淳史)は「この方ですよね?日菜さん(南沢奈央)が気になっている人って」と尋ねた。

菊池日菜(南沢奈央)は慌てて、奥田先生に「気にしないでください。この人、何か勘違いしているだけですから」と答えた。

すると、奥田先生は「校長先生から聞いてます。あいつら、正直、勝てるなんて思ってなかったんです。最初はびびって試合にならなかったし。でも、勝った。勝ったんですよ。待ってますから。あいつらも、俺も。じゃー、また」と言い、女子バレー部の練習に戻った。

すると、菊池日菜(南沢奈央)が「死にたくない。ここに戻ってきたい。バレー部に、教室に、学校に。私、もっと生きたい。生きていた。私、どうすれば良いの?先生」と尋ねた。

田口公平(伊藤淳史)は「東城医大に膵臓癌の名医と言われている先生が居るんです。僕も一緒に行きますから、手術を受けるかどうかは、それから考えましょう。他の病院へ行っても、いつでも話を聞きますから」と答えた。

菊池日菜(南沢奈央)が「他の病院に行っても、話を聞いてくれるの?」と驚くと、田口公平(伊藤淳史)は「他の病院へ行っても、日菜さん(南沢奈央)は僕の患者さんですから」と答えた。

ある日、桜宮の朝食時、桜宮小百合(水野美紀)が「手術じゃなくても、最新の粒子線治療の対象になるかもしれないって言われたそうよ。よく調べてみて、それからベストな治療を選択するって」と言い、菊池日菜(南沢奈央)の転院を報告した。

すると、桜宮華緒(相築あきこ)が「患者さんの気持ちを変えたのは、田口先生(伊藤淳史)?」と尋ねた。

桜宮小百合(水野美紀)が「分からない」と答えたが、桜宮華緒(相築あきこ)は「きっとそうよ」と言って喜んだ。

桜宮巌雄(柳葉敏郎)は「いいんじゃないか。確立が低いとは言え、あの子にはまだ生きる可能性が残っている。それより、お前達、何か知ってるか?白鳥君(仲村トオル)が受け取ったCTのこと」と尋ねた。

桜宮小百合(水野美紀)が「何のこと?」と尋ねると、桜宮巌雄(柳葉敏郎)は「知らなければ、それでいい」と答えた。

桜宮すみれ(栗山千明)が「あの人が調べてることだけど」と尋ねようとしたが、桜宮巌雄(柳葉敏郎)は「もういい。俺が対処する。お前達は何も考えなくて言い。患者のことだけに専念しろ」と告げた。

その日、菊池日菜(南沢奈央)は田口公平(伊藤淳史)に「謝らなきゃ。先生を見てるとイライラするなんて言っちゃって。田口先生を見てると、生徒を教えてた時の事を思い出しちゃって。ごめんなさい」と謝った。

そして、菊池日菜(南沢奈央)は、「私に告知した医師は、本当にアッサリ確立だけを伝えてきた。あの先生は私の顔なんて見てなかったと思う。私みたいな患者は他にも居る。誰かに相談したいのに、誰にも本音を言えない人が。助けてあげてください。そういう患者を。ふふっ。病人から励まされるなんて思ってなかった?頑張ってね、田口先生」と言ってタクシーに乗り込み、碧翠院(へきすいいん)を後にした。

そのとき、桜宮小百合(水野美紀)と桜宮すみれ(栗山千明)の2人は、病院の屋上から、走り去るタクシーを見つめていた。

桜宮小百合(水野美紀)が「ウチに居た方が楽に死ねたのに」と呆れると、桜宮すみれ(栗山千明)は「あの子には希望がある」と答えた。

桜宮小百合(水野美紀)が「手術が成功すればね。そうじゃなきゃ、余計に苦しむことになる」と告げると、桜宮すみれ(栗山千明)は「苦しむのがそんなに悪いこと?苦しんでも生きたいと思うのが、人間らしい生き方じゃない?」と意見した。

桜宮小百合(水野美紀)が「そういう患者は余所へ行けば良い。私たちは父さんの志に従って…」と話していると、桜宮すみれ(栗山千明)は「おかしいと思わない?『お前達は何も考えなくていい。心配するな』そう言われて、私たちは何時も父さんに従ってきた。でも、こんなのおかしくない?間違えてない?」と意見した。

そこへ、現れた白鳥圭輔(仲村トオル)が「何を間違えてるの?巌雄先生(柳葉敏郎)の志って何だろう」と尋ねると、桜宮小百合(水野美紀)は「家族のプライベートな問題ですので」と答えた。

白鳥圭輔(仲村トオル)が「それはいいけど、ちょっと来てくれますか?見せたい物があるので」と告げると、桜宮小百合(水野美紀)は「忙しいので」と答えて立ち去ろうとした。

すると、白鳥圭輔(仲村トオル)は「見ておいた方が良いよ。この碧翠院の存亡に関わる問題かもしれないから」と告げた。

その後、碧翠院の主要職員が事務所に集まると、白鳥圭輔(仲村トオル)は「僕が立花医師(宅間孝行)を探していた事は、みなさん、ご存じですよね。この碧翠院で会って以来、彼は忽然と消えた。地味に目立たぬように僕が調べていたら、ある日、CTの画像が送られてきました。送り主の名前は『タチバナ』」と説明した。

田口公平(伊藤淳史)がノートパソコンを操作して、送られてきたCTの画像をみんなに見せると、白鳥圭輔(仲村トオル)は放射線技師・戸山久司(渡部豪太)に「見覚えない?僕は碧翠院で撮られたものだと思うんだ」と尋ねた。

戸山久司(渡部豪太)が「いや。僕はこんな撮り方しないです」と答えると、白鳥圭輔(仲村トオル)は「でも、使ってるのは同じ方のctだよね」と尋ねた。

戸山久司(渡部豪太)が「日本中、どこにでもありますよ」と答えると、白鳥圭輔(仲村トオル)は「えー、これらの画像から多くのことが分かってきました。素人に近い誰かが、コッソリと撮ったCTだということ。画像診断のプロ曰く、鈍器で頭を殴られたんではないか、という事でした。皮下出血が帯状に広がっていることから、凶器はバッドのような物が想像される」と話した。

そして、白鳥圭輔(仲村トオル)が「この画像を元に、この人物の顔を再現してもらったところ、こんな顔が出来ちゃいました」と言い、パソコンを操作すると、パソコンに立花善次(宅間孝行)の顔が現れた。

白鳥圭輔(仲村トオル)は「この碧翠院の廊下で僕と会った後、誰かに殴り殺されたんだ。そして、殺害後、誰かがCTで撮影した。巌雄先生(柳葉敏郎)、貴方が知らない間にコッソリと。でも、この画像を僕に送りつけたのは何でだろう。内部告発のつもりなら、バラバラに送ってくる必要は無いね。誰か、僕のことを試してる?それとも、僕の反応を見て楽しんでるの?解けるものなら解いてみろって挑戦状ですか?」と話したのであった。

チームバ・チスタ4-螺鈿迷宮の原作と主題歌は「チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮-原作と主題歌」をご覧ください。

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