ごちそうさん-第107話のあらすじとネタバレ

和田正人が何も食べられなくなるNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第18週・第107話「乳の教え」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第106話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第106話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第107話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)に起こされて飛び起きた泉源太(和田正人)が、落ち着きを取り戻して「ワシ、ええっと…」と思い出そうとすると、卯野め以子(杏)は「栄養失調で倒れたんよ」と教えた。

そして、卯野め以子(杏)ひゃ「物足りんかもしれんけど、消化のええもんの方がって思って。雑炊や」と言い、雑炊を装って渡した。

泉源太(和田正人)が恐る恐る1口食べると、卯野め以子(杏)は「口に合わん?」と心配した。

泉源太(和田正人)は「いや、美味いで」と言い、卯野め以子(杏)が見ているため、思い切って全部食べた。そして、泉源太(和田正人)は「ごちそうさんでした」と言い、茶碗を返した。

卯野め以子(杏)は、泉源太(和田正人)が全部食べたので、安心して台所へ戻る。

泉源太(和田正人)は再び寝ようとしたが、腹を押さえて苦しみ、縁側までヨロヨロと歩いて行くと、縁側で嘔吐した。

西門活男(西畑大吾)と卯野め以子(杏)は、慌てて泉源太(和田正人)に駆け寄った。

その日の夜、西門悠太郎(東出昌大)と川久保啓司(茂山逸平)が帰宅すると、西門静(宮崎美子)が和室に置いてあった座敷机を片付けていた。

西門悠太郎(東出昌大)が「なんかあったんですか?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「今、隣に源太さんが来とってな」と教えた。西門悠太郎(東出昌大)は「え?源太さんが?」と驚く。

そのとき、隣の和室では、泉源太(和田正人)が白湯を飲んでいた。

卯野め以子(杏)が「お白湯は大丈夫なん?」と尋ねると、泉源太(和田正人)は「ああ」と答えた。

卯野め以子(杏)が「もっとサッパリとした方が良かったかなあ」と考えていると、泉源太(和田正人)は「なんやったら、ワシ食えるんやろう。取り憑かれてるんかもしれん」と落胆した。

卯野め以子(杏)が「取り憑かれるって、キツネとか?」と笑ったが、泉源太(和田正人)は真剣だった。

翌日、卯野め以子(杏)は医者を呼んで泉源太(和田正人)を診察してもらい、「何を食べても吐くって、胃が悪いんとちゃいますか?」と相談すると、医者は「弱ってはおるけど、胃自体がいかれとるという訳やないと思いますんで。安静にして、消化のええもんを食べさせてやって下さい」と答えた。

卯野め以子(杏)が「はぁ」と落胆すると、泉源太(和田正人)は「め以子、ゴメンな」と謝った。卯野め以子(杏)は「何を言うてるの、水くさい」と答えた。

その後、卯野め以子(杏)が商店街を訪れると、八百屋の女将に泉源太(和田正人)を尋ねられた。

卯野め以子(杏)が「それが、何も食べられへんで」と落ち込むと、八百屋の女将は「蒸してきたんも、あるんかいな」と心配した。

それを聞いた卯野め以子(杏)が「あっ、トマトある?」と尋ねると、八百屋の女将は「堪忍。あらへんわ」と答えた。

卯野め以子(杏)は残念がり、「冷たくて、おいしいもん」と考えていると、カボチャが目に留まった。

さて、カボチャを買って帰った卯野め以子(杏)は、カボチャをすりつぶして、カボチャのスープを作り、「暑いんもあるかと思うてな。冷たいもんにしてみたんや。サッパリするで」と言い、泉源太(和田正人)に差し出した。

泉源太(和田正人)は「おおきに」と言ってカボチャスープを1口飲むが、やはり、吐き出してしまった。

悩んだ卯野め以子(杏)は、恥を忍んで、恋敵の居る村井亜貴子(加藤あい)の病院を訪れた。

村井亜貴子(加藤あい)が「今日は膝を悪くしはったん?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「嘘偽りでございまする」と答えた。

村井亜貴子(加藤あい)が「はぁ?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「ちょっと相談したいことがあって」と告げた。

村井亜貴子(加藤あい)が「また、悠ちゃん(東出昌大)が浮気したとか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「ちゃいます」と否定して、「幼馴染みが兵隊から帰ってきたんですけど、その…、食べられないんです」と相談した。

村井亜貴子(加藤あい)が「食べられない?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「いったんは食べるんですけど、戻してしまうんです」と説明した。

村井亜貴子(加藤あい)が「うーん。何かしら、お腹に優しいもんから食べさせる事やな」と答えると、卯野め以子(杏)は「それが出来へんから、来てるんやないですか」と困った。

村井亜貴子(加藤あい)が「ウチ、専門外やし」と答えると、卯野め以子(杏)は「専門外やから、別の画期的な意見を言うてくださいよ」と言って思わず立ち上がった。

村井亜貴子(加藤あい)が「無茶を言うなあ」と呆れると、卯野め以子(杏)は「すみません」と落ち込んだ。

その日の夜、卯野め以子(杏)と西門静(宮崎美子)が、泉源太(和田正人)に食べさせる方法を考えていると、長男・西門泰介(菅田将暉)が「何が何でも、食べさせなアカンの?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が「え?」と驚くと、長男・西門泰介(菅田将暉)は「元気になったら、また、行かされる人がほとんどやろ?いろんな所に送られて、結局、死ぬまで行くことなるやんか。その度に、あんな辛い事になるんやったら、ここで、静かに看取ってあげた方がええいう考え方はないん?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が顔を強ばらせて「源ちゃんが、そう言うてるんか?違うやろ?」と尋ねると、長男・西門泰介(菅田将暉)は「けど、また、同じ事になるんやで。死なせに行くために治してるようなもん…」と答えた。

すると、卯野め以子(杏)は「死なん人間なんておらんやろ。死ぬのは当たり前や。アンタも、私も。源ちゃんだけが死ぬような事言うてるけど、分からんやろ?私かて、アンタやて、明日いきなり、丸焼けになるかもしれんやろ?『どうせ死ぬ』なんて言い出したら、アホらしゅうて飯炊きなんか、やってられるか」と激怒した。

そこへ、村井亜貴子(加藤あい)が尋ねてきた。卯野め以子(杏)が驚くと、村井亜貴子(加藤あい)は「診せてもうてええ?画期的な意見は言われへんかもしれんけど」と告げた。

一方、西門悠太郎(東出昌大)は、元上司・藤井耕作(木本武宏)と元先輩・大村宋介(徳井優)と一緒に立ち飲み屋を訪れていた。

藤井耕作(木本武宏)が「え?昆布は持ち込みになったん?」と驚くと、藤井耕作(木本武宏)は「そうみたいやで」と言い、懐から取り出した昆布を、西門悠太郎(東出昌大)のコップと自分のコップに入れた。

藤井耕作(木本武宏)が「僕のは?」と驚くと、大村宋介(徳井優)は「いやいや、かってに付いてきたんやろ」と答えた。

すると、藤井耕作(木本武宏)は呆れて、「配給が7分づきになったやろ、それで、嫁と息子の嫁が、精米するかどうかで揉めてるんですわ」と家の愚痴を言い出した。

西門悠太郎(東出昌大)は藤井耕作(木本武宏)を無視して、大村宋介(徳井優)に「こっちを離れるんですか?」と尋ねると、大村宋介(徳井優)は「知り合いが九州の方に居ってな。それより、どや?地下鉄は?」と尋ねた。

西門悠太郎(東出昌大)が「鉄筋量が不足してて、竹筋の使用を検討してます。性能的には未知数です。大村さん(徳井優)やったら、どうしますか?これが、竹元さん(ムロツヨシ)が造る最後の駅になるとしたら、竹筋を取り入れますか?」と相談した。

大村宋介(徳井優)が「竹筋を言い出したんは誰や?竹元さん(ムロツヨシ)か?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「いえ」と答えた。

すると、大村宋介(徳井優)は「現実を考えてみるこっちゃな。自分か、竹元さん(ムロツヨシ)か、とかやのうて、世の中で今、一番大切にせなアカンもんを考えるしかないわ」と答えた。

さて、村井亜貴子(加藤あい)が泉源太(和田正人)の診察を終えると、泉源太(和田正人)は「ワシ、もうアカンのですか?」と尋ねた。

すると、村井亜貴子(加藤あい)は「せやね、このままやったら。なあ、ホンマは自分で食べられへん理由、分かってんのと違う?手がかりを貰らえんと、助けることは出来へんで」と答えた。

泉源太(和田正人)が「食いもんが、死体になるんです」と話すと、村井亜貴子(加藤あい)は「どんな?」と尋ねた。泉源太(和田正人)は動揺しながら、「ワシが殺した」と答えた。

さて、西門悠太郎(東出昌大)が帰宅して玄関の戸を開けると、台所に卯野め以子(杏)と村井亜貴子(加藤あい)が話をしていた。

なんで、あの2人が…。驚いた西門悠太郎(東出昌大)は、そっと外に出て、そっと玄関の戸を閉めた。

一方、台所に居る村井亜貴子(加藤あい)は、卯野め以子(杏)に「結論から言うと、食べるという行為そのものが、しんどいんやと思う」と話した。

卯野め以子(杏)が「しんどい?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「食べるいうんは、命を頂くという事やろ?お肉も、お魚も、野菜も」と答えた。

少し考えた卯野め以子(杏)は、「ほな、命を持たん食べもんやったら、ええいう事ですか?」と尋ねたのであった。

ごちそうさん-第18週・第108話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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