僕のいた時間-最終回の感想

三浦春馬が出演するフジテレビの筋萎縮性側索硬化症(ALS)ドラマ「僕のいた時間」の第11話(最終回)「命の選択」の感想です。

僕のいた時間-最終回のあらすじとネタバレは「僕のいた時間-最終回のあらすじと結末ネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「僕のいた時間」の原作と主題歌については「「僕のいた時間」の原作と主題歌とあらすじ」をご覧ください。

■僕のいた時間-最終回の感想
ドラマ「僕のいた時間」は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病をテーマにしたドラマだった。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、筋肉が急激に萎縮する病気で、発症から3年で呼吸麻痺が起こり、やがて死に至る病気である。現時点でALSの治療法は確立していない。

癌のように治療の見込みのある病気は治療を受けて闘病生活を始められるが、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のように治療方法の無い病気は、いかに病気を受け入れ、共存していく他に道は無い(自殺という選択肢はあるが)。

そういう状況のなか、澤田拓人(三浦春馬)は自分の目標を見つけて頑張り、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の進行にって夢を閉ざされても、新たな夢を見つけて頑張る澤田拓人(三浦春馬)の姿には感銘するものがあった。

人間は誰しも老化する。ALS(筋萎縮性側索硬化症)程の速度では無いが、人間は老いていき、昔は出来た事が出来なくなっていく。これは誰しも経験する事だ。

だから、次々に目標を見つけて澤田拓人(三浦春馬)が頑張る姿は、大いに見習わなければならないと思った。

ただ、ドラマ「僕のいた時間」をドラマとしては、それほど面白いドラマではなかった。視聴率も最終回の視聴率は9.1%で、平均視聴率は10.1%と低迷している。

ドラマ「僕のいた時間」の脚本は、草薙剛の僕3部作「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」の脚本を手がけた橋部敦子である。

だから、ドラマ「僕のいた時間」にも期待していたのだが、ドラマ「僕のいた時間」は1つ1つのエピソードが軽く、ダイジェスト的な印象がたので、あまり感情移入が出来ずに残念だった。

特に、本郷恵(多部未華子)が病気になった澤田拓人(三浦春馬)と付き合う点が、あまり納得できなかった。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)になった澤田拓人(三浦春馬)を支え続けるという選択肢を選ぶには、相当の覚悟が必要になると思う。

第1話で、本郷恵(多部未華子)は面接会場で携帯電話が鳴ってしまい、見ず知らずの澤田拓人(三浦春馬)が助けてくれた。

確かに、それは運命的な出会いだったのかも知れないが、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した澤田拓人(三浦春馬)を支えるほど、運命的な出会いだったとは思えなかった。

だから、もっと、澤田拓人(三浦春馬)が発症する前のエピソードを濃厚に画居ておいて欲しかった。

さて、ドラマ「僕のいた時間」の最終回で救いだったのが、澤田拓人(三浦春馬)が勤務していた家具屋「宮前家具」のアルバイトの宮下(近藤公園)が正社員になっていたことだ。

宮前家具の身分は、首から提げた社員証のストラップの色で決まっており、バイトは緑、社員は青、店長は赤である、

当初は、宮下(近藤公園)のストップの色が緑だったのだが、最終回で行われた「家具屋「宮前家具」の勉強会「障害者雇用の雇用に向けて」では宮下(近藤公園)のストラップは青になっていた。

澤田拓人(三浦春馬)も宮下(近藤公園)のストラップが青になっていたのを見て嬉しそうだったので、良かったと思う。

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