チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮-最終回の感想

伊藤淳史が出演するフジテレビの医療ミステリードラマ「チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮」の第11話(最終回)「その医療は、正義か罪か」の感想です。

チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮-最終回のあらすじとネタバレは「チーム・バチスタ4-最終回のあらすじと結末ネタバレ」をご覧ください。

チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮の原作と主題歌は「チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮-原作と主題歌」をご覧ください。

■チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮-最終回の感想
チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮は、脚本が中途半端で悪かった。最終回と結末は非常に残念だった。チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮は、バチスタシリーズでナンバー1のガッカリ作だ。

桜宮巌雄(柳葉敏郎)は、碧翠院(へきすいいん)で安楽死を手がけているが、8年前に治療を拒否して死を望んだ桜宮葵(山﨑賢人)を希望通りに死なせず、蘇生させた。

桜宮巌雄(柳葉敏郎)は何故、入院患者は希望通りに死なせるのに、死を望む桜宮葵(山﨑賢人)を助けたのだろうか。

最終回では、桜宮葵(山﨑賢人)を蘇生させたにも関わらず、患者を安楽死させるという矛盾に対する桜宮巌雄(柳葉敏郎)の心理描写や独白を期待していたのだが、そういうシーンは無かった。

だから、チーム・バチスタ4の安楽死というテーマ自体に矛盾を感じると共に、桜宮巌雄(柳葉敏郎)というキャラクターにもブレを感じたので残念だった。

それに、最終回では、取って付けたようにテーマが「尊厳死と安楽死」になっていたが、尊厳死や安楽死を言う前に完全に、桜宮華緒(相築あきこ)は戸山久司(渡部豪太)と立花善次(宅間孝行)を殺しているではないか、と思った。

また、戸山久司(渡部豪太)の死体は海に流したが、立花善次(宅間孝行)の死体は見つかっていない点も腑に落ちない。犯人を推理する要素があるドラマなのに、立花善次(宅間孝行)の死体は見つからないまま最終回が終わったが、それで良いのだろうか。疑問である。

桜宮巌雄(柳葉敏郎)が患者の死体を解剖する事にも謎が無かったし、火葬場や寺院が隣接している点にも謎が無かったので謎が浅すぎて、つまらなかった。

桜宮葵(山﨑賢人)がレイプ犯の自宅を知っていたのも不可解だし、桜宮葵(山﨑賢人)が白鳥圭輔(仲村トオル)のメールアドレスを知っていたのも不可解だった。

桜宮小百合(水野美紀)のレイプはいいとしても、原作レイプはもう少し何とかして欲しかった。

さて、チーム・バチスタ4のテーマは安楽死と尊厳死だった。最近は人生の最後をよりよく迎える為に「終活」が流行っている。

だから、安楽死と尊厳死は非常に興味深いテーマなのだが、安楽死や尊厳死をテーマにするのなら、もっと重厚なストーリーにして欲しかった。桜宮華緒(相築あきこ)が簡単に2人も殺しているのに、安楽死や尊厳死をテーマにしても、安楽死や尊厳死を真剣に考えたいとは思えない。

さて、チーム・バチスタ4のテーマに終末期医療があった。終末期医療については、「死ぬときに後悔すること25」という本を読んだことがある。

「死ぬときに後悔すること25」は終末期医療を手がける医師が、死んでいく人が後悔する事を25項目にまとめた本である。

白鳥圭輔(仲村トオル)は厚生労働省の役人なので、白鳥圭輔(仲村トオル)が問題とする終末期医療は、あくまでも社会の枠組みという印象がする。

しかし、「死ぬときに後悔すること25」は個人レベルの話なので、終末期医療に非常に興味が持てた。

だから、チーム・バチスタ4も、もっと重厚なストーリーにすれば、終末期医療について興味が湧いたかもしれないが、殺人事件や桜宮葵(山﨑賢人)のエピソードがあったので、どれもが中途半端に思えた。

原作小説「螺鈿迷宮」が面白かっただけに、チーム・バチスタ4は脚本が悪く思えたので残念だったが、チーム・バチスタ4は映画「チーム・バチスタFINAL-ケルベロスの肖像」に続くようなので、映画に期待した。

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