尾美としのりの愛人・遠野なぎこの妊娠事件のネタバレ

尾美としのりが出演するTBSの復讐ドラマ「アリスの棘(アリスのとげ)」の第3話「復讐崩壊裏切りと禁断の罠」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

このページは「アリスの棘-第3話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■アリスの棘-第3話のあらすじとネタバレ後編
結婚記念日の当日、水野明日美(上野樹里)は、聖林大学付属病院の顧問弁護士を辞任して挨拶を終えた日向誠(尾美としのり)を会議室に呼び出した。

そして、水野明日美(上野樹里)は「今朝も里中絵梨さん(遠野なぎこ)が病院に来ました。そのとき、お腹の子は日向先生(尾美としのり)の子だと言ってました。今更、堕ろせないし、絶対に産んで先生の家庭をメチャクチャにすると言ってました。私のことも訴えて、先生の事をもっと困らせるんだって。先生、認知されるんですか?もし、出産を望まれないのであれば、手段はあります。知り合いに産婦人科医が居ます。口は堅いです。お金さえ出せば、何とかしてくれると思います」と話した。

日向誠(尾美としのり)が「なぜ、君がそこまで?」と尋ねると、水野明日美(上野樹里)は「もし、話が付いたら、私への訴えを取り下げるように頼んで欲しいんです。私もこの病院に来たばかりですし」と頭を下げた。

日向誠(尾美としのり)が「分った。その方向で」と承諾すると、水野明日美(上野樹里)は「話が付いたら連絡します」と答えた。

日向誠(尾美としのり)が急いでディナークルーズの船に乗り込むと、なぜか、妻が里中絵梨(遠野なぎこ)と仲良く話していた。

里中絵梨(遠野なぎこ)は「日向誠(尾美としのり)の事務所でアルバイトをしていた」と言って、妻に声をかけ、意気投合していたのだ。

里中絵梨(遠野なぎこ)が「彼氏と約束してたんだけど、彼が仕事で来られなくなったから、1人で来ました」と話すと、妻は「それは寂しいわね。もし良かったら、私たちと一緒に食事しませんか?」と誘い、3人で食事をすることになった。

里中絵梨(遠野なぎこ)は日向誠(尾美としのり)夫婦と食事しながら、「この子は、本当に元気が一杯で、お腹の中でポコポコ蹴るんです。女に生まれて、本当に良かったとシミジミ思うんです。この子、男の子なんですよ。そうだ、先生の誠って字を付けようかしら。先生みたいに立派な人間になれるように」と話すと、日向誠(尾美としのり)は激しく動揺していた。

さて、その船には水野明日美(上野樹里)も乗り込んでおり、里中絵梨(遠野なぎこ)が持っている隠しマイクで全ての会話を盗聴していた。

水野明日美(上野樹里)は頃合いを見計らって里中絵梨(遠野なぎこ)を呼び出し、「今から日向(尾美としのり)にメールを送るから、日向を呼び出して。後は打ち合わせ通りに」と告げた。

そして、水野明日美(上野樹里)が日向誠(尾美としのり)に「例の医者が承諾してくれました」というメールを送ると、席に戻った里中絵梨(遠野なぎこ)は「私の彼の件でお願いがある」と言って日向誠(尾美としのり)を船の甲板に呼び出した。

そして、里中絵梨(遠野なぎこ)が「この子は産む。貴方の子供を産みたいの」と告げると、日向誠(尾美としのり)は「1人で子供を育てるのは大変だ。子供を諦めてくれれば、できる限りの支援はする」と告げた。

日向誠(尾美としのり)が「支援?でも、今から中絶してくれる医者なんて」と嘆くと、日向誠(尾美としのり)は「医者は見つけた。だから、腹の子は処分するんだ。結果的に君のためになる。僕を信じてくれ」と説得した。

選挙公示日の前日、水野明日美(上野樹里)は日向誠(尾美としのり)に、里中絵梨(遠野なぎこ)が中絶手術を受けた記録を渡し、「中絶は無事に終わったようです。出馬会見、頑張ってください」と告げた。

その後、日向誠(尾美としのり)は、出馬会見の控え室で会見の時間を待っていると、メールが着信した。メールには動画が添付されていた。

動画は、船の甲板で日向誠(尾美としのり)が里中絵梨(遠野なぎこ)に中絶手術を説得している様子を盗撮した動画であった。

さらに、メールには「会見で小山内孝夫(眞島秀和)の無実を証明しろ。さもなければ、動画をネットに晒す」というメッセージと、「TRUTH IN DARKNESS」と書かれたカードが添付されていた。

動画を見た日向誠(尾美としのり)は「ここまで来て、負けるわけには行かないんだ」と言って動揺したが、良い方法を思いついて黒い笑みを浮かべた。

さて、記者会見場で報道陣を前にした日向誠(尾美としのり)は、「実は、皆様にお集まり頂いたのは、15年前に起きた事件について、真実をお話しするためです。15年前、聖林大学付属病院で起きた薬物横流し事件で、その犯人について、病院側は小児外科医師であった小山内孝夫(眞島秀和)と断定しました。しかし、私が改めて検証したところ、病院側の見解は事実無根であった事が証明されました。病院から提示された情報に惑わされ、小山内孝夫(眞島秀和)の名誉を踏みにじった事は、弁護士として慚愧に堪えません。私は必ず、真実を追究してみせます。既に無くなられた医師と親族に深くお詫びを申し上げます」と言って頭を下げた。

報道陣が「選挙への立候補は、どうされるおつもりですか?」と尋ねると、日向誠(尾美としのり)は「何度も考えました。その結果、山内氏(眞島秀和)の件にケジメを付けた上で、今度は政治の場で皆様のお役に立つことが、私の誠意だと判断しました」と答えた。

会見の様子はテレビで生中継されており、テレビで会見を見ていた磐台修一(岩城滉一)は苛立っていた。

一方、テレビで会見を見ていた水野明日美(上野樹里)は「これで切り抜けたつもり?」と言い、里中絵梨(遠野なぎこ)と共に動画をインターネットに公開しようとした。

里中絵梨(遠野なぎこ)が動画の入ったデジカメを奪って「あの人の社会的な地位がなくなれば、もうお金が取れなくなる。それって損じゃない?」と反対すると、水野明日美(上野樹里)は「お金の問題じゃない。復讐したかったんじゃなかったんですか?」と呆れた。

しかし、里中絵梨(遠野なぎこ)は「これがあれば、もっとお金が取れる。アンタは医者だからいい。でも、私みたいな馬鹿な女はお金に頼るしかないのよ」と言い、水野明日美(上野樹里)を裏切り、動画を奪って逃げ去った。

そして、里中絵梨(遠野なぎこ)は日向誠(尾美としのり)を人通りの多い場所に呼び出し、動画と引き替えに日向誠(尾美としのり)から1000万円を受け取った。

日向誠(尾美としのり)は里中絵梨(遠野なぎこ)に「この動画は誰が?」と追求しようとしたが、通行人に「あっ、日向誠(尾美としのり)だ」と気づかれたため、追求を諦めた。

日向誠(尾美としのり)への復讐に失敗した水野明日美(上野樹里)は、西門優介(オダギリジョー)に「止めとけ。他人を巻き込むのはリスクが大きすぎる」と忠告されたことを思い出しながら、その場に崩れ落ちた。

その日の夜、西門優介(オダギリジョー)は日向誠(尾美としのり)と酒を飲みながら、「いよいよ明日ですね。明日の朝刊は楽しみにしてください。久しぶりに良い記事を書かせて頂きました」と報告すると、日向誠(尾美としのり)も満足そうであった。

しかし、翌日の朝刊には、日向誠(尾美としのり)が後見人制度を悪用して老人の資産を横領した署名記事が掲載されていた。

その署名記事を読んだ日向誠(尾美としのり)は記事の署名を見て崩れ落ちた。その記事には、西門優介(オダギリジョー)の署名があったのだ。

一方、朝刊を見た水野明日美(上野樹里)が西門優介(オダギリジョー)の元に駆けつけると、西門優介(オダギリジョー)は「15年前、小山内孝夫(眞島秀和)の嘘の情報を俺に流したのは、日向(尾美としのり)なんだ」と言い、話した。

15年前、日向誠(尾美としのり)は西門優介(オダギリジョー)に「君の亡くなった妹さんの主治医でしたね。小山内先生(眞島秀和)に、おかしな言動はありませんでしたか?実は彼に薬剤の横流し疑惑がありましてね、彼自身も薬物に陥っていた可能性があるんです」と言い、偽の資料を渡し、小山内先生(眞島秀和)の横領疑惑の記事を書かせたのだった。

西門優介(オダギリジョー)は水野明日美(上野樹里)に「俺はその資料を信じて、あの記事を書いた。小山内先生(眞島秀和)の医療ミスを有耶無耶にする為の罠だとも知らずに。記者の立場を利用されたから、あくまでも記者としての借りを返したくて」と話すと、水野明日美(上野樹里)が「どうして1人で?」と尋ねた。

西門優介(オダギリジョー)は「何を言っても言い訳にしかならない。君のお父さんと君を裏切ったことは、消えない事実だ」と答えると、水野明日美(上野樹里)は「ありがとう。記事、ありがとう」と礼を言った。

その頃、磐台修一(岩城滉一)は、15年前に死んだ小山内孝夫(眞島秀和)の手術看護記録を見ながら、動揺していた。

その後、水野明日美(上野樹里)が有馬毅(國村隼)に報告すると、有馬毅(國村隼)は「また1人、消化器外科に関係が強い人物が消えた。この調子じゃ、まだまだ膿が出てきそうだ。この病院を浄化するためだ。引き続き監視を頼む」と告げると、水野明日美(上野樹里)は「分りました」と答えた。

そして、水野明日美(上野樹里)が有馬毅(國村隼)の部屋を部屋を出ると、有馬毅(國村隼)は引き出しから1枚の写真を取り出して眺めた。

その写真には、水野明日美(上野樹里)が里中絵梨(遠野なぎこ)と会っている様子が写っていたのであった。

ドラマ「アリスの棘」の原作と主題歌は「アリスの棘(アリスのとげ)-原作と主題歌」をご覧ください。

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