Nのために-あらすじとネタバレ

榮倉奈々が出演するTBSの湊かなえドラマ「Nのために」の第1話「セレブ夫婦殺人事件…15年前に隠された秘密」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

原作「Nのために」のあらすじとネタバレは、「原作小説『Nのために』のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。

ドラマ「Nのために」の原作や主題歌については、「Nのために-原作と主題歌」をご覧下さい。

■Nのために-あらすじとネタバレ
2004年のある日、高層マンション「スカイローズガーデン」の48階の一室で、野口貴弘(徳井義実)と妻・野口奈央子(小西真奈美)が殺された。

事件の現場には、西崎真人(小出恵介)・杉下希美(榮倉奈々)・成瀬慎司(窪田正孝)・安藤望(賀来賢人)の4人が居り、その場で西崎真人(小出恵介)が逮捕された。

逮捕された犯人・西崎真人(小出恵介)は「自分が野口貴弘(徳井義実)を殺した。不倫関係にあった野口奈央子(小西真奈美)を野口貴弘(徳井義実)が刺したため、カッとなって殴った」と供述し、懲役10年の実刑判決が言い渡された。

そして、10年後、犯人・西崎真人(小出恵介)が出所する。一方、元警官・高野茂(三浦友和)は、野口夫婦殺人事件に矛盾を感じ、独自に事件を調べていた。

西崎真人(小出恵介)は、事件直後、弁護士に、こう話していた。全てはNのために。俺たちがやったのは、そういうことだ。

彼らはあの時、罪を犯した。偶然、その場に居合わせた4人は、古いつながりがあった。事件より、さらに昔、15年前の夏。瀬戸内海に浮かぶ静かな島で、小さな、しかし、島の住人を騒がせるには十分な出来事が起こった。それが全ての発端だった。

1999年、瀬戸内海に浮かぶ小さな青景島では、夏祭りが行われていた。

そのようななか、いつものように、高校生・杉下希美(榮倉奈々)が帰宅すると、部屋の荷物が全て家の前に出されており、弟・杉下洋介(葉山奨之)が父・杉下晋(光石研)に抗議していた。

杉下希美(榮倉奈々)が事情を尋ねると、父・杉下晋(光石研)は「今すぐ、母さんを連れて出て行け」と命じた。父・杉下晋(光石研)は愛人・宮本由妃(柴本幸)連れて帰ってきており、杉下希美(榮倉奈々)の部屋を愛人に与え、愛人と暮らすのだという。

父・杉下晋(光石研)は「俺は養子としてこの家に入り、傾きかけた会社を建て直し、お前ら家族のために、17年間、死ぬ気で働いた。うちの家系の男は短命だから、50まで生きた奴はおらん。俺も50まで、あと3年。いままであくせく働いてきたぶん、残りの3年は好きに生きても良いだろ。俺も今日から好きに生きるから、お前達も好きに生きろ」と告げた。

杉下希美(榮倉奈々)が「病気が見つかったの?」と尋ねると、父・杉下晋(光石研)は健康そのものだと答えた。

すると、弟・杉下洋介(葉山奨之)は「お前が出て行け」と言い、父・杉下晋(光石研)に掴みかかった。

杉下希美(榮倉奈々)は、とっさに、新たに部屋に運び込まれたドレッサーに物を投げつけた。すると、クローゼットの鏡が割れ、部屋に居た愛人・宮本由妃(柴本幸)が悲鳴を上げる。

杉下希美(榮倉奈々)は「うるさい、馬鹿女」と叫ぶと、鏡の破片を拾い上げて、父・杉下晋(光石研)に突き付けた。

そこへ、通りかかった警官・高野茂(三浦友和)が、悲鳴を聞いて入ってきて、その場を治めた。

警官・高野茂(三浦友和)が父・杉下晋(光石研)に事情を聞くと、父・杉下晋(光石研)は「話す事なんてない」と答えた。この件は妻・杉下早苗(山本未來)も了承しているのだという。

それを聞いて驚いた杉下希美(榮倉奈々)が、母・杉下早苗(山本未來)に「なんで出ていくん?」と抗議していたが、母・杉下早苗(山本未來)は「お父さんが家を用意してくれたから」と聞く耳を持たなかった。

こうして、杉下希美(榮倉奈々)と弟・杉下洋介(葉山奨之)と母・杉下早苗(山本未來)の3人は、白い大きな豪邸を出て、山の中にある小さなボロ屋で暮らすことになった。

杉下希美(榮倉奈々)が母・杉下早苗(山本未來)に「本当に好きにしろって言ったの?パパはあの女と浮気しとったんやで」と抗議していたが、杉下早苗(山本未來)は「パパにはパパの考えがあるのよ。真面目で立派な人やもの。なんか、理由があるのよ。パパは直ぐにゴメンって迎えに来てくれる。それまで、待ってあげよう」と聞く耳を持たなかった。

翌日、杉下希美(榮倉奈々)が家を追い出された事は、島中に知れ渡っていた。ただ、よその家の出来事には口を出さないというのが、青景島のマナーで、父・杉下晋(光石研)に意見する者は誰も居なかった。

それから1ヶ月が経過した。弟・杉下洋介(葉山奨之)が「父さん、もう俺たちを呼び戻す気は無いよな。もうあの家には戻れんのなか」と嘆くと、杉下希美(榮倉奈々)は「私は戻れんと思ってる。前の暮らしは夢みたいなもんで、今が現実と思わんと、やっていけんよ」と答えた。

父・杉下晋(光石研)は養子だったが、傾きかけた杉下建設の経営を立て直し、杉下希美(榮倉奈々)らは裕福な暮らしをしていた。

しかし、家を追い出されて以降は、一転して、父・杉下晋(光石研)から振り込まれる月10万円で、家族3人が生活する事を余儀なくされていた。

そのようななか、母・杉下早苗(山本未來)は自分が置かれている状況を理解しておらず、ツケで高級化粧品を購入しようとした。

しかし、店の主人に「前は杉下社長の奥さんやったから、ツケでも良かったけど。必ず払って貰える人にしかツケは出来ないの。お金を払ってたのは、奥さんやなくて、社長さんでしょ」と断られ、警察を呼ばれてしまい、杉下希美(榮倉奈々)は店の主人に平謝りして、母・杉下早苗(山本未來)を連れて帰った。

ある日の夜、杉下希美(榮倉奈々)はスーパーへ買い物へ行こうとして財布を見ると、お金が無くなっていた。通帳を確認すると、父・杉下晋(光石研)から振り込まれた10万円は、直ぐに引き出されていた。

杉下希美(榮倉奈々)が母・杉下早苗(山本未來)に「お金はどこにあるの?」と尋ねると、母・杉下早苗(山本未來)は「お化粧品を買っちゃった」と答えた。

ドレッサーを見ると、高級化粧品がズラリと並んでいた。杉下希美(榮倉奈々)が慌ててレシートを確認すると、代金は9万9309円であった。

杉下希美(榮倉奈々)が「なんでこんなに高いの買うの。1ヶ月、どうやって暮らすの?どうやって食べ物を買うの」と嘆くと、母・杉下早苗(山本未來)は「そんなの、誰かが持って来てくれるわ。何時も、野菜をお裾分けしてくれたり、魚を持って来てくれたりするやろ」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)は「お母さん、そういうのは、全部、お父さんのお付き合いでもらってたの。お母さんにくれてたわけじゃ無いの。こんな所まで持って来てくれる人は居らんの。これ、使ってないんやろ。返してくる」と言って、化粧品を持って部屋を出ようとした。

すると、母・杉下早苗(山本未來)は「止めて。ママが醜くなっても良いの?晋さん(光石研)に嫌われても良いの?ママが晋さん(光石研)に嫌われたら、家に戻れなくなってしまうのよ」と言い、化粧品を奪い返した。

杉下希美(榮倉奈々)は「嫌われるも何も、私たち追い出されたのよ。お父さんは、あの女と暮らしていくのよ」と現実を教えると、母・杉下早苗(山本未來)は「晋さん(光石研)は騙されてるだけなの。直ぐに私の方が良いと気づいてくれる」と言い、ピチャピチャと化粧品を顔に付けだした。

翌日、杉下希美(榮倉奈々)と弟・杉下洋介(葉山奨之)は、新聞配達所へ行き、働かせて欲しいと頼むと、店主は「お金がないのか?いいよ」と言い、雇ってくれた。

しかし、そこへ、母・杉下早苗(山本未來)が現れ、「この子たち、急に自立したがって困ってるのよ。私たち、お金に困ってるわけじゃないから、働かせないで下さいね」と言い、断ってしまった。

困った杉下希美(榮倉奈々)は、父・杉下晋(光石研)にお金の援助を頼むため、実家へ行くと、杉下晋(光石研)は出張で不在だったが、愛人・宮本由妃(柴本幸)が「お金を借りに来たんでしょ?切りが無いから駄目だって言われてるんだけど、内緒で私が貸して上げようか。いくら足りないの?」と尋ねた。

杉下希美(榮倉奈々)は断って帰ろうとしたが、他にお金の当ては無いので、「3人が1ヶ月、食べていけるだけ」と答えると、愛人・宮本由妃(柴本幸)は「本当に困ってるんだ。そういえば、私、まだ謝ってもらってなかった。貴女、私の大事なドレッサーを壊したでよ」と告げた。

杉下希美(榮倉奈々)が謝罪すると、愛人・宮本由妃(柴本幸)は「アンタたちが飢え死にしちゃうと、私が後ろ指をさされちゃうもんね。こうしない、アンタ、この時間に食事を取りに来なさい。お金は渡さない。食べ物を恵んで上げる。私は料理が得意なの。アンタのママ、料理が下手なんだってね。アンタのお父さん、出張から帰るとベットヨベチョの牡蠣フライを食べさせられるって、本気でげっそりしてたよ。知ってた?ふふふ。タダじゃ駄目、誠意を見せて貰わないと。毎回、土下座して、『お願いします』って言うの」と告げた。

杉下希美(榮倉奈々)が拳を握りしめて我慢していたが、ついに我慢しきれなくなり、「なんで、そんな事をしなくちゃいけないの」と言い、立ち去ろうとしたが、愛人・宮本由妃(柴本幸)が「食べ盛りの弟君が可哀想ね」と告げると、杉下希美(榮倉奈々)は引き返して、愛人・宮本由妃(柴本幸)に土下座し、「私たちに食べ物を分けて下さい」と頼んだ。

その日の夕食時、弟・杉下洋介(葉山奨之)が「なんて言うてもらってきたん?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「くれって頼んだわけじゃないよ。食べ盛りの男の子が居るから、大変だろうって、持たせてくれたの。あの人、わりといい人かも」と答てご飯を食べ始めた。

弟・杉下洋介(葉山奨之)が「よう食えるな。恵んでもらって悔しくないの?」と呆れると、杉下希美(榮倉奈々)は「3人揃って飢え死にする方が、よっぽど悔しい。意地を張ってないで、早く食べな」と答えた。

弟・杉下洋介(葉山奨之)は料理を1口食べると、「上手い。何で、あの女、料理が上手いんや」と言い、泣きながら、次々に料理を口に運んだ。

すると、杉下希美(榮倉奈々)は弟・杉下洋介(葉山奨之)に「1ヶ月だけ、我慢しよ。銀行のカードも通帳もお母さんに持たさんようにしよ。お父さんがお金を振り込んでくれたら、その日のうちにスーパーに行って、食べ物を買えるだけ買おうや」と告げた。

生きていくためになんだってしよう。何だってやってやる。

2014年(現在)・・・元警官の高野茂(三浦友和)は、懲役10年の刑期を終えて刑務所を出た犯人・西崎真人(小出恵介)に会い、話を聞いた。

西崎真人(小出恵介)は「俺から話を聞いてどうするの?本でも出すの?ありふれた事件だよ。俺と人妻の不倫がバレて、逆上した旦那が人妻を刺した。それを見た俺も逆上し、旦那を刺した。私情のもつれってやつだ」と話した。

高野茂(三浦友和)が写真を差し出して、「私は青景島の駐在所に10年ほど勤務しておりまして、今年、定年になりました。この真ん中の男性・成瀬慎司君(窪田正孝)はご存じですよね」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「面識は無いけどね。あの日、110番通報したのは彼だ」と答えた。

高野茂(三浦友和)が「杉下希美さん(榮倉奈々)もご存じですよね」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「こっちは、面識がある。逢えば、挨拶する程度の間柄だけどね」と答えた。

すると、高野茂(三浦友和)は「成瀬君(窪田正孝)と杉下さん(榮倉奈々)は、東京に出てくる前、青景島で別の事件の現場に居合わせています。2人が事件現場に居合わせるのは、2度目なんです。2人は私の古い知り合いなんです。私は2人の行方を捜しています」と告げた。

1999年(15年前)・・・杉下希美(榮倉奈々)は涙をこらえて愛人・宮本由妃(柴本幸)に土下座して、食べ物を恵んで貰う日々を続けていたが、ようやく1ヶ月が経過し、父・杉下晋(光石研)から生活費10万円が振り込まれた。

杉下希美(榮倉奈々)は直ぐに10万円を引き出し、弟・杉下洋介(葉山奨之)とスーパーへ行き、山盛りの食料を買い込んで帰宅すると、母・杉下早苗(山本未來)が「お金を引き出してきてくれた?私、新しいコートが欲しいの」とお金を強請った。

Nのために-あらすじとネタバレの後編」へ続く。