Nのために-第4話のあらすじとネタバレ

榮倉奈々がアルバイトに明け暮れるTBSの湊かなえドラマ「Nのために」の第4話「被害者Nと出会った日…すれ違う2人」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

Nのために-第3話のあらすじとネタバレは「Nのために-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。

ドラマ「Nのために」の原作と主題歌については「Nのために-原作と主題歌のネタバレ」をご覧下さい。

■Nのために-第4話のあらすじとネタバレ
2014年(現在)、高野茂(三浦友和)は西崎真人(小出恵介)を弁護した弁護士の元を訪れ、2004年に起きたスカイローズガーデン殺人事件について話を聞いた。

弁護士は「すっきりしない事件でしたよ。西崎真人(小出恵介)は野口さんを殺したのは自分だと認めていました。凶器から彼の指紋も出ました。関係者の供述にも矛盾は無いし、裁判所も有罪と認定したのも仕方ないでしょう。しかし、直接、犯行を目撃した者は誰も居なかった。彼が自白しなければ、有罪になるような事案ではなかったような気がしますね」と話した。

高野茂(三浦友和)が「自白は信頼に足るものでしたか?」と尋ねると、弁護士は「もちろん、本人の言い分を聞いて、しっかり吟味しましたよ」と答え、事件の資料を渡した。

事件の資料を持って来た事務員が「どうして終わった事件を調べてるんですか?」と尋ねると、高野茂(三浦友和)は「半年前でしたか、この事件に、知り合い2人が事件に関わっていたことを知ったんです。成瀬慎司(窪田正孝)と杉下希美(榮倉奈々)は、別の事件にも変わっておりまして」と教えた。

高野茂(三浦友和)が供述を読む

一方、杉下希美(榮倉奈々)は安藤望(賀来賢人)と会っていた。

杉下希美(榮倉奈々)が「高野さん(三浦友和)が来たんだよね?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「うん。事件の話を聞かせてくれって。成瀬(窪田正孝)の行方を捜しているようだった。そのうち、杉下(榮倉奈々)の所にも来るんじゃないかな」と教えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「あんな事件があって、安藤(賀来賢人)の将来に影響が出たら嫌だなって思ったの。安藤(賀来賢人)は何も悪くないもの」と話すと、安藤望(賀来賢人)は「俺があの場に居なければ、あの2人は死んだりしなかった。西崎さん(小出恵介)も・・・」と悔やんだ。

すると、杉下希美(榮倉奈々)は「止めてよ。久しぶりに会えたのに」と話しを拒んで、立ち去った。

2002年(12年前)、杉下希美(榮倉奈々)は居酒屋のバイトや清掃のバイトを掛け持ちし、バイトに明け暮れる日々を送っていた。

そのようななか、バイト先の清掃会社が東京湾のボランティア清掃イベントにダイバーを出すことになった。

杉下希美(榮倉奈々)が「ダイバーの免許が必要なんですよね」と尋ねると、上司は「取る気があるなら、受講料は会社が持つよ」と言ってくれたので、杉下希美(榮倉奈々)に「お得ですね。考えておきます」と答えた。

その日、杉下希美(榮倉奈々)が帰宅すると、土地開発の業者が来ており、管理人・野原兼文(織本順吉)に土地の売却を迫っていたので、杉下希美(榮倉奈々)は業者に「売らないって言ってるじゃないですか。迷惑なんです。帰ってください」と言って追い返した。

管理人・野原兼文(織本順吉)は杉下希美(榮倉奈々)に「良いところに帰ってきてくれた。売らないよ。これを売ったら、俺の人生は終わりだから」と礼を言った。

その日の夜、安藤望(賀来賢人)と西崎真人(小出恵介)が杉下希美(榮倉奈々)の部屋に集まった。

安藤望(賀来賢人)が「読んだよ。西崎さんの『灼熱バード』。途中までしか読んでないけど」と告げると、西崎真人(小出恵介)は「なんだ、安藤君もか」と呆れた。杉下希美(榮倉奈々)も途中までしか読んでないのだという。

西崎真人(小出恵介)が「じゃー、読んだところまでで良い。むしろ数回にわたってじっくりと感想を聞きたい」と話すと、安藤望(賀来賢人)が「何が言いたいのか、サッパリ分らない。飼ってる鳥に餌をやらない女の話でしょ」と感想を述べた。

すると、杉下希美(榮倉奈々)が「違うよ。鳥が主人公でしょ。鳥が自分で焼き鳥になるって話だよ。飼い主が厚くしたオーブンの中に餌を入れるのね。で、お腹を空かせた鳥が、その中に飛び込むって話」と教えた。

西崎真人(小出恵介)は「最後まで読まないからだ。これは愛についての話だ。愛と言っても究極の愛だ」と教えると、安藤望(賀来賢人)が「正当性がなさ過ぎだろ。留年してまで書く話か」と呆れた。

杉下希美(榮倉奈々)が「文学賞に送った?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「送ったが、選考員は愛について理解できなかったらしい」と答えた。落選したらしい。

そこで、安藤望(賀来賢人)は自分の部屋に宅配便が来たため、自分の部屋へと戻った。

杉下希美(榮倉奈々)が「理解できないんじゃ無くて、西崎(小出恵介)さんの考える愛と選考員が考える愛が違ってたんじゃない?みんな、同じ事を考えるとは限らないから」と話すと、西崎真人(小出恵介)は「杉下にとっての究極の愛ってなんだ」と尋ねた。

杉下希美(榮倉奈々)が「罪の共有。共犯じゃ無くて、共有。誰にも知られずに、相手の罪を、自分が半分、引き受けること。誰にもっていうのは、もちろん、相手にも。罪を引き受け、黙って身を引く」と話した。

そこへ、宅配便を受け取った安藤望(賀来賢人)が部屋に戻ってくる。荷物の中身はハムで、3人でハムを食べることにした。

杉下希美(榮倉奈々)がハムを切って、コンロに火を付けて炙ろうとすると、西崎真人(小出恵介)が動揺して「火を消せ」と叫んだ。

灼熱の炎の中にのみ生がある。食事はオーブンの中にある。生きるため、餌を求め、自らの意思でオーブンの中に飛び込む鳥ほど、愚かな生き物が居るだろうか?

ジリジリと焼かれるくらいなら、いっそオーブンの中で一瞬のうちに丸焼きにされる方が幸せに違いない。火あぶりにされるか、殺されるか。僕は心を閉じ、感情を持たない鳥になる事を選んだ。

その日の夜、杉下希美(榮倉奈々)が寝ていると、携帯電話が鳴ったので目覚めた。母・杉下早苗(山本未來)からの電話だった。

杉下早苗(山本未來)は民政員・池沢に助けられて、頑張って働いており、民政員・池沢から食事に誘われたのだと、嬉しそうに話すが、杉下希美(榮倉奈々)は「私には私の生活があるの。夜中に連絡してこんといて」と言い、電話を切った。

翌日、安藤望(賀来賢人)は大学で「灼熱バード」を読んでいる杉下希美(榮倉奈々)を見掛け、声を掛けた。

安藤望(賀来賢人)が「テーマが究極の愛って言ってる時点でアレだろ」と呆れると、杉下希美(榮倉奈々)は「安藤は彼女居る?」と尋ねた。

安藤望(賀来賢人)が「チャラチャラ遊んでられないの。実験だのレポートだのエントリーシートだの。杉下は男居るんだ」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「居ないよ。毎日、学校とバイトと野バラ荘をグルグルしてるだけだもの」と答えた。

安藤望(賀来賢人)が「なんでそんなに働くの?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「父親に入学金を出してもらったから、早く返したい」と答えた。

安藤望(賀来賢人)が「返す?親だろ?」と驚くと、杉下希美(榮倉奈々)は「親でも誰にも頼りたくないもの」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「それより、就職対策は万全って言ってたじゃん?何をしておけば良い?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「うーん。何になりたいの?」と尋ねた。

杉下希美(榮倉奈々)が「何になれるか分らないけど、今居る場所より高いところへ行きたい。約束したから」と答えると、安藤望(賀来賢人)は「誰と?」と尋ねた。しかし、杉下希美(榮倉奈々)は笑って誤魔化して答えなかった。

その日、杉下希美(榮倉奈々)が帰宅すると、同窓会の葉書が届いていた。杉下希美(榮倉奈々)は「島に帰るお金が無いし」と迷っていたが、管理人・野原兼文(織本順吉)から「たまには帰ってみたらいい。会いたい人は居ないの?」と背中を押され、同窓会に出席することにした。

ある日、青景島に戻った杉下希美(榮倉奈々)は、あの母・杉下早苗(山本未來)が漁港で魚の荷揚げを手伝っている様子を見て感じ入る。

杉下希美(榮倉奈々)は青景島を巡って昔の事を思い出していると、同級生から電話がかかってきた。同窓会が中止になるかもしれないのだという。

杉下希美(榮倉奈々)が理由を尋ねると、同級生は「成瀬君(窪田正孝)のお父さんが亡くなったのよ。急性心不全やて。お家で倒れて、そのまま」と教えた。

一方、同窓会のために青景島へ戻ってきた成瀬慎司(窪田正孝)は、父親が死んだという知らせを受けて急いで帰宅する。成瀬慎司(窪田正孝)は、父親が倒れていたことも知らされていなかった。

父・成瀬周平(モロ師岡)は、東京へ出た成瀬慎司(窪田正孝)の事を自慢にしており、迷惑を掛けてはいけないと思い、成瀬慎司(窪田正孝)に倒れた事も知らせていなかったのだという。

同窓会は中止され、杉下希美(榮倉奈々)は父・成瀬周平(モロ師岡)の葬儀に出席した。

Nのために-第4話のあらすじとネタバレの後半」へ続く。

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