Nのために-第7話のあらすじとネタバレ

徳井義実が妻を監禁する湊かなえドラマ「Nのために」の第7話「語られる事件の悲劇…歪んだ愛の代償」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

Nのために-第6話のあらすじとネタバレは「Nのために-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。

原作「Nのために」のあらすじとネタバレは「原作小説『Nのために』のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。

■Nのために-第7話のあらすじとネタバレ
杉下希美(榮倉奈々)は高野茂(三浦友和)に、3年前に胃癌の手術をして余命1年を宣告されたことを明かし、事件当日の事を話した。

あのとき、杉下希美(榮倉奈々)と安藤望(賀来賢人)は、野口貴弘(徳井義実)の自宅に招かれていた。杉下希美(榮倉奈々)は安藤望(賀来賢人)より先に、約束の1時間ほど前に野口の自宅を訪れていた。

野口貴弘(徳井義実)と安藤望(賀来賢人)の将棋の勝負は、野口貴弘(徳井義実)が不利な状況で中断されており、その不利をどう切り抜けるか。それを考えるのが杉下希美(榮倉奈々)の役割だった。

安藤望(賀来賢人)に将棋を教えたのは杉下希美(榮倉奈々)だったので、杉下希美(榮倉奈々)には安藤望(賀来賢人)の手がある程度、読めた。

しかし、杉下希美(榮倉奈々)は、毎回、安藤望(賀来賢人)が野口貴弘(徳井義実)に負けて「この人には勝てない」と思うのが納得できず、1回くらいは野口貴弘(徳井義実)を困らせようと思い、野口貴弘(徳井義実)に「今回は勝てないかも知れません」と言ったのだという。

杉下希美(榮倉奈々)は高野茂(三浦友和)に「そんな事をしなければ。私が早めに野口さん(徳井義実)が気に入る手を思いつけば、私はもっと早く書斎を出て行けたんです」と話して、悔やんだ。

高野茂(三浦友和)が「野口さん(徳井義実)が先に書斎を出て行ったんやろ?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「はい。安藤(賀来賢人)から電話があったんです。『ラウンジで待っててもらおう。その間に手を考えて、メモしておいてくれ』と言って、書斎を出て行きました」と話した。

高野茂(三浦友和)が「そのまま、君がそこに居た」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「正確な時間は覚えていません。リビングから何かが倒れる音がしたんです。初代を出ると、燭台を手にした西崎さん(小出恵介)が立っていました」と話した。

高野茂(三浦友和)が「君は西崎君(小出恵介)の犯行を直接、見ていない。慎司(窪田正孝)も安藤君(賀来賢人)もそうだ。現場で西崎君を見たとき、どう思った?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「西崎さんが『自分が殺した』と言ったのを聞きました」と答えた。

高野茂(三浦友和)が「西崎君(小出恵介)は火を恐れてたんだよね。しかも、極度に。それなのに、あえて燭台を手に取るものかね?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「私には分りません。私には、自分が見たことしか分りません。スカイローズガーデンの事件でも、『さざなみ』の事件でも、自分が見たことだけを警察にお話ししました」と答えた。

それを聞いた高野茂(三浦友和)は「話してくれて、ありがとう」と礼を言って帰っていった。

その後、部屋で1人切りになった杉下希美(榮倉奈々)は、安藤望(賀来賢人)から受け取った指輪を眺めていた。

指輪は安藤望(賀来賢人)が10年前に買った物だった。余命宣告を受けている杉下希美(榮倉奈々)は、「誰とも結婚する気は無い」と断ったが、安藤望(賀来賢人)は「取っておいて」と言い、指輪を杉下希美(榮倉奈々)に渡した。

杉下希美(榮倉奈々)は「もらっても困る」と断ったが、安藤望(賀来賢人)は「今は思わなくても、そのうち結婚したいと思うようになるかもしれないじゃん。3年先とか、5年先とか」と告げた。

杉下希美(榮倉奈々)が「そんな先のことは分らない」と困ると、安藤望(賀来賢人)は「だから、分らないんだって、先のことは」と言い、指輪を受け取らせていたのだ。

余命宣告を受けた杉下希美(榮倉奈々)は「誰かが側に居れば、もっと生きたいという欲が出るかもしれない。1人の方が気が楽」と思っており、指輪を受け取った杉下希美(榮倉奈々)は苦悩していた。

2004年(事件が起きた年)、杉下希美(榮倉奈々)と安藤望(賀来賢人)は、野口貴弘(徳井義実)に招かれて野口奈央子(小西真奈美)の様子を見に行ったが、途中で野口奈央子(小西真奈美)の体調が悪くなったので、帰ろうとしたとき、野口貴弘(徳井義実)は「話しておきたいことがある」と言い、2人をマンション最上階のラウンジへ誘った。

そこで、野口貴弘(徳井義実)は、ドアチェーンについて「妊娠に気づかないまま出かけてしまって、奈央子(小西真奈美)は先月、流産したんだ。それから精神的に不安定な状態が続いてる。こないだ、僕が会社にいる間に、裸足のまま、フラフラと外に出て車道に飛び出そうとした。人から見たら異常だろうし、僕も奈央子(小西真奈美)を監禁するような真似はしたくないけど、それでもドアにチェーンを付けたのは、奈央子(小西真奈美)の身を守るためなんだ」と話した。

その後、野バラ荘に戻った杉下希美(榮倉奈々)と安藤望(賀来賢人)の2人は、杉下希美(榮倉奈々)の部屋で将棋を指しながら、野口奈央子(小西真奈美)の事を心配した。

そのとき、安藤望(賀来賢人)が「本当に流産したのかな?奈央子さん(小西真奈美)が不倫をしているという噂があるんだ。監禁されているのは、噂のせいかもしれない」と話した。

隣人の西崎真人(小出恵介)は、その話を聞いてしまい、体がアザだらけの野口奈央子(小西真奈美)を思い出して、呆然とした。

その日の夜、西崎真人(小出恵介)は杉下希美(榮倉奈々)の部屋を訪れ、「奈央子(小西真奈美)の事を教えて欲しい」と頼むと、杉下希美(榮倉奈々)は「今、奈央子って言った?もしかして、奈央子さんの相手って、もしかして西崎さん?」と驚いた。

西崎真人(小出恵介)が「奈央子(小西真奈美)は旦那に暴力を振われている。奈央子は殴られる度に俺に電話してくる。最近は連絡が無かったから、無事なんだろうと思ってたが、監禁されてるってどういうことだ」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「外からドアチェーンをかけられ、家から出られなくなっているの」と教えた。

西崎真人(小出恵介)が「奈央子(小西真奈美)に連絡してくれ」と頼むと、杉下希美(榮倉奈々)は「奈央子さん、携帯を解約した」と教えた。

西崎真人(小出恵介)が「じゃー、どうやって連絡を取ればいいんだ」と苛立つと、杉下希美(榮倉奈々)は「取らなきゃいいと思う。不倫なんかしなきゃいい。なんで人の奥さんを好きになるの?奈央子さんが監禁されたのも西崎さんのせいかもしれないのよ。好きだからって、人の家をメチャメチャにしていいの?」と怒った。

そして、杉下希美(榮倉奈々)が「奈央子さん、流産したんだよ。お腹に居たのって、西崎さんの子供なの?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「俺の子じゃない」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「でも、野口さん(徳井義実)は疑ったから、奈央子さん(小西真奈美)に暴力を振ったんじゃないの?」と呆れると、西崎真人(小出恵介)は「俺のせいなのか?」と動揺した。

杉下希美(榮倉奈々)が「分らない。本当の事は私には」と言い、台所で大根を切り出した。

西崎真人(小出恵介)が「助けてやりたいと思わないのか?今まで世話になっただろ?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「優しいけど、見境が無くて、なんだか怖いのよ。人の部屋に断りも無くドレッサーを送ってくるし。私はああいう人は好きになれない。夫婦なんて外から見ても分らない。幸せそうでも、実は冷え切ってたり、暴力を振われてるけど、離れたくないとかあるんじゃん。そういう意味の無いことに関わりたくない。巻き込まれたくないの」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)は苛立つ勢いでコンロに火を付けたが、火が苦手な西崎真人(小出恵介)が居る事を思い出し、火を消して「ゴメン」と謝った。しかし、西崎真人(小出恵介)は部屋を出て行った。

Nのために-第7話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。

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