デート・恋とはどんなものかしら-あらすじとネタバレ

杏が出演するフジテレビのドラマ「デート・恋とはどんなものかしら」の第1話「恋の仕方がわかりません!!契約で結婚が出来ますか!?」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

ドラマ「デート・恋とはどんなものかしら」の原作と主題歌は「デート・恋とはどんなものかしら-原作と主題歌」をご覧下さい。

■デート・恋とはどんなものかしら-あらすじとネタバレ
東大の大学院を卒業して国家公務員として内閣府の研究所で働く藪下依子(杏)は、超合理主義で、食事の内容なども全て計画を決めており、計画通りに生活していた。

ある日、藪下依子(杏)は父・藪下俊雄(松重豊)から見合いを持ちかけられると、「お父さん、お父さんが女は結婚こそ幸せであるという考えの持ち主なら、私はお父さんに失望するわ。現在の女性の自己実現とは、決して結婚して家庭に収まることではないわ」と意見した。

しかし、父・藪下俊雄(松重豊)が「お前も結婚したくないわけじゃないんだろ?」と尋ねると、藪下依子(杏)は「国の少子化対策に貢献し、国のGDP低下を抑制したいという気持ちはあるわ」と言い、あっさりと見合いを承諾した。

ところが、藪下依子(杏)は超合理主義の変質者だったため、ことごとくお見合いに失敗してしまう。

そのようななか、父・藪下俊雄(松重豊)は、死んだ母・藪下小夜子(和久井映見)の仏壇の前に座り、「僕も早くそっちへ行きたいよ。・・・冗談だよ。まだ君との約束は果たせてないもんな。あの子に良い相手を見つけてやること。僕の最後の仕事だ。あの子にも味会わせてやりたい。愛する人と人生を歩む幸せ。君と僕のように。あの子にも・・・。絶対無理かも知れないな」と泣いた。

それを盗み見してしまった藪下依子(杏)は、部屋に戻って一心不乱に数式を書き散らすが、答えは出ず、苦悩する。

一方、自宅で絵画教室を開いている母・谷口留美(風吹ジュン)と2人で暮らしている谷口巧(長谷川博己)は、昼頃に起きてのんびりと新聞を読み、その後は部屋で本を読んだり映画を観たする自称「高等遊民」のニートであった。

ある日、幼馴染みの島田宗太郎(松尾諭)は谷口巧(長谷川博己)のために、谷口巧(長谷川博己)の職業を詐称して知り合いの結婚相談所に登録し、見合い相手の資料を持って行ったが、谷口巧(長谷川博己)は島田宗太郎(松尾諭)を拒絶した。

ところが、谷口巧(長谷川博己)は、母・谷口留美(風吹ジュン)が高齢で隊長に不安もあったことから、見合い相手の資料を漁り始め、藪下依子(杏)の資料に目を留めた。

ある日、父・藪下俊雄(松重豊)が藪下依子(杏)を小料理屋に呼んで、柔道仲間の鷲尾豊(中島裕翔)を紹介した。

しかし、藪下依子(杏)は「お父さん、今まで私の結婚の為に尽力してくれて感謝しています。でも、もう、こういうことをする必要は無いわ。実は私もうお付き合いしている人が居るの」と言い、谷口巧(長谷川博己)の資料を渡した。

父・藪下俊雄(松重豊)が「この紙はなに?」と不思議がると、鷲尾豊(中島裕翔)は「結婚相談所の資料みたいですね」と教えた。

父・藪下俊雄(松重豊)が「結婚相談所に申し込んだのか?」と驚くと、藪下依子(杏)は「もちろん、職場周辺の男性も検討してみましたが、交際しても良いと思える男性6名のうち、3名が既に交際中の女性が居り、2名は既婚者でした。あと1人はもうすぐネパールに帰るんですって。そこで、より広範囲から愛称のいい人を検索するシステムを利用することにしたの」と話した。

父・藪下俊雄(松重豊)が「で、この人か?」と尋ねると、藪下依子(杏)は「一目惚れ。自分でも驚いています」と答えた。

父・藪下俊雄(松重豊)が「この人はおまえの事を気に入ってくれてるのか?」と尋ねると、藪下依子(杏)は「メールの文面からは、そう解釈できます」と答えた。

鷲尾豊(中島裕翔)が「会ってはいるんですよね?」と尋ねると、藪下依子(杏)は「現時点では会っていません。資料を見て、この人だと直感しました」と答えた。

父・藪下俊雄(松重豊)が「これは、お付き合いをしているとは言わないな」と呆れると、藪下依子(杏)は「分ってる。来週、第1回目のデートを行なうわ。そこでお互いの気持ちを確認して、正式に交際していく予定。もちろん、結婚に至るかは、まだ分らない。でも、私が努力を惜しまない人間だということは、お父さんはよく知ってるでしょ。ということで、鷲尾さん(中島裕翔)、私の事は諦めて下さい。では失礼します」と言い、小料理屋を出た。

デートの3日前、藪下依子(杏)は自分の部屋で、自分にしか見えない幻の母・藪下小夜子(和久井映見)と話をしていた。

幻の母・藪下小夜子(和久井映見)が「いい?男は理数系の女ってだけで、ちょっと退くんだからね」と教えると、藪下依子(杏)は「お母さんだって理数系だったじゃない」と言い返す。

幻の母・藪下小夜子(和久井映見)が「私はテクがあったもの。いい?アドバイス。キスまで持って行きなさい。バクテリアの交換は体にも良いのよ」とアドバイスすると、藪下依子(杏)は「最初のデートよ。性急すぎない?」と呆れた。

幻の母・藪下小夜子(和久井映見)が「どうせ貴方には無理でしょうね。恋愛、不適合者」と馬鹿にすると、藪下依子(杏)が怒って幻の母・藪下小夜子(和久井映見)は消えた。

一方、谷口巧(長谷川博己)は、幼馴染み・島田宗太郎(松尾諭)の工務店を訪れ、藪下依子(杏)とデートすることになった事を報告すると、妹・島田佳織(国仲涼子)が「やったじゃない。デートのプランは立てた?」と喜んだ。

谷口巧(長谷川博己)は「蓬莱軒で担々麺を食べようと思ったんだが、ウエブに出てこない」と話すと、島田宗太郎(松尾諭)は「12年前に潰れたよ」と教えた。

谷口巧(長谷川博己)は「吉村のじいさんのコーヒー屋も出てこない」と話すと、島田宗太郎(松尾諭)は「とっくに死んだよ」と教えた。

妹・島田佳織(国仲涼子)が「何年、都心部に出てないの?」と呆れると、谷口巧(長谷川博己)は「10年くらいかな」と答えた。

島田宗太郎(松尾諭)が「とにかく良くやったな。東大での国家公務員かよ。上玉を選んだな。写真で観る限り、なかなかの美人じゃないか」と喜ぶと、谷口巧(長谷川博己)は「その経歴からすると、勉強ばかりやってきた堅物で、恋愛経験は豊富じゃないと踏んだんだ」と答えた。

妹・島田佳織(国仲涼子)が「甘いね。理系の女子はモテるのよ。周りは野郎ばっかりだから。しかも、あの見た目なら、そうとう目立っていたはず。モテモテの人生を歩んできてるね」と話すと、谷口巧(長谷川博己)は「なんてことだ。チェンジしようかな」と驚いた。

島田宗太郎(松尾諭)が「今更、手遅れだ。やりきるしかない。とにかく話題をたくさん用意しておけ。話題が途切れないようにな」と告げると、妹・島田佳織(国仲涼子)も「アニメ系は避けた方が良いわね」とアドバイスした。

こうして、谷口巧(長谷川博己)は、島田宗太郎(松尾諭)と妹・島田佳織(国仲涼子)のアドバイスを得て、藪下依子(杏)とのデートに臨んだ。

デートの当日、谷口巧(長谷川博己)は母・谷口留美(風吹ジュン)から小遣い2万円を貰い、待ち合わせ場所に向うと、待ち合わせ場所に、頭に花を付けた女・藪下依子(杏)が立っていた。

谷口巧(長谷川博己)は藪下依子(杏)を見て帰ろうとしたが、藪下依子(杏)に声を掛けられてしまい、デートすることになる。

藪下依子(杏)が痛い女だったので、谷口巧(長谷川博己)はデートの途中で「トイレに行ってきます」と言って逃げ出したが、先回りしていた藪下依子(杏)に掴まり、トイレへ連れて行かれてしまった。

トイレに入った谷口巧(長谷川博己)は、幼馴染み・島田宗太郎(松尾諭)に電話して「アレは痛い女だ。とにかくスゲー怖い。今日はこのまま家に帰る。デートなるものがこんなにも苦痛だとは思わなかった。あの女を巻いて帰る」と告げた。

すると、隣に居た島田佳織(国仲涼子)が島田宗太郎(松尾諭)から電話を奪い、谷口巧(長谷川博己)に「おい、舐めたことをぬかしてるんじゃないぞ。逃げるなんて人としてあり得ない。その子は痛い女なんかじゃない。巧君(長谷川博己)の気のせいだ。巧君は長いこと、現実の女を知らないから、そんな風に感じるんだ。その子はごく普通の今時の女の子。痛いのはアンタ。アンタが痛い男なの」と激怒した。

谷口巧(長谷川博己)が「だけど、もう限界だよ。町中に出ただけでも一杯一杯なのに」と弱音を吐いたが、島田佳織(国仲涼子)は「とにかく、今日は最後までやり抜きなさい。楽しくなくても楽しいふりをする。それがマナーだよ。巧君だけって観光船に乗るの久しぶりでしょ。楽しいって。とにかく、1時間半の我慢、やりとげなさい。いいね」と言い、電話を切った。

電話を切った谷口巧(長谷川博己)が「楽しいふりをすれば良いんだろ。しょせん、この世は舞台、人はみな役者だ。生きている事、ああ、それは何というやりきれない、息も絶え絶えの大事業であろうか。by太宰治」と言い、意を決してトイレを出ると、トイレの個室から1人の男が出てきた。

一方、女子トイレに入っていた藪下依子(杏)は、鏡の前で化粧を直しながら、幻の母・藪下小夜子(和久井映見)と話していた。

藪下小夜子(和久井映見)が「あれは絶対に痛い男よ。あれだけの好条件が、未だ独身で、結婚相談所で結婚相手を探してるのはなぜ?同性愛者かも知れない。いえ、同性愛者なら全然いいわ。ド変態かも知れない。異常性癖の持ち主かも」と告げた。

藪下依子(杏)が「止めて」と告げると、藪下小夜子(和久井映見)は「私が思ってることは、貴方が思っていること」と答えた。

藪下小夜子(和久井映見)が「このまままいて逃げちゃえ」と唆すと、藪下依子(杏)は「どうせあと観光船に乗るだけ。90分の辛抱よ」と答えた。

藪下小夜子(和久井映見)が「やっぱり、苦痛なんじゃない」と告げると、藪下依子(杏)は幻の母・藪下小夜子(和久井映見)を消した。

藪下依子(杏)がトイレを出ると、谷口巧(長谷川博己)が待っており、2人は腕を組んで観光船乗り場へと向かう。

デート・恋とはどんなものかしら-あらすじとネタバレの後編」へ続く。

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