天皇の料理番-あらすじとネタバレの後編

日野陽仁が出演するTBSの料理番ドラマ「天皇の料理番」の第1話「時代を超える人間の愛と命の感動物語 どうしようもない男が百年前に見た料理への果てなき夢」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「天皇の料理番-あらすじとネタバレ」からの続きです。

■天皇の料理番-あらすじとネタバレの後編
その日、呆れた高浜金之介(日野陽仁)が「明日から店の中の仕事をやって。よそに出たらアカンけんの」と命じると、秋山篤蔵(佐藤健)は「あの、1日置きやったら、飽きませんか?ワシ、その1日で倍働きますさかい」と頼んだ。

高浜金之介(日野陽仁)が「道楽は休みの日にやってもらえるか」と呆れると、秋山篤蔵(佐藤健)は「けど、実際のとこ、ワシが居らんでも店は回ってますよね。別段、不便もないわけですし。そんなケチくさい事を言わんでも」と反論した。

高浜金之介(日野陽仁)が「ケチ?身内やいうたかて、給金も渡してますやろ」と怒ると、秋山篤蔵(佐藤健)は「けど、身内やから給金は小遣い程度って。それで働きはキッチリせいって理屈に合わん」と反論した。

すると、高浜金之介(日野陽仁)が「アンタはいずれ、この店を継ぐんですやろ。この店を貰えるんやから、小遣い程度で当然ですやろが。欲張りな。そもそも、ワシはアンタの恩人なんやぞ。ワシはの、しっかり者のそろばんに明るい婿が欲しかったんじゃ。それをあの仲人が、秋山の家が男腹や男腹や、支度金もイランから貰ってくれって、しつこうに言うてきて。こら、なんかあるって調べたら、武生じゃ有名な出来損ないやったそやないか。けど、大事にしたったら、まともになるかもしれんって、男を見せて引き受けてやったわ」と激怒した。

それを聞いた秋山篤蔵(佐藤健)は「いらんが、いらんが。こんな家、いらんが。この家をくれってなんて、一言でもいうたが?来たくて来たと違うわ。気に入らんかったら、さっさと追い出したらええが」と激怒して高浜家を飛び出した。

ふすまの向こうでは高浜俊子(黒木華)が話を聞いており、高浜ハル江(大島さと子)が「アンタ、今の話・・・」と驚くと、高浜俊子(黒木華)は「そういうなり行きでしたか。母さん、可哀想なのは、ウチと違いますよ」と話した。

その日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)が河原で今日食べたカタツムリの事を考えながら空を見上げていると、雨が降ってきた。

そこへ、高浜俊子(黒木華)が傘を持ってやってきたので、秋山篤蔵(佐藤健)は高浜俊子(黒木華)と話しながら高浜家に帰る。

高浜俊子(黒木華)が「今日は何を作ったんですか?」と尋ねると、秋山篤蔵(佐藤健)は「カタツムリのバター焼き」と答え、田辺祐吉(伊藤英明)の事を話した。

そして、秋山篤蔵(佐藤健)は「ワシ、アカンのよ。カーッとなると、それしか見えんようになって。分かってるんです。お義父さん(日野陽仁)の言うとおり、こんなもんは道楽やって。分かってるんです」と話した。

高浜俊子(黒木華)が「何が作れるようになったんですか?」と尋ねると、秋山篤蔵(佐藤健)は「カツレツ。ライスカレー。越前カニを使ったクリームコロッケ。これが絶品で」と答えながら、帰宅した。

しかし、秋山篤蔵(佐藤健)は田辺祐吉(伊藤英明)から「東京へ出てみれば?西洋料理をやるのなら東京だよ」と言われた事が頭から離れず、夜中に起き出すと、隣で寝ている高浜俊子(黒木華)に「すみません」と頭を下げ、高浜家を出て行った。

そのとき、高浜俊子(黒木華)は起きていたが、寝たふりをしており、秋山篤蔵(佐藤健)が出て行くと、涙を流した。

翌朝、高浜金之介(日野陽仁)は秋山篤蔵(佐藤健)が出て行った事を知り激怒し、従業員に秋山篤蔵(佐藤健)を探させ、秋山篤蔵(佐藤健)の実家にも連絡した。

一方、高浜俊子(黒木華)は秋山篤蔵(佐藤健)の為に縫っていた着物が完成するが、秋山篤蔵(佐藤健)に渡せなかった事を残念がっていた。

さて、汽車で東京へと出た秋山篤蔵(佐藤健)は、東京で法律の勉強をしている長男・秋山周太郎(鈴木亮平)の元を訪れ、事情を説明した。

事情を聞いた長男・秋山周太郎(鈴木亮平)が呆れると、秋山篤蔵(佐藤健)は「兄やんは言ったじゃないですか。これって言うものを見つけろって。ワシは大日本帝国一のコックになるんです」と宣言した。

結局、長男・秋山周太郎(鈴木亮平)は秋山篤蔵(佐藤健)を預かり、実家の父・秋山周蔵(杉本哲太)に手紙を書き、「これはいつもの熱病だと思います。1月もすれば冷めるでしょう。私とすれば、まず1月、旅行に出したと思い、ご判断を待って頂ける事を切に願います」と頼んだ。

ある日、秋山周蔵(杉本哲太)と秋山ふき(美保純)は、高浜家に謝罪に訪れ、長男・秋山周太郎(鈴木亮平)の手紙を高浜金之介(日野陽仁)に見せて「判断はお任せします」と謝罪した。

手紙を読んだ高浜金之介(日野陽仁)が「これは離縁だけでは収まりませんぞ。俊子(黒木華)は傷ものにされて、可哀想に毎日毎日、泣き暮らしてる」と告げると、高浜俊子(黒木華)は慌てて否定したが、高浜金之介(日野陽仁)は「心では泣いてるだろう。お父さんには分かる」と言い、秋山周蔵(杉本哲太)と慰謝料の話を始めた。

高浜俊子(黒木華)が「あのー、離縁するから傷物になってしまうのではないでしょうか?離縁しなければ、別段、問題は無いというか・・・」と言って慰謝料の話し合いを中断させると、高浜金之介(日野陽仁)は「何を言うとるが。お前には跡取りを取って貰わないと」と怒った。

高浜俊子(黒木華)は「光子(石橋杏奈)も鈴子も居るやないですか。とりあえず待ってみませんか?1月後には戻ってくるかもしれませんし」と提案すると、母・高浜ハル江(大島さと子)は「それでいいの?」と尋ねた。

高浜俊子(黒木華)は「ウチ、楽しかったんです。篤蔵さん(佐藤健)と居って。きっと、こんな事をしてしまう人やから、楽しかったんだと思います。何もかも望んでは、バチが当たるいうもんです」と答えた。

一方、秋山周太郎(鈴木亮平)は日本大学法律科で、法律科の教授・桐塚尚吾(武田鉄矢)に弟・秋山篤蔵(佐藤健)の事を話すと、桐塚尚吾(武田鉄矢)は秋山篤蔵(佐藤健)に興味を持った。

そのころ、秋山篤蔵(佐藤健)は「働くにしても、先に味を確かめてから」と言い、田辺祐吉(伊藤英明)が勤めていた泰西軒にヒレカツを食べに行ったが、秋山篤蔵(佐藤健)は西洋料理のマナーを知らないので、コンソメスープをズーズーと音を立てて飲んで、周りの客に迷惑を掛けた。

さらに、秋山篤蔵(佐藤健)がカチャカチャと音を鳴らして肉を切るので、店員が「お切りして参りましょうか?」と気を利かせたのだが、秋山篤蔵(佐藤健)は「こんな固い肉をよう客に出せますな」と言い、手づかみで肉を食べて泰西軒で騒ぎを起こした。

その日の夜、話を聞いた秋山周太郎(鈴木亮平)は「お前はいつもそうだ。学ぶという事ができぬ。かんしゃくを起こし、挙げ句の果てには、出来ぬ事を『つまらぬ』と言い換えて放り出す。相場師でも坊さんでも、つまらぬと思はずに続けていく人が大勢居る。その人達は性に合っていたから続けていたのだろうか?俺は違うと思う。嫌なこともあるけど、辛抱して、努力して、その中に面白さを見つけてきたんだと思う。お前の性分だと面白いこともつまらぬ事に成り下がる。その性分を直せないなら、戻った方が良い。大店の若旦那に厳しいことをいう人は居ないだろう」と諭した。

秋山篤蔵(佐藤健)は秋山周太郎(鈴木亮平)の部屋を飛び出すと、泰西軒へ行き、「ワシを雇ってもらえんでしょうか?何でもしますんで」と頼んだが、店員に顔を覚えられていたので、「もっと良い店で修行した方が良い。帰れ」と言われ、相手にされなかった。

翌日、秋山篤蔵(佐藤健)は再び泰西軒へ行き、「何も出来ないわけじゃないんです。前、ここで働いていた田辺軍曹(伊藤英明)に手ほどきを受けた」と言って雇ってくれるように頼んだが、店員は「田辺祐吉(伊藤英明)はコック長の女に手を出したんだよ」と怒り、田辺祐吉(伊藤英明)の名前は逆効果になってしまった。

その日から、雨の日も風の日も、秋山篤蔵(佐藤健)は泰西軒の裏口へ通い、雇ってくれるように頼んだが、全く相手にされなかった。

一方、秋山周太郎(鈴木亮平)が秋山篤蔵(佐藤健)が泰西軒に通ってることを桐塚尚吾(武田鉄矢)に話し、「弟がこんなに意地を見せたことは、初めてです」と話すと、桐塚尚吾(武田鉄矢)は「修行なら、他の店でできると思うんだけどね。実は、1つ話が有るんだね」と話した。

その日の夜、秋山周太郎(鈴木亮平)が泰西軒の裏口に行くと、秋山篤蔵(佐藤健)が裏口から厨房を覗いていた。

秋山周太郎(鈴木亮平)が「ここまでやるのは、意地になってるのか?」と尋ねると、秋山篤蔵(佐藤健)は「それもありますけど、つまらなくならないんです。1日、裏口で居ると、いろんなものが見えるんです。コックとコックがしゃべっているのが聞こえてきたり、色々なことが分かるんです。盗み聞きでも結構、耳学問が出来るんですよ」と楽しそうに話した。

秋山周太郎(鈴木亮平)は父・秋山周蔵(杉本哲太)からの手紙で「ありがたいことに、俊子さん(黒木華)は篤蔵(佐藤健)の事を待つと言ってくれている。お前から、篤蔵(佐藤健)を諭して欲しい。できれば早いうちに」と頼まれていた。

しかし、秋山篤蔵(佐藤健)の話を聞いた秋山周太郎(鈴木亮平)は「お父さん、すいません」と言い、秋山篤蔵(佐藤健)に「この店じゃないといけないのか?修行するのは」と尋ねると、秋山篤蔵(佐藤健)が「え?」と不思議がった。

秋山周太郎(鈴木亮平)は「桐塚先生(武田鉄矢)が華族会館の法律顧問をやっていてな。元は鹿鳴館という国の社交場だったものが、今は貴族階級の社交場になっていて、本格的な西洋料理を出しているそうだ。ただし、下働きの小僧からだぞ。いいか?」と告げると、秋山篤蔵(佐藤健)は大喜びして秋山周太郎(鈴木亮平)に感謝した。

翌日、秋山篤蔵(佐藤健)は桐塚尚吾(武田鉄矢)の紹介で、華族会館の料理長・宇佐美鎌市(小林薫)に挨拶し、秋山篤蔵(佐藤健)はは華族会館で下働きを開始しするのでった。

天皇の料理番-第2話のあらすじとネタバレ

ドラマ「天皇の料理番」に登場する実在のモデルは「天皇の料理番-実在のモデルのまとめ」をご覧ください。

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