北乃きいは子豚ちゃん

北川弘美が出演するドラマ「流れ星」の第6話「愛と死」の感想です。第6話のあらすじは「流れ星-第6話のあらすじ」をご覧下さい。

第6話は面白かった。北乃きいの下げマンがよく表現できており、北乃きいを「子豚」と呼ぶ点も面白かった。

第6話で、落語好きの沢村涼太(桐山照史)が死亡した。沢村涼太は死亡フラグが立っていたので、死ぬことは分っていたが、予想よりも早く死んだ。

沢村涼太の姉・琴美(早織)が妊娠中なので、琴美の出産と入れ替わりに死亡するのかと思っていたが、出産を待たずして死亡してしまった。

桐山照史の大阪弁は邪魔だったが、死んでしまうとなると悲しいものである。

第6話は岡田マリア(北乃きい)の下げマンぶりが面白い。第5話で岡田マリアが沢村涼太をラブホテルに連れ込み、馬乗りになると、沢村涼太は翌日、体調が悪化。第6話で岡田マリアがキスすると、沢村涼太はその日のうちに死亡していまった。もの凄い下げマンである。

沢村涼太は岡田マリアを「子豚」と呼んでいた点も面白い。ドラマ「流れ星」の脚本家は上手に北乃きいをオモチャにし、なおかつ、ドラマのテイストを崩していない点は天才的である。

ただ、おしい点が1つある。沢村涼太(桐山照史)が携帯電話に残した落語は、第3話で岡田マリアに教えた死神を追い払う呪文「あじゃらかもくれん、てけれっつのぱ」で終わって欲しかった。

一方、槇原梨沙(上戸彩)が医師の神谷凌(松田翔太)に「金を返せば手術してくれるのか」と聞くが、神谷凌が答えなかったのは卑怯だと思った。

保身のために手術を引き受けない神谷凌と元婚約者の相澤美奈子(板谷由夏)を重ね合わせようとしたのかもしれないが、神谷凌は答えるべきだったと思う。

槇原梨沙(上戸彩)は「金のためだけじゃなくて、あの子を助けたい」と、金銭抜きに岡田マリアを助けたいと思うようになったが、移植を決意した元婚約者の相澤美奈子(板谷由夏)が現れた。

最後に相澤美奈子(板谷由夏)が自宅前で待っていたシーンは、槇原梨沙の複雑な心境はよく現れていた。しかし、岡田健吾(竹野内豊)の心境が理解できなかった。岡田健吾は槇原梨沙をどう思っているのだろうか。

他方、モズクこと槇原修一(稲垣吾郎)は岡田和子(原田美枝子)という貯金箱を見つけ、お金を引き出し始めた。岡田和子の口座には80万ほどしかない。槇原修一にしれみれば、80万円程度は端金(はした金)だろう。

槇原修一がこの80万円を食いつぶせば、岡田和子が槇原梨沙(上戸彩)の働いていたイメージクラブ「聖マリン学園」で働くという展開もあり得る。

そのような展開にはならないだろうが、槇原修一(稲垣吾郎)には頑張って岡田健吾(竹野内豊)の家庭をかき回して欲しいものである。

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