天皇の料理番-粟野慎一郎(栗野慎一郎)の実在のモデル

TBSドラマ「天皇の料理番」の主人公となる秋山徳蔵の生涯をあらすじとネタバレで描く「実話・天皇の料理番のあらすじとネタバレ」の登場人物のモデル編「天皇の料理番-粟野慎一郎のモデルのネタバレ」です。

■粟野慎一郎(郷ひろみ)のモデル
ドラマ「天皇の料理番」に登場する在仏日本大使・粟野慎一郎(あわの・しんいちろう)のモデルは、在仏日本大使の栗野慎一郎(くりの・しんいちろう)です。

ドラマに登場するのは「粟野(あわの)」で、実在のモデルは「栗野(くりの)」です。漢字が似ているので間違いやすいですが、モデルとは一字違いです。

■原作小説「天皇の料理番」の粟野慎一郎
ドラマに登場する粟野慎一郎は、原作小説「天皇の料理番」では、実名の「栗野慎一郎」として登場します。

原作の栗野慎一郎は在仏日本大使館の大使で、フランスに西洋料理の修業に来た秋沢篤蔵に、オテル・マジェスティックを紹介した。

その後、秋沢篤蔵は友達の誘いでフランスの高級レストラン「キャフェ・ド・パリ」へ移籍し、さらに、大使館の斡旋で南フランスのニースにある「オテル・マジェスティック」(最初に働いていたオテル・マジェスティックのニース店)へと移籍する。

そして、秋沢篤蔵はオテル・マジェスティックで働いていたとき、在仏日本大使館の安達参事官に呼ばれて、日本大使館へ行くと、安達参事官から天皇の料理番への就任を要請される。

栗野慎一郎は子爵を授けられて帰国していたが、栗野慎一郎が在仏日本大使館に居たときから、安達参事官と相談し、秋沢篤蔵を天皇の料理番に推薦していたらしい。

天皇の料理番を打診された秋沢篤蔵は「そんなもったいないことをしたら、目が潰れます」と言って辞退したが、安達参事官と栗野慎一郎が推薦したと知り、天皇の料理番になる事を引き受けた。

こうして急遽、帰国することになった秋沢篤蔵は、娼婦フランソワーズに会いに行くのだが、娼婦フランソワーズは引っ越していたため、娼婦フランソワーズとは会えず、秋沢篤蔵は後ろ髪を引かれながら帰国する。

■実話の粟野慎一郎
原作「天皇の料理番」に登場する栗野慎一郎は、実在の人物で、実話でも秋山徳蔵にオテル・マジェスティックへの就職を斡旋します。

娼婦フランソワーズは原作のオリジナルだと思われますが、原作の栗野慎一郎の部分については実話です。色々と資料を探してみたのですが、残念ながら、それ以上に栗野慎一郎に関する資料は見つかりませんでした。

■ドラマの粟野慎一郎(郷ひろみ)
ドラマ「天皇の料理番」に登場する粟野慎一郎(郷ひろみ)は、実在する栗野慎一郎をモデルにしていますが、秋山篤蔵(佐藤健)が料理組合に入るエピソードなどは創作です。

実話の秋山徳蔵は、高級レストラン「キャフェ・ド・パリ」で働いていたとき、料理長が料理組合の組合長だったので、料理組合に入れて貰えました。

なお、「天皇の料理番」の登場人物のモデルについては「天皇の料理番-実在のモデル」をご覧ください。

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