偽装の夫婦-原作とあらすじとネタバレ

天海祐希が主演する日本テレビの偽装夫婦ドラマ「偽装の夫婦」の原作とあらすじとネタバレです。

■偽装の夫婦の原作
日本テレビのドラマ「偽装の夫婦」に原作はありません。ドラマ「偽装の夫婦」は、ドラマ「女王の教室」「家政婦のミタ」などを手がけた遊川和彦のオリジナル脚本です。

■偽装の夫婦-あらすじとネタバレ

何をやっても完璧にこなすうえ、美人だった嘉門ヒロ(天海祐希)は、他人から嫉まれた事が原因で人間嫌いになり、くだらない世間から本の中に逃げ込み、結婚もせず、ボロアパートで大量の本に囲まれて1人暮らしをしながら、図書司書をしていた。

顔は笑顔でも、心の中では常に悪態をついている図書司書・嘉門ヒロ(天海祐希)は、図書館で幼稚園児に絵本の読み聞かせをしていると、幼稚園児の引率で図書館を訪れた大学時代の元彼・陽村超治(沢村一樹)と25年ぶりに再会する。

そして、図書司書・嘉門ヒロ(天海祐希)は、元彼・陽村超治(沢村一樹)から「頼み事がある」と言われ、喫茶店で会う。

陽村超治(沢村一樹)は25年前、嘉門ヒロ(天海祐希)の前から、何も言わずに突然、消え、2人の関係は終わった。

嘉門ヒロ(天海祐希)は陽村超治(沢村一樹)が自分を捨てて消えた理由について長年、気にしており、勇気を持って理由を尋ねると、陽村超治(沢村一樹)はゲイだと告白した。

陽村超治(沢村一樹)は以前からゲイなのかと思っており、嘉門ヒロ(天海祐希)と付き合う事で、自分はゲイだと自覚した。

そして、陽村超治(沢村一樹)はゲイとして生きる事を決めたので、嘉門ヒロ(天海祐希)の前から消えたのだという。

ゲイを告白した陽村超治(沢村一樹)は、癌で余命半年を宣言された母親を安心させるため、偽装の夫婦になって欲しいと頼んだが、嘉門ヒロ(天海祐希)は呆れて拒否した。

その日の夜、嘉門ヒロ(天海祐希)がボロアパートに帰ると、部屋に積み上げていた大量の本のせいで床が抜け、大家から修理費など300万円を請求されてしまう。

嘉門ヒロ(天海祐希)はこの事故で借金を背負い、部屋も失い、3歳の時に撮影した家族写真も失ってしまう。

嘉門ヒロ(天海祐希)の母親は、嘉門ヒロ(天海祐希)が幼い頃に死んでおり、嘉門ヒロ(天海祐希)は母親の姉・郷田照乃(キムラ緑子)に育てられていた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は、育ての親・郷田照乃(キムラ緑子)に300万円を借りに行くと、郷田照乃(キムラ緑子)の長男・郷田天人(佐藤二朗)と長女・名波八重子(坂井真紀)が歓迎してくれた。

しかし、嘉門ヒロ(天海祐希)が郷田照乃(キムラ緑子)に頼まれてピアノを弾くと、長男・郷田天人(佐藤二朗)と長女・名波八重子(坂井真紀)は、昔の辛い思い出を思い出し、部屋を出て行ってしまった。

嘉門ヒロ(天海祐希)は何でも完璧にこなせたため、長男・郷田天人(佐藤二朗)と長女・名波八重子(坂井真紀)は学校で虐められ、バカにされて、受験や就職に失敗し、辛い人生を送っていたのだ。

嘉門ヒロ(天海祐希)は郷田照乃(キムラ緑子)から金を借りようとしたが、結局は言い出せなかった。

その後、嘉門ヒロ(天海祐希)が消費者金融でお金を借りようとしていたとき、陽村超治(沢村一樹)から電話がかかってきた。

陽村超治(沢村一樹)は嘉門ヒロ(天海祐希)のアパートへ行って300万円を請求されていることを知り、「面倒くさい人と会うことになった。明日、付き合ってくれ。付き合ってくれたら、貸しても良い、300万円」と持ちかけた。

翌日、嘉門ヒロ(天海祐希)は300万円に釣られて陽村超治(沢村一樹)に付き合うと、現れたのは、富山から出てきた陽村超治(沢村一樹)の母・陽村華苗(富司純子)だった。

嘉門ヒロ(天海祐希)は陽村超治(沢村一樹)に嵌められ、結婚相手として紹介されてしまう。しかも、嘉門ヒロ(天海祐希)は妊娠しており、2人は出来ちゃった結婚するという話になっていた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は困惑するが、母・陽村華苗(富司純子)は陽村超治(沢村一樹)をゲイだと疑っていたので、鳴いて喜んで富山へと帰っていく。

翌日、陽村超治(沢村一樹)の元に、左足に障害を持つ水森しおり(内田有紀)から電話がかかってきた。

水森しおり(内田有紀)は、幼稚園に通っている娘・水森由羽(井上琳水)が幼稚園の運動会に出たくないというので、休ませるという電話だった。

電話を切った村超治(沢村一樹)は「由羽ちゃん(井上琳水)、運動会に出たくないんだって。残念だな。運動会、楽しみに居てると思ったんだけどな。お母さんに気を遣ってるのかな?親子で出る障害物競走があるから」と残念がった。

そこで、村超治(沢村一樹)は「そうだ、ヒロ(天海祐希)、お前、出ればいいじゃん。シングルマザーだから、お父さんが居ないんだよ、あの家。それに、高校のとき、インターハイの余興で勝っちゃったって言ってなかったけ?」と持ちかけた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は「そのせいで、陸上を辞め、不良グループに入り、結局、退学しました。いとこ2人も私さえ居なければ、学校で馬鹿にされたり、友達に虐められたりしませんでした」と答えた。

それを聞いた村超治(沢村一樹)は、「それで本気を出すのを止めたわけ?本心を隠して目立たない服を着て、嘘くさい城王様みたいな笑みを浮かべてるわけ?止めなさいよ、そんなつまらないこと。25年前、アンタ、本当に輝いていた。みんなの憧れだった。私、アンタと居るとき、何べん心のシャッターを押したか」と告げた。

そして、「私が居たら、周りの人を不幸にする?自分で呪いを掛けてるんじゃないわよ。そんなの、私が好きだった嘉門ヒロ(天海祐希)じゃない。自分でかけた呪いは自分で解くしか無いのよ」と告げた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は心の中で悪態をついたが、結局は思っている事を口に出さず、村超治(沢村一樹)の部屋を後にした。

その日、嘉門ヒロ(天海祐希)が図書館で働いていると、水森しおり(内田有紀)と水森由羽(井上琳水)が図書館にやってきた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は、寂しそうに本を読んでいる水森由羽(井上琳水)を見て、村超治(沢村一樹)に言われた「私が居たら、周りの人を不幸にする?自分に呪いを掛けてるんじゃ無いわよ」と言われた言葉を思い出し、水森由羽(井上琳水)に声を掛けた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は「本当は運動会に行きたいんじゃないんですか?お母さんの為に我慢したんですか?本当はお母さんの足が悪いから、恥ずかしかったんじゃないんですか?一緒に出るの?もし、そうなら、お母さんは傷つくんじゃないでしょうか?お母さんは、由羽ちゃん(井上琳水)と走れるのなら、他の人に何を言われても気にしない人です。違いますか?」と尋ねた。

それを聞いた水森由羽(井上琳水)は母・水森しおり(内田有紀)と共に運動会に途中参加する。ちょうど、障害物競走をしているところで、水森由羽(井上琳水)は母・水森しおり(内田有紀)は障害物競走に参加する。

他の保護者は足に障害を持つ母・水森しおり(内田有紀)が参加することに、口々に噂したが、母・水森しおり(内田有紀)は気にせず、水森由羽(井上琳水)と協力して障害物をクリアーしていく。

しかし、母・水森しおり(内田有紀)は借り物競争で引いたカードを見て立ち止まってしまう。カードには「かぞく」と書いていたのだ。

運動会を進行していた陽村超治(沢村一樹)は、それに気づいて助け船を出し、運動会を見ていた嘉門ヒロ(天海祐希)を呼んだ。

嘉門ヒロ(天海祐希)は母・水森しおり(内田有紀)の元に駆けつけると、母・水森しおり(内田有紀)を負んぶし、水森由羽(井上琳水)を前に抱えて次々と障害物を乗り越えてゴールした。

それを見ていたみんなは、嘉門ヒロ(天海祐希)らに惜しみない拍手を送る。

その日の夜、陽村超治(沢村一樹)は嘉門ヒロ(天海祐希)の手当をしながら、「久しぶりにヒロ(天海祐希)の本気を見た。今回は誰も傷つかなかっただろ?由羽ちゃん(井上琳水)も由羽ちゃんママ(内田有紀)も、あんなに喜んでた。その力で、母さんを幸せにしてやってくれないか、死ぬ前に」と行って偽装結婚を頼んだが、嘉門ヒロ(天海祐希)は「お断りします」と答えた。

翌日、ホモの園長代理・陽村超治(沢村一樹)は、幼稚園に荷物を届けに来た宅配業者の弟子丸保(工藤阿須加)に一目惚れする。

一方、嘉門ヒロ(天海祐希)が図書室で働いていると、水森しおり(内田有紀)と娘・水森由羽(井上琳水)が運動会のお礼を言いに来た。

そして、水森しおり(内田有紀)は、嘉門ヒロ(天海祐希)に「今日はお願いがあって。私たちの家族になってくれませんか。私、貴方のことを、好きになってしまいました」と告白したのであった。

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■偽装の夫婦-第2話のあらすじとネタバレ

夫からDVを受けて女性しか愛せなくなったレズビアンの水森しおり(内田有紀)は、嘉門ヒロ(天海祐希)に「夫になって欲しい」とプロポーズした。

一方、ゲイの陽村超治(沢村一樹)は嘉門ヒロ(天海祐希)と偽装の夫婦になるため、運送会社の新人・弟子丸保(工藤阿須加)に頼み、図書館に置いてある嘉門ヒロ(天海祐希)の荷物を自分の部屋へ運ぼうとする。

そこへ、嘉門ヒロ(天海祐希)に好意を持っていた図書館の館長・須藤利一(田中要次)が待ったを掛け、嘉門ヒロ(天海祐希)にプロポーズする。

これをチャンスとみたゲイの陽村超治(沢村一樹)は嘉門ヒロ(天海祐希)に、自分か館長・須藤利一(田中要次)のどちらかを選べと迫った。

嘉門ヒロ(天海祐希)は理不尽な選択を迫られたが、借金があるため、仕方なくゲイの陽村超治(沢村一樹)を選び、ゲイの陽村超治(沢村一樹)と同居を開始する。

そのようななか、田舎の母・陽村華苗(富司純子)が、嘉門ヒロ(天海祐希)の為に安産のお守りを持って来る。

しかし、嘉門ヒロ(天海祐希)は、母・陽村華苗(富司純子)に「超治さん(沢村一樹)とは結婚できません」と告げ、嘉門ヒロ(天海祐希)の部屋を出た。

一方、幼稚園では、水森しおり(内田有紀)の娘・水森由羽(井上琳水)が虐められていた。水森由羽(井上琳水)は大人しくて何もしゃべらないうえ、母親がレズビアンだったので、みんなから気持ち悪がられていたのである。

ゲイの陽村超治(沢村一樹)は「レズビアンは個性ですよ」と言って園児を説得するが、園児は納得しなかった。

そこで、ゲイの陽村超治(沢村一樹)は、お遊戯会で園児を仲直りさせるため、嘉門ヒロ(天海祐希)に踊りの指導をして欲しいと頼むが、嘉門ヒロ(天海祐希)は本気を出すと人を不幸にしてしまうため、断った。

ある日、母・陽村華苗(富司純子)は、嘉門ヒロ(天海祐希)に婚約解消を思いとどまらせるため、両家で話し合うことを決め、陽村超治(沢村一樹)と嘉門ヒロ(天海祐希)を連れて、嘉門ヒロ(天海祐希)の実家・郷田家を訪れた。

しかし、養母・郷田照乃(キムラ緑子)は「私たちのことはお構いなく。ヒロ(天海祐希)は私たちのことを家族と思ってないし。この子、3歳の時に引き取ったときから、かわいげが無くてね。何でも1人でしちゃうんだから」と言い、協力してくれなかった。

結局、郷田家の協力は得られないまま、話し合いの最中に母・陽村華苗(富司純子)が倒れたため、両家の話し合いは打ち切りになった。

その後、陽村超治(沢村一樹)の部屋に戻って布団に横たわる母・陽村華苗(富司純子)は、嘉門ヒロ(天海祐希)に「写真撮影だけでもしない?ウエディングドレスを着れば、迷いがなくなるだろうし」と頼んだ。

ゲイの陽村超治(沢村一樹)はリビングに戻ると、大家への借金300万円を払っておいたからと言い、300万円の領収書を差し出して記念撮影を頼むが、嘉門ヒロ(天海祐希)は「人の弱みにつけ込むような事は一番嫌い」と言い、部屋を出た。

一方、嘉門ヒロ(天海祐希)は図書館に来る水森しおり(内田有紀)との接触を避けていると、水森しおり(内田有紀)は「ご迷惑なら、もう、こちらには伺わないようにしますから」と言い、図書館を後にした。

ある日、不動産屋で新しい部屋を契約した嘉門ヒロ(天海祐希)は、ゲイの陽村超治(沢村一樹)に鍵を貸して欲しいと頼んだ。

ゲイの陽村超治(沢村一樹)は、昔と変わり果てた嘉門ヒロ(天海祐希)を「本気を出さなくても、みんなを不幸にしている。水森しおり(内田有紀)だって勇気を持って告白したはずだ」と批判し、俺と母親が居ないときに運び出せと言い、鍵を渡した。

その後、嘉門ヒロ(天海祐希)は弟子丸保(工藤阿須加)に荷物を新しい部屋に運んでもらうと、弟子丸保(工藤阿須加)は嘉門ヒロ(天海祐希)に1枚の写真を渡した。

嘉門ヒロ(天海祐希)は大切にしていた家族写真をアパートの事故の時に無くしており、それを知ったゲイの陽村超治(沢村一樹)は弟子丸保(工藤阿須加)に協力してもらい、廃材置き場などを探して写真を見つけてくれたのだという。

写真を受け取った嘉門ヒロ(天海祐希)が幼稚園を訪れると、お遊戯会をしていたが、園児は「水森由羽(井上琳水)と踊りたくない」と言って踊りを拒否していた。

教室の後ろで、レズビアンの水森しおり(内田有紀)が寂しそうに娘・水森由羽(井上琳水)を見つめている。

そこで、嘉門ヒロ(天海祐希)は前の舞台に上がり、園児に、クトール・アンリ・マロの児童文学「家なき子」の話を始めた。

家なき子の主人公に感化された水森由羽(井上琳水)が、ステージに上がって嘉門ヒロ(天海祐希)と一緒に踊り始める。

2人が楽しそうに歌いながら踊っていたので、やがて、水森由羽(井上琳水)を嫌っていた園児もステージに上って一緒に踊り始めた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は、後ろでお遊戯会を見ていたレズビアン・水森しおり(内田有紀)の元へ行き、「やっぱり、私は貴女の家族にはなれません」と告げると、水森由羽(井上琳水)が「いいんです。告白するって決めた時点で、振られる事は覚悟してましたから」と答えた。

嘉門ヒロ(天海祐希)が「でも、これからも仲良くして貰えませんか?友達みたいに。ですから、いつでも、また、図書館に来てください」と告げると、レズビアン・水森しおり(内田有紀)は「ありがとうございます。由羽(井上琳水)も喜びます」と礼を言った。

さて、陽村超治(沢村一樹)は「どうして来てくれたの?」と言って駆け寄ると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「この写真はうちの家族ではありません。この写真をうちの家族だと思う、貴方のセンスを疑います。それから、先に行って待ってます。写真撮影」と告げた。

その日、嘉門ヒロ(天海祐希)はウエディングドレスを着て、陽村超治(沢村一樹)と母・陽村華苗(富司純子)の3人で記念写真を撮影した。

こうして、嘉門ヒロ(天海祐希)は再び、陽村超治(沢村一樹)の部屋で住む事になったが、そこへ、田舎に帰ったはずの母・陽村華苗(富司純子)が婚姻届を持って現れたのであった。偽装の夫婦-第2話のあらすじとネタバレへ続く。

■偽装の夫婦-第3話のあらすじとネタバレ

母・陽村華苗(富司純子)の暴走により、嘉門ヒロ(天海祐希)と陽村超治(沢村一樹)は結婚式や婚姻届など、様々な危機に迫られていく。

ところが、嘉門ヒロ(天海祐希)は「別れるときに離婚届を出せばいい。バツイチになれば、『いい年して独身か』と言われなくなる」と言い、結婚式と婚姻届の提出を承諾した。

婚姻届を提出した嘉門ヒロ(天海祐希)と陽村超治(沢村一樹)は、結婚式で使用する写真を選びながら、大学時代に付き合っていた頃を思い出す。

ある日、図書館に来たレズビアンの水森しおり(内田有紀)は、嘉門ヒロ(天海祐希)が結婚することを知り、「私の出る幕は無かったですね」と告げると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「結婚式に出てください。友達が居ないので」と頼んだ。

一方、ゲイの陽村超治(沢村一樹)は、好意を持っている宅配業者の弟子丸保(工藤阿須加)に結婚式に出て欲しいと頼みに行くと、弟子丸保(工藤阿須加)は昔の悪い友達から「オレオレ詐欺に協力しないなら、100万円を用意しろ。嫌なら事務所を無茶苦茶にするぞ」と脅されていた。

帰宅した陽村超治(沢村一樹)は嘉門ヒロ(天海祐希)に「明日までに100万をもっていかないと、どうなるか分からない」と弟子丸保(工藤阿須加)の事を相談するが、嘉門ヒロ(天海祐希)は「明日はいよいよ本番ですよ。みんなを騙す大芝居の」と言い、自分の心配をするように忠告した。

翌日、披露宴が始まったが、弟子丸保(工藤阿須加)は来なかった。陽村超治(沢村一樹)が心配していると、弟子丸保(工藤阿須加)から電話があった。

弟子丸保(工藤阿須加)は「お2人の披露宴に行く資格は無い」と言って電話を切ったので、陽村超治(沢村一樹)は心配して嘉門ヒロ(天海祐希)に「何とかならないか?」と相談した。

嘉門ヒロ(天海祐希)が「なんで私がここに居るか分かってますか?全部、貴方が頼んだんですよ」と呆れると、陽村超治(沢村一樹)は「そうだよな。だったら、1人で行く。披露宴は花嫁が居れば大丈夫だから、俺の事は腹が痛くなったとでも言っといてくれ」と言い、式場を飛び出した。

さて、弟子丸保(工藤阿須加)が「これで最期だからな」と言い、おばあちゃんを騙して預かった通帳と印鑑を、悪い友達に渡そうとすると、陽村超治(沢村一樹)が駆けつけて止めた。

陽村超治(沢村一樹)は「自分自身に呪いをかけるのは止めようよ」と言い、悪い仲間を説得したが、悪い友達に殴る蹴るの暴行を受けてしまう。

弟子丸保(工藤阿須加)は陽村超治(沢村一樹)が蹴られているのを見て「わかったから止めろ」といい、通帳を渡そうとすると、嘉門ヒロ(天海祐希)が弟子丸保(工藤阿須加)の手を掴んでで止め、通帳を受け取ろうとしていた不良を投げ飛ばした。

陽村超治(沢村一樹)は「ヒーロー。でも、なんで?披露宴は?」と驚くと、嘉門ヒロ(天海祐希)は「信頼できる人(図書館の館長)に、出来るだけ長くスピーチを引き延ばすように頼んでおきました」とと答えた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は不良を投げ飛ばすと、竹刀を手にして、鉄パイプを持った男たちを次々に叩きのめし、弟子丸保(工藤阿須加)に「家族は選べないけど、友達は選べるの」と告げた。

陽村超治(沢村一樹)は「流石、ヒロ。また心のシャッターを押しちゃったよ」と言い、嘉門ヒロ(天海祐希)を抱きしめた。

なんとか陽村超治(沢村一樹)と嘉門ヒロ(天海祐希)は間に合い、無事に披露宴は終わると、母・陽村華苗(富司純子)が泣き出し、嘉門ヒロ(天海祐希)に「私元気なの。元気なの。ガンじゃないの。嘘ついてたのよ」と打ち明けたのだった。

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■偽装の夫婦-第4話のあらすじとネタバレ

陽村華苗(富司純子)は、嘉門ヒロ(天海祐希)に「超治(沢村一樹)をゲイだと疑ってたの。私が死ぬと言えば、本当の事を言ってくれると思って」と言い、癌で余命宣告を受けていた事は嘘だと明かした。

陽村超治(沢村一樹)は母・陽村華苗(富司純子)の嘘に気づいておらず、陽村華苗(富司純子)は嘉門ヒロ(天海祐希)に、陽村超治(沢村一樹)には内緒にして欲しいと頼んだ。

自宅に帰り、嘉門ヒロ(天海祐希)が「お母さんがずっと元気で居たらどうするんですか?」と尋ねると、陽村超治(沢村一樹)は「その間、ずっと夫婦は継続だな」と答えた。

そこへ、弟子丸保(工藤阿須加)が尋ねて来たので、ゲイの陽村超治(沢村一樹)は大喜びする。

しかし、弟子丸保(工藤阿須加)は「ヒロさん(天海祐希)に惚れました。ほら、俺、正義のヒーローに憧れているっていったじゃないですか。ヒロさん(天海祐希)は俺のヒーローなんです。弟子にしてください」と頭を下げた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は「お断りします。私は弟子を持てるような人間ではありません。私なんかを目標にするより、偉い人の伝記を読んだ方が、よっぽど為になりますよ。お暇なときに図書館にいらしてください。お薦めの本を選んでおきます」と答えた。

弟子丸保(工藤阿須加)が喜んで帰ると、陽村超治(沢村一樹)は「なんで俺じゃないんだ。切っ掛けを作ったのは俺なのに。ヒロ(天海祐希)、俺と保(工藤阿須加)の事を応援してくれないかな。お前に好きな人が出来たら、全力で応援するから。ってか、お前、居ないの?そういう人」と尋ねると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「おりません」と答えた。

翌日、嘉門ヒロ(天海祐希)が図書館に出勤すると、館長・須藤利一(田中要次)が「ヒロさん(天海祐希)の結婚式で運命の人と出会った」と言って喜んでいた。

その日、名波八重子(坂井真紀)が図書館に尋ねてきた。郷田天人(佐藤二朗)が女に貢いでいるので、嘉門ヒロ(天海祐希)に郷田天人(佐藤二朗)を説得して欲しいのだという。

嘉門ヒロ(天海祐希)は郷田家を訪れて郷田天人(佐藤二朗)を説得したが、郷田天人(佐藤二朗)は「ヒロちゃんが超治(沢村一樹)って人と結婚するとき、反対したけど、聞いてくれなかったよな。皆が反対しても、俺は俺のやりたいようにやる。俺の人生なんだし」と拒否した。

その日の夜、弟子丸保(工藤阿須加)が荷物を宅配に来た。

弟子丸保(工藤阿須加)の左頬にアザがあったので、陽村超治(沢村一樹)が驚いて事情を訊くと、弟子丸保(工藤阿須加)は違法駐車を注意したところ、相手がヤクザだったため、殴られてしまったのだという。

弟子丸保(工藤阿須加)は「ヤクザだと分かった瞬間、見て見ぬふりをしようと思ったんだけど、ヒロさん(天海祐希)だったら、どうするかなと思って」と話すと、嘉門ヒロ(天海祐希)は心の中で「いや、私もヤクザなら、見て見ぬふりをするし」とつぶやいた。

さて、弟子丸保(工藤阿須加)が帰ると、母・陽村華苗(富司純子)から電話がかかってきた。

陽村超治(沢村一樹)が「嘉門ヒロ(天海祐希)は妊娠している」と嘘をついており、母・陽村華苗(富司純子)はその嘘を信じて「もう男の子か女の子か分かった?」と尋ねてきたのである。

困った嘉門ヒロ(天海祐希)は、陽村華苗(富司純子)に「超治さん(沢村一樹)に本当の事を言いましょう」と説得したが、母・陽村華苗(富司純子)は電話を切って逃げてしまった。

しかし、陽村超治(沢村一樹)は母・陽村華苗(富司純子)が癌でもうすぐ死ぬと信じており、母・陽村華苗(富司純子)を喜ばせるため、「4ヶ月なら、そろそろお腹が出てくる頃だね」と言い、嘉門ヒロ(天海祐希)のお腹に座布団を入れて写真を撮って母・陽村華苗(富司純子)に送った。

翌日、図書館に来たレズビアン・水森しおり(内田有紀)が「ヒロさん、辛そうな顔をしてますね。良かった、相談に乗りますよ」と持ちかけると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「実は、私ではなく、友達の話なんですが」と言い、女性がゲイと偽装結婚したが、母親は癌で余命半年というのが嘘だった事を話した。

レズビアン・水森しおり(内田有紀)は「私は、そのお友達のことが好きです。たくさんの人たちのために、一生懸命がんばっているじゃないですか、。自分1人で重い荷物を背負おうとしてるじゃないですか。ほら、よく言うじゃないですか。神様は乗り越えられる人にしか試練を与えないって」と話すと、嘉門ヒロ(天海祐希)は笑顔で礼を言ったが、心の中で「面倒くせえ」とつぶやいた。

ある日、マジックショーに出演する郷田天人(佐藤二朗)が練習で脱出マジックを成功させると、原すみれ(柴本幸)が現れて「凄い」と絶賛した。

なんと、郷田天人(佐藤二朗)の交際相手は、幼稚園の先生・原すみれ(柴本幸)だったのである。

郷田天人(佐藤二朗)は手品で指輪を出現させて原すみれ(柴本幸)にプロポーズしたが、原すみれ(柴本幸)に「私、そういうつもりじゃないから。今は恋愛を楽しみたいの。結婚するつもりはないから、友達で居ましょう」と言い、立ち去った。

それを見ていた嘉門ヒロ(天海祐希)が「園長代理(沢村一樹)が好きなんじゃなかったんですか?」と尋ねると、原すみれ(柴本幸)は「だって、貴女と結婚しちゃったし」と答えて立ち去った。

その後、自殺しようと考えた郷田天人(佐藤二朗)はマジックショーで、拘束着からの脱出マジックを行うが、「今日は特別にプールの中で脱出します」と言い、拘束着で拘束されたまま、プールの中に飛び込んだ。

嘉門ヒロ(天海祐希)はその様子を見守っていたが、異変を感じると、プールに飛び込んで郷田天人(佐藤二朗)を助け出した。

その帰り道、郷田天人(佐藤二朗)は嘉門ヒロ(天海祐希)に「虐められるたんびに、ヒロちゃんに助けられて、よくこうして帰ったね。嬉しかったけど、悔しかった。どうして、俺は男なのに、何の取り柄も無いんだろうと思って。あの頃から、ずっと思ってた。魔法で奇跡を起こして、好きな人を守ってる強い男になれたら、どんなにいいだろうって」と言って泣いた。

郷田天人(佐藤二朗)が帰宅すると、郷田照乃(キムラ緑子)は、ずぶ濡れで落ち込んでいる郷田天人(佐藤二朗)を見て、「どうせ、女に振られて死にそうになったところを、助けてもらったんだろ?ヒロに」と呆れた。

すると、嘉門ヒロ(天海祐希)は郷田天人(佐藤二朗)の気持ちを代弁した。

郷田天人(佐藤二朗)が結婚しようとしたのは、郷田照乃(キムラ緑子)に親孝行をしたかったからで、マジシャンを目指しているのも、最初にやったマジックを郷田照乃(キムラ緑子)が喜んでくれたかっただった。

郷田照乃(キムラ緑子)は、郷田天人(佐藤二朗)の気持ちを代弁する嘉門ヒロ(天海祐希)に「アンタ変わったね。いつからそんなにお節介になったんだい。超治(沢村一樹)って男のせいかい?」と告げた。

その日の夜、陽村華苗(富司純子)が尋ねてくる。陽村華苗(富司純子)は嘉門ヒロ(天海祐希)を部屋に呼ぶと、「まだ、超治(沢村一樹)には話してない?」と心配した。

嘉門ヒロ(天海祐希)は「そのことですが、このまま病気だって言う事にしませんか?今まで通り治療に専念することにして、時期が来たら奇跡が起って病気が治ったということにすればいいじゃないですか。私、お母さんの嘘に付き合います」と提案すると、陽村華苗(富司純子)は大喜びして「貴女のためなら、何でもするからね」と言った。
そこへ、陽村超治(沢村一樹)が「コーヒーが入ったよ」と言って部屋に呼びに来る。

すると、嘉門ヒロ(天海祐希)は陽村超治(沢村一樹)が居る前で、「お母さん、妊娠したって言ったけど、あれは嘘です。どうしても超治さん(沢村一樹)と結婚したかったからです。妊娠したといえば、結婚してくれると思ったんです」と言い、全ての1人で責任を被り、謝罪した。

それを聞いた母・陽村華苗(富司純子)は驚き、「付いていい嘘と悪い嘘があります。しばらくは貴女の顔も見たくないので、ここには来ません」と激怒して帰ってしまった。

翌日、図書館へ行くと、館長・須藤利一(田中要次)が原すみれ(柴本幸)に高価なプレゼントを渡そうとしていたので、嘉門ヒロ(天海祐希)は「好きな人が結婚したからと言って、人の心をもてあそぶのは止めて頂けますか?」と言って渡そうとしていたプレゼントを取り上げた。

その後、レズビアン・水森しおり(内田有紀)が図書館に来て、嘉門ヒロ(天海祐希)に「その後、お友達はどうなりましたか?お友達はゲイのお友達を本当に好きになってしまったんじゃ無いですか?」と告げたのであった。

偽装の夫婦-第5話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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コメント欄

「偽装の夫婦」、気になってたドラマだったからみたいと思ってたけど、毎日忙しくてみれなかった…。
攻めてどんなドラマかだけでも知りたいと思い、検索して見つけたのがこのサイトでした。
僕みたいな「偽装の夫婦」を知らなかった人間でも分かりやすくて、最高でした。
視力があまりない僕でも、大きな字のおかげで読めました。
僕はドラマの内容より、このサイトの管理人さんの気遣いに感動しました。
長文失礼いたします。

  • 投稿者-
  • しょう