「とと姉ちゃん」のタイトルの意味

高畑充希が主演するNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のタイトル「とと姉ちゃん」の意味を紹介します。

ドラマ「とと姉ちゃん」の登場人物と実在のモデルについては、「『とと姉ちゃん』の登場人物と実在のモデル」をご覧ください。

■「とと姉ちゃん」のタイトルの意味
タイトル「とと姉ちゃん」の「とと」は「父親」の事です。父親を「とと」と呼ぶのに対して、に母親は「かか」と呼びます。

父親の事を「とと」と呼ぶのは方言かと思っていたのですが、goo辞典に「とと」の意味が「子が自分の父を敬い親しんで呼ぶ語」と紹介されているので、標準語のようです。

では、なぜ、「とと姉ちゃん」というタイトルかと言いますと、ドラマ「とと姉ちゃん」は、主人公の小橋常子(高畑充希)が11歳の時に父を病気で亡くして以降、母と2人の妹を背負って「父親の代わり」として、家族を養うために奮闘するドラマだからです。

つまり、「とと姉ちゃん」は、お父さんであり、お姉ちゃんである主人公・小橋常子(高畑充希)を指す言葉なのです。

おそらく、主人公・小橋常子(高畑充希)は、妹の小橋鞠子(相楽樹)と小橋美子(杉咲花)から、「とと姉ちゃん」と呼ばれるのでしょう。

■「とと姉ちゃん」のモデル
「とと姉ちゃん」こと主人公・小橋常子(高畑充希)のモデルとなった大橋鎭子(おおはし・しずこ)は、11歳の時に父・大橋武雄を結核で亡くしました。

父・大橋武雄は死に際に「鎭子は一番大きいのだから、お母さんを助けて、晴子と芳子の面倒を見てあげなさい」と頼むと、大橋鎭子は「ハイ、ワカリマシタ」と答えました。

そして、大橋鎭子は死んだ父・大橋武雄との約束を守り、11歳ながらに父・大橋武雄の葬儀で喪主を務め、以降、戸主(家長)として母と妹2人を背負って奮闘します。

母方の祖父の支援によって第六高等女学校(東京都立三田高校)に入学した大橋鎭子は、お金の心配をしなくても暮らしていけるように、練り歯磨き「オーシー歯磨き」の製造を開始するが、失敗してしまいます。

大橋鎭子は紆余曲折しながら、家族のために働き、戦後、編集長の花森安治と出会い、雑誌「暮らしの手帖」を創刊します。

モデルとなった大橋鎭子の生涯については「大橋鎭子の生涯」をご覧ください。

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