掟上今日子の備忘録-最終回のあらすじと結末ネタバレ

新垣結衣が主演する日本テレビの忘却探偵ドラマ「掟上今日子の備忘録」の最終回(第10話)「愛してるから永遠にさよなら…涙の結末忘却探偵の最後の恋」のあらすじと結末のネタバレです。

原作小説「掟上今日子の備忘録」のあらすじとネタバレは「掟上今日子の備忘録-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■掟上今日子の備忘録-これまでのあらすじとネタバレ

寝ると記憶をリセットする忘却探偵・掟上今日子(新垣結衣)の部屋の天井には、「お前は今日から掟上今日子。探偵として生きていく」と書かれていた。

絆井法郎(及川光博)は、過去に熊条空真(たいじょう・そらざね)に助けてもらい、その代わりにアパート「サンドグラス」のオーナーを命じられ、月に1度の報告を義務づけられていた。

そして、熊条空真(たいじょう・そらざね)への報告役が、サンドグラスの従業員・也川塗(有岡大貴)だった。

ある日、掟上今日子(新垣結衣)は澤野信二(要潤)の依頼を受けたが、澤野信二(要潤)の罠にはまり、眠らされて記憶を失ってしまう。さらに、マジックで体に書いたメッセージも、澤野信二(要潤)に消されてしまう。

掟上今日子(新垣結衣)は消息が不明となり、隠舘厄介(岡田将生)は掟上今日子(新垣結衣)の足取りをたどり、誰かの依頼を受けて陽炎町のビルへ行った事を突き止めたが、ビルはもぬけの殻で何も手がかりが得られなかった。

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■掟上今日子の備忘録-最終回のあらすじとネタバレ

ある日の朝、目覚めた掟上今日子(新垣結衣)は、部屋を見回すと、テレビに「起きたら見る」という張り紙があったので、リモコンを操作してDVDを再生する。

すると、テレビ画面の中の信二(要潤)が、掟上今日子(新垣結衣)は寝たらリセットする体質であることを教え、「僕は君の夫だ。君の名前は澤野里美」と教えた。

掟上今日子(新垣結衣)がリビングに出ると、澤野信二(要潤)がキッチンで料理を作っていた。

澤野信二(要潤)は、掟上今日子(新垣結衣)に専業主婦であることを教え、「今日は肉じゃがが食べたいな。外出するときは黒いウイックを付けて外出するように」と言い、仕事をへと出かけた。

掟上今日子(新垣結衣)は肉じゃがを買いに出かけたとき、須永昼兵衛の小説が原作の探偵映画のポスターを見て、映画を見に行くが、上映時間に間に合わなかった。

掟上今日子(新垣結衣)が残念がっていると、隠舘厄介(岡田将生)に「今日子さん」と声を掛けられた。

しかし、記憶をリセットした掟上今日子(新垣結衣)は何も覚えていないうえ、自分を澤野里美だと思っているので、下手なナンパだと勘違いする。

隠舘厄介(岡田将生)は掟上今日子(新垣結衣)を尾行したが、掟上今日子(新垣結衣)に気づかれてまかれてしまい、公園で見失ってしまう。

翌日、隠舘厄介(岡田将生)が掟上今日子(新垣結衣)を探すため、見失った公園に行くと、掟上今日子(新垣結衣)が野良猫を可愛がっていた。

隠舘厄介(岡田将生)が掟上今日子(新垣結衣)に声を掛けようとするが、その前に澤野信二(要潤)が立ちはだかる。

澤野信二(要潤)は掟上今日子(新垣結衣)と結婚したときの写真を見せ、隠舘厄介(岡田将生)に「探偵の掟上今日子なんてのは悪い夢なんです。俺の好きな彼女は、推理小説の好きな頭の良い普通の女の子だった。少しのお金と愛があれば、生きていけるって。彼女はやっと、本当の自分を生きてるんです」と話した。

その後、カフェに入った澤野信二(要潤)は、掟上今日子(新垣結衣)に「猫を飼おう」と言うと、掟上今日子(新垣結衣)は喜んだ。

しかし、澤野信二(要潤)は「明日」と言う。掟上今日子(新垣結衣)は「今日はダメなんですか?」と尋ねたが、澤野信二(要潤)は「明日」だと答えた。

そこへ、隠舘厄介(岡田将生)が現れ、澤野信二(要潤)に「話をさせて欲しい」と頼むと、澤野信二(要潤)は黙って席を外した。

隠舘厄介(岡田将生)は、アルバイトしている不動産屋の名札を見せ、「以前に世話になった者です」と自己紹介し、話をすると、掟上今日子(新垣結衣)は今の生活で幸せだと言った。

それを聞いた隠舘厄介(岡田将生)は「幸せで居てください。今日の一日を大切に。さようなら」と言って、カフェを出た。

一方、絆井法郎(及川光博)は、従業員の也川塗(有岡大貴)と幕間まくる(内田理央)に、スポンサーの熊条空真(たいじょう・そらざね)が死んだので、「サンドグラス」は維持できないと言い、「身の振り方を考えておけよ」と告げた。

すると、也川塗(有岡大貴)は、「今日子さん(新垣結衣)と熊条空真はどういう関係だったのか?熊条空真が死んだと思ったら、今日子さんが居なくなって、旦那まで現れて。タイミングが良すぎる。調べるべきは熊条貿易の方?」と推理した。

一方、掟上今日子(新垣結衣)の行方を捜す隠舘厄介(岡田将生)は、警部から情報をもらった。

掟上今日子(新垣結衣)が消息を絶った陽炎町のビルは、以前に殺人事件があり、その事件を掟上今日子(新垣結衣)が解決していた。

しかし、逮捕された犯人は裁判で無罪となり、今は名前を変えて生活していた。その犯人が澤野信二(要潤)だったのである。

隠舘厄介(岡田将生)がサンドグラスに戻って皆に報告すると、也川塗(有岡大貴)は「これで繋がった」といい、調査結果を報告した。

也川塗(有岡大貴)は、熊条空真(たいじょう・そらざね)と掟上今日子(新垣結衣)の関係を探るため、熊条家に潜入し、女中らから話を聞き出していたのである。

熊条貿易の創始者・熊条空真は、早くに奥さんを亡くして独り身だったため、跡取りは居ないはずだったが、死ぬ直前に隠し子が居た事を告白。遺産の半分を隠し子に譲ると言い残して死んだ。

隠し子の名前は「マキコ」で、マキコには熊条空真の娘だと知らせておらず、別の名前で生活させているのだという。

報告を聞いた絆井法郎(及川光博)が推理する。もし、掟上今日子(新垣結衣)が熊条空真の隠し子で、熊条空真によって掟上今日子という名前と探偵という仕事を与えられているのであれば・・・。

熊条空真の遺産を全て相続できるはずの義理の弟・立乃木は、隠し子の発覚により、遺産を相続できなくなった。

この義理の弟・立乃木は、立乃木流通の会長で、立乃木流通の会長と澤野信二(要潤)は以前から面識があった。

そこで、義理の弟・立乃木と澤野信二(要潤)が結託して、隠し子・掟上今日子(新垣結衣)を誘拐したのではないか・・・。

しかし、隠舘厄介(岡田将生)は外で掟上今日子(新垣結衣)と会っているので、監禁まではされていない。

小説家・須永昼兵衛のイベントでもあれば、大ファンの掟上今日子(新垣結衣)は現れるのではないか。

そのころ、掟上今日子(新垣結衣)は「今日は、のたくりの日」と言い、澤野信二(要潤)を連れて商店街を訪れていた。「のたくりの日」は、小説家・須永昼兵衛のファンが須永昼兵衛の聖地である神社に花を供えるイベントだった。

ところが、「のたくりの日」は5ヶ月後で、今日は「のたくりの日」では無かった。

掟上今日子(新垣結衣)が「今日は、のたくりの日」と言ったのは、外出するための計略だった。

商店街を探索した掟上今日子(新垣結衣)は、隠舘厄介(岡田将生)がアルバイトしている不動産屋を見つけると、澤野信二(要潤)をまいて、不動産屋へと駆け込む。

掟上今日子(新垣結衣)は先日、隠舘厄介(岡田将生)にあったとき、隠舘厄介(岡田将生)が付けていた不動産屋の名札を見た。それを手がかりに、不動産屋を探していたのである。

しかし、隠舘厄介(岡田将生)は休みだった。

掟上今日子(新垣結衣)は隠舘厄介(岡田将生)のアパートの住所を調べると、隠舘厄介(岡田将生)のアパートへと向かった。

しかし、隠舘厄介(岡田将生)は外出中だった。

掟上今日子(新垣結衣)は隠舘厄介(岡田将生)の部屋を調べて、隠舘厄介(岡田将生)の携帯電話の番号を入手すると、隠舘厄介(岡田将生)の自宅の電話から、隠舘厄介(岡田将生)の携帯電話に電話をかけた。

サンドグラスに居た隠舘厄介(岡田将生)は、自宅からの電話に不思議がりながらも電話に出ると、電話の主は掟上今日子(新垣結衣)だった。

掟上今日子(新垣結衣)は、隠舘厄介(岡田将生)の名札を手がかりに、隠舘厄介(岡田将生)の部屋までたどり着いた事を告げ、「あの日から、私、眠ってないんです。家で出された物は全部、吐いてずっと起きてたんです。明日のことばかり、口にするあの人より、『今日を大事にしてください』と言った貴方を信じる。教えてください、私は誰なんですか?」と尋ねた。

隠舘厄介(岡田将生)は「貴方は・・・」と答えようとしたが、澤野信二(要潤)が電話を線を切って隠舘厄介(岡田将生)の部屋へと乗り込んだ。

危険を察知した掟上今日子(新垣結衣)は、部屋にあった「Kの備忘録」という原稿を持って、間一髪で部屋から逃げた。

掟上今日子(新垣結衣)は、隠舘厄介(岡田将生)が書いた「Kの備忘録」を読んで、自分の事だと悟り、最後に書いてあった「掟上今日子へ」というメッセージを見て、自分の名前が掟上今日子だと知る。

そのとき、強風が吹き、掟上今日子(新垣結衣)は原稿を飛ばしてしまう。

掟上今日子(新垣結衣)は原稿を失って落ち込んだが、隠舘厄介(岡田将生)は飛んでいる原稿を見て駆けつけ、掟上今日子(新垣結衣)を発見する。

隠舘厄介(岡田将生)が「大丈夫ですか?今日子さん」と心配すると、掟上今日子(新垣結衣)は「私は掟上今日子。私は貴方が書いてくれた探偵を選びます」と告げた。

さて、絆井法郎(及川光博)が探偵を総動員して澤野信二(要潤)を取り押さえるために動いており、隠舘厄介(岡田将生)は掟上今日子(新垣結衣)を安全な廃墟に連れて行き、匿う。

隠舘厄介(岡田将生)は「眠ってください。ずっと眠ってないんでしょ」と心配すると、掟上今日子(新垣結衣)は「寝たら、忘れてしまう。貴方のことも」と答えた。

隠舘厄介(岡田将生)は「大丈夫。僕が覚えていますから。・・・覚えてますから」と告げると、掟上今日子(新垣結衣)は隠舘厄介(岡田将生)にキスをして「忘れたくない。忘れたくないんです」と言って泣いた。

すると、隠舘厄介(岡田将生)は掟上今日子(新垣結衣)にキスをして、「今日子さんが何度、忘れてしまっても、僕はアンタの名前を呼びます。何度でも。何度でも呼びます。だから、寝ていい。眠ってください」と言って抱きしめた。

やがて、掟上今日子(新垣結衣)は隠舘厄介(岡田将生)の太ももを枕にして眠りについた。

翌朝、掟上今日子(新垣結衣)は驚いて飛び起きる。

隠舘厄介(岡田将生)が「おはようございます。掟上今日子さん」と挨拶すると、掟上今日子(新垣結衣)は「貴方は誰ですか?」と尋ねた。

■掟上今日子の備忘録の最終回の結末

後日、隠舘厄介(岡田将生)がアパート「サンドグラス」へ行くと、絆井法郎(及川光博)は掟上今日子(新垣結衣)が熊条空真の隠し子では無い事を教えた。

熊条空真の秘書からの手紙によると、掟上今日子(新垣結衣)は熊条空真の依頼で事件を解決した。その後、掟上今日子(新垣結衣)が住んでいるサンドグラスが取り壊されることになったとき、熊条空真がサンドグラスを買い取り、絆井法郎(及川光博)と也川塗(有岡大貴)を雇ったのだという。

報告役の也川塗(有岡大貴)が熊条空真に掟上今日子(新垣結衣)の事を報告していたので、義理の弟・立乃木はその報告書を見て、掟上今日子(新垣結衣)が隠し子だと勘違いしたのだ。

では、本物の隠し子「マキコ」はいったい、誰だったのか。

秘書からの手紙によると、隠し子「マキコ」の目印は、木彫りの熊を腹にクマの印がしてあるのだという。

絆井法郎(及川光博)は「目印を偽造するか」といい、幕間まくる(内田理央)の木彫りの熊の腹を見ると、「空真」と書いてあった。空真(クマ)は、熊条空真(たいじょう・そらざね)の下の名前だった。

さらに手紙には、隠し子「マキコ」の名前は、漢字で「真来子」と書くらしい。

そこへ、従業員・幕間まくる(内田理央)が来て、「ちょっと、大阪へ行ってきた。サンドグラスは売りに出さなくても、良さそうだよ」と報告した。

・・・え?大阪?隠し子「真来子」の「真来」は「まくる」と読める。もしかして、幕間まくる(内田理央)が熊条空真の隠し子・・・?

隠舘厄介(岡田将生)が「今日子さん(新垣結衣)の部屋の天井の文字は、熊条空真が書いたんじゃなければ、誰が?」と不思議がると、絆井法郎(及川光博)は「謎は謎のままって事だな」と答えた。

そこへ、掟上今日子(新垣結衣)が現れ、隠舘厄介(岡田将生)に「人生には謎が必要です。初めまして、私、探偵の掟上今日子と言います。ご入り用の歳は、ご連絡ください」と言って名刺を渡した。

絆井法郎(及川光博)が「綺麗さっぱり忘れられたもんだな」と同情すると、隠舘厄介(岡田将生)は「いいんです。眠る前に今日子(新垣結衣)が言ってくれたんです」と言って先日の事を教えた。

先日、掟上今日子(新垣結衣)は、隠舘厄介(岡田将生)の太ももを枕にして眠るとき、「次に会ったら、1から口説いてくださいね」と頼んだのだ。

隠舘厄介(岡田将生)は絆井法郎(及川光博)に「これからは、口説き放題です」と告げると、掟上今日子(新垣結衣)の前に座り、映画に誘ったが、掟上今日子(新垣結衣)は「パスです。そのお誘いはパスです。パース」と即答した。

しかし、隠舘厄介(岡田将生)は、めげずに「これ、読んだことありますか?僕、須永ファンなんです。僕も」といい、須永昼兵衛の本で掟上今日子(新垣結衣)の興味を引き、意気投合したのであった。

果たして僕は、これから、何回、振られるのか。いつの日か、これを読む君に笑って貰えるなら幸いだ。忘却探偵、掟上今日子(新垣結衣)と続いていく僕らの毎日。忘れられない君の日々。今日子さん(新垣結衣)の備忘録。

ある日、掟上今日子(新垣結衣)と隠舘厄介(岡田将生)は海岸で海を見ながら手を繋いでいたのだった。

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