ナオミとカナコ-原作のあらすじとネタバレ

フジテレビのドラマ「ナオミとカナコ」の原作となる奥田英朗の小説「ナオミとカナコ」のあらすじとネタバレ読書感想文の前編「ナオミとカナコ-原作のあらすじとネタバレ」です。

このページには原作小説「ナオミとカナコ」のあらすじやネタバレが含まれています。原作小説「ナオミとカナコ」のあらすじやネタバレを知りたくない人は閲覧にご注意ください。

■ナオミとカナコ-あらすじとネタバレ

百貨店の外商で働いている小田直美(ナオミ)は、大学時代の親友・服部加奈子(カナコ)の部屋を訪れ、親友・服部加奈子が夫・服部達郎からDVを受けてる事を知る。

小田直美の母親も夫からDVを受けていたので、小田直美は親友・服部加奈子に離婚を勧めるが、親友・服部加奈子は夫を許していると言う。ただ、親友・服部加奈子は子供が出来ないように密かにピルを飲んでいた。

■ナオミとカナコ-李社長との出会いのネタバレ

ある日、百貨店の外商部の部長は、華僑の為にホテルで販売会を開いたが、販売会の後、小田直美が担当する高級時計のテールブルから、300万円もするパテックフィリップの高級時計が1つ紛失している事が判明する。

犯人は、東京中華街で中国食料品店を経営する中国人・李朱美だと思われたが、証拠も無いのに下手に李朱美を疑って、華僑の陳会長を怒らせれば、華僑への売り上げ1億円を失うことになる。

そこで、百貨店の上層部は、被害届は出さず、李朱美から高級時計を返してもらうという方針を決定する。

小田直美は、李朱美と交渉し、何度か通った末、李朱美からパテックフィリップの高級時計を返してもらう事に成功する。

時計を検品した小田直美は、ベルトの部分に僅かに傷を見つける。磨けば消える傷だったが、小田直美は李朱美に時計の買い取りを要求した。

李朱美は「買えない」と言い、許しを請うと、小田直美は「手ぶらでは帰れない」といい、代替案として30万円のカルティエの時計を購入する事を求めた。

30万円のカルティエの時計を購入した李朱美は、商魂たくましい小田直美を気に入り、「中国人みたい。百貨店を辞めたら、うちにきませんか?」と誘った。

一連の騒動を通じて小田直美と李朱美は気が合い、以降、何度か食事するようになる。

■ナオミとカナコ-第3の選択のネタバレ

ある日、小田直美は李朱美に、DVを受けている親友・服部加奈子について相談すると、李朱美は「そんな男に価値はないのことですね。殺されても文句は言えません」と告げた。

小田直美が「殺したら刑務所に入る」と驚くと、李朱美は「捕まらなくても良い方法を考えなさい。私なら上海旅行に連れ出して、そこでギャングに頼んで殺してもらいます。中国のギャングだから、日本の警察は手が出せません。中国の警察は日本人1人が死んだくらいでは捜査しません」と教えた。

その日の夜、小田直美が親友・服部加奈子に会うと、親友・服部加奈子は夫のDVで顔面が腫れていた。

親友・服部加奈子の顔を見た小田直美は、思わず「殺しちゃおうか」という言葉が口に出た。

その日から、小田直美は、「殺す」を「排除する」と言い換え、親友・服部加奈子の夫・服部達郎を排除する方法を考えることで、頭がいっぱいになる。

■ナオミとカナコ-斎藤夫人との出会い

ある日、百貨店の外商で働いている小田直美は、仕事の引き継ぎで、一人暮らしをしている金持ちの斎藤夫人の担当になった。

斎藤夫人が認知症であることに気づいた小田直美は、夫・服部達郎を排除する計画に斎藤夫人を利用することを思いついた。

そこで、夫・服部達郎から顧客の紹介を頼まれていた小田直美は、夫・服部達郎に斎藤夫人を紹介してネットバンクを開設させ、斎藤夫人の預金のうち3000万円を夫・服部達郎の銀行に移させた。

何も知らない夫・服部達郎はノルマ達成を喜んでいた。

■ナオミとカナコ-中国人・林竜輝との出会い

ある日、小田直美は、中国人・李朱美から「アパートの保証人になって欲しい」と頼まれたので、デパートの商品を購入する事を条件に、アパートの保証人を引き受けた。

そこで、小田直美は李朱美から、アパートに入居する事になる中国人アルバイトの林竜輝(リン・リユウキ)を紹介される。林竜輝は、故郷で家を建てるのために日本に出稼ぎに来たていた。

中国人・林竜輝は、夫・服部達郎と瓜二つの顔をしており、小田直美は夫・服部達郎を排除する計画に中国人・林竜輝を利用できないかと考えた。

ある日、中国人アルバイトの林竜輝が密入国者だったことが判明する。密入国者を雇うと罰せられるため、李朱美は林竜輝を解雇した。

それを知った小田直美と服部加奈子は、中国人・林竜輝を呼び出す。

服部加奈子が「似ている」と認めると、小田直美は中国人・林竜輝に、200万円払うので夫・服部達郎のパスポートを使って帰国して欲しいと頼んだ。

林竜輝が引き受けると、小田直美と服部加奈子は、排除計画を実行に移した。

■ナオミとカナコ-計画の実行

ある日、小田直美は、斎藤夫人が投資信託を購入すると言い、夫・服部達郎と一緒に斎藤夫人のマンションを訪れ、認知症の斎藤夫人に1000万円分の投資信託を購入させ、夫・服部達郎が斎藤夫人の部屋を訪れたという事実を作る。

そして、ノルマを達成した夫・服部達郎が喜んで帰ると、小田直美は斎藤夫人が紅茶を入れに行っている間にパソコンを操作し、斎藤夫人の口座から親友・服部加奈子の口座へ1000万円を振り込んだ。

金曜日の夜、小田直美と親友・服部加奈子は、酔って寝ている夫・服部達郎を殺害し、スポーツバッグに詰めて車で三国峠へと運び、夫・服部達郎を埋めた。

土曜日、東京へ戻った小田直美と親友・服部加奈子は、林竜輝にATMで服部加奈子の口座から200万円を引き出させ、夫・服部達郎が横領したお金を引き出したように装うった。

そして、引き出した200万円を報酬として林竜輝に与え、「当分は日本に来ないこと。出来れば一生」と頼み、夫・服部達郎のパスポートで林竜輝を上海へ帰国させた。

■ナオミとカナコ-排除計画が成功
月曜日、服部加奈子の自宅に銀行の同僚・山本から電話がかかってきた。夫・服部達郎が出勤していないという。

服部加奈子は、夫・服部達郎は土曜日に休日出勤すると言って出かけたきり、帰っていないと告げた。

さらに、服部加奈子は自分の銀行口座に身に覚えの無い人物から1000万円が振り込まれ、200万円が引き出されている事や、夫・服部達郎のパスポートが無くなっている事を伝えた。

同僚・山本が横領の件を伏せて警察に捜索願を出すことを助言する。服部加奈子は助言通り、捜索願を出すが、失踪者は年間何万人も居るため、警察は動かなかった。

一方、銀行の調査の結果、ATMの防犯カメラに夫・服部達郎が映っており、夫・服部達郎が服部加奈子の口座から200万円を引き出した事や、服部加奈子の口座に1000万円が振り込まれたことや、夫・服部達郎が上海に出国した事などが判明する。

銀行は小田直美と服部加奈子の思惑通り、事件の隠蔽に動き、夫・服部達郎に仕事上のトラブルが確認できなかったことから、失踪を個人的な問題として、調査を終了する。

そして、銀行は夫・服部達郎を3ヶ月の休職扱いとし、3ヶ月以内に戻ってこなければ解雇する方針を決定した。

ナオミとカナコ-最終回のあらすじと結末ネタバレ」へ続く。