橋本多恵子を捨てて杉田直子を選んだ杉田平介

佐々木蔵之介が出演するドラマ「秘密」の第7話「妻の恋人」の感想です。あらすじは「秘密-第7話のあらすじ」をご覧下さい。

杉田平介(佐々木蔵之介)が杉田藻奈美(志田未来)の部屋に盗聴器を仕掛けた。最近はコンセントの中に発信器が仕掛けてある巧妙な発信器を販売しているのにもかかわらず、杉田平介はあからさまな発信器を購入していた。

杉田平介が、火にかけたヤカンの水蒸気で郵便物のノリを溶かして、郵便物の中身までチェックするシーンもあった。蒸気をノリを溶かせば、本当にバレズに封筒を開封できるのだろうか?謎である。

杉田平介は思い出の山下公園に杉田藻奈美を誘ったが、盗聴器の発見後のゴタゴタで中止になってしまった。

山下公園のシーンは原作で一番好きなシーンなので残念だが、藻奈美と直子との魂がコロコロと入れ替わるようになっていないので、直子の誕生日にもう1度、山下公園へ誘うかも知れない。

盗聴器発見後は泥沼になるのかと思ったが、思ったよりも泥沼のバトルにはならなかった。最終的に杉田平介(佐々木蔵之介)が優勢で終わるのは嫌だった。男性が夫婦喧嘩で勝つという結果には違和感が残る。

食事中に橋本多恵子(本仮屋ユイカ)が杉田平介(佐々木蔵之介)に告白したにもかかわらず、杉田平介は小坂洋太郎(橋本さとし)を食事に呼んだ。

杉田平介が盗聴などのストカー行為に走るのは面白かったが、橋本多恵子を無下に扱ってまで、杉田平介が杉田直子(石田ひかり)にこだわる理由が分らない。

杉田平介は、体が娘の杉田藻奈美になってしまったので、杉田直子とはセックスしていない。夫婦間に深いキズナがあるとも思えない。

本仮屋ユイカを起用したのは失敗だと思う。本仮屋ユイカでは可愛すぎる。本仮屋ユイカと石田ひかり(志田未来)となら、石田ひかりに精神面でアドバンテージを加えたとしても、私なら本仮屋ユイカを選ぶ。

ドラマ「秘密」では、夫婦間の描写が少ない。杉田平介が杉田直子を愛する背景をしっかりと描いていないから、橋本多恵子(本仮屋ユイカ)を振るところで、違和感が残る。

来週の予告を見ると、杉田平介と杉田藻奈美とのベッドシーンがあった。セックスをするのかしないのかはドラマを観てのお楽しみである。

杉田平介と杉田藻奈美とがセックスするのかしないのかという問題は、ドラマ「秘密」の妙味の1つである。魂は妻で体が娘という杉田藻奈美とベッドインする杉田平介の心理描写に注目したい。

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