陸王-原作のあらすじと最終回の結末ネタバレ

TBSでドラマ化する池井戸潤の原作小説「陸王」の原作あらすじと最終回の結末ネタバレです。

このページは「陸王-原作のあらすじとネタバレ」からの続きです。

このページは小説「陸王」のあらすじと最終回の結末が含まれてします。原作の最終回を知りたくない人は閲覧にご注意ください。

■茂木裕人がチーム陸王に参加

茂木裕人は陸上雑誌から、過去に箱根駅伝でデットヒートを繰り広げたライバル毛塚直之との対談企画への出演依頼を受けていた。

しかし、毛塚直之が対談相手に別の選手を指名したため、茂木裕人は出演依頼をキャンセルされた。

毛塚直之は、アジア工業・陸上部でトップランナーとして活躍しており、もはや、怪我で戦線を離脱した過去のライバル茂木裕人など眼中になかったのだ。

さて、アトランティスからサポートを茂木裕人は、「こはぜ屋」に入ったシューフィッター村野尊彦から「陸王」を進められ、「こはぜ屋」のサポートを受ける事にした。

怪我から復帰した茂木裕人は、部内の選考会に出場。終盤で足を痛めてリタイアしたものの、かなりの走りを見せた。

その走りを見たアトランティスの小原賢治は、村野尊彦の後任として入った佐山に「茂木を取り返せ」と命じた。

■陸王の過去

顧問・飯山晴之はシステム金融から報復を受けて入院し、長男・宮沢大地がソールの開発を引き継ぐが、顧問・飯山晴之は病院を抜けだして開発に加わり、ついにソールの開発に成功した。

顧問・飯山晴之のソール開発にかける執念は、並々ならぬ物であったが、経理・富島玄三は倒産歴のある顧問・飯山晴之を未だに信用していなかった。

社長・宮沢紘一が苦言を呈すると、経理・富島玄三から思わぬ昔話が出た。

実は、先代も新規事業を立ち上げたのだが、新規事業に失敗し、「こはぜ屋」は倒産直前まで追い込まれた事があった。

そして、先代が始めた新規事業というのが「陸王」で、「こはぜ屋」に融資して、倒産の危機を救ってくれたのが、埼玉中央銀行だったのだ。

経理・富島玄三は先代に新規事業「陸王」に賛成していたため、現在は保守的になっていた。経理・富島玄三もまた、経理という面で「こはぜ屋」を守ろうとしていたのである。

■陸王が公式戦でデビュー

社長・宮沢紘一は、ソールを足袋に使用する事を思いつき、新商品「足軽大将」を発売すると、新商品「足軽大将」は値段が倍もするにもかかわらず、飛ぶように売れていった。

その一方で、社長・宮沢紘一は、茂木裕人の意見を取り入れて「陸王」を改良するため、新しいアッパー素材(甲の部分に使用する生地)を探すが、大手企業は少量の取引には応じてくれなかった。

そのようななか、埼玉中央銀行の銀行員が繊維会社「タチバナラッセル」を紹介してくれた。

タチバナラッセルは、設立4年のベンチャー企業だが、経編の特許を持っている技術のある会社だった。

タチバナラッセルも新たな取引先を探しており、「こはぜ屋」はタチバナラッセルから生地の供給を受け、改良型の陸王を完成させた。

その後、ダイワ食品・陸上部の茂木裕人が公式戦に出場して復帰を果たし、陸王も公式戦でデビューした。

これを受けて、シューフィッター村野尊彦は、陸王の量産化にゴーサインを出し、ついに「陸王」の販売が決まったが、百貨店は相手にしてくれなかったので、思うようには売れなかった。

■茂木裕人の決断

アトランティスの佐山は、茂木裕人のサポート契約を取り返すべく、茂木裕人に「こはぜ屋」の信用情報の資料を渡し、「こはぜ屋は吹けば飛ぶような小さな会社」と言い、アトランティスと再契約する事を勧めた。

茂木裕人は「こはぜ屋」が予想以上に小さい会社だったことに驚いて苦悩し、シューフィッター村野尊彦に相談すると、選手の事を第一に考える村野尊彦は「自分に合ったシューズを選ぶ事が大事だ」と答えた。

すると、茂木裕人は、「陸王」と「R2」のどちらが自分に適しているのかを見極めるため、「R2」を履いて練習に望んだ。

ある日、村野尊彦から話を聞いた社長・宮沢紘一が、練習を観に行くと、茂木裕人がアトランティスの新製品「R2」をはいていたので、サポートの打ち切りを覚悟した。

一方、トランティスの佐山は、R2を履いている茂木裕人を見て喜び、上司・小原賢治にサポート契約を取り返したと報告した。

しかし、茂木裕人が本番の駅伝で履いたのは、「陸王」だった。さらに、茂木裕人はごぼう抜きの大活躍をして、アトランティスがサポートしている毛塚直之を抜いて勝利した。

これに激怒したアトランティスの小原賢治は、部下の佐山に「こはぜ屋を潰せ」と命じた。

■フェリックスからの提案

アトランティスの佐山は、「こはぜ屋」に生地を提供しているタチバナラッセルに接触し、「他社に生地を供給しない」という条件を付けた独占契約を持ちかけた。

タチバナラッセルの社長は、「こはぜ屋」の事を気にしながらも、ベンチャー企業という軟弱な基盤ゆえに、収益の柱を求めて、アトランティスとの独占契約に応じた。

それに激怒した社長・宮沢紘一は、タチバナラッセルに絶縁を宣言し、新しい取引先を探すが、少量の取引に応じてくれる企業は無かった。

そのようななか、ソールを生産していた機械が故障した。心臓部が燃えており、修理は不可能だった。陸王は生産中止の危機に陥った。

すると、シューフィッター村野は、常に選手を第一に考えていたので、茂木裕人に「陸王」の生産打ち切りの可能性がある事を伝え、アトランティスの「R2」を含めてもう一度シューズを検討する事を勧めた。

そのようななか、ベンチャーキャピタルに転職した元銀行員の坂本太郎が、「こはぜ屋」を身売りする話しを持ち込んできた。

アメリカに本社を置くアパレルメーカー「フェリックス」の社長・御園丈治が、新素材「シルクレイ」に着目し、「こはぜ屋」ごと買収したいと言ってるのだという。

社長・宮沢紘一は「陸王」を続けるためには、フェリックスの提案を受け入れるしかないと考えたが、元銀行員・坂本太郎から買収の裏話を聞いて、顧問・飯山晴之の思いを知る。

フェリックスは最初、新素材「シルクレイ」の特許を持つ顧問・飯山晴之ヘッドハンティングしようとしたのだが、顧問・飯山晴之は「こはぜ屋」に義理立てしてヘッドハンティングを断った。

このため、フェリックスは「こはぜ屋」ごと回収しようとしていたのだ。

社長・宮沢紘一は、顧問・飯山晴之に買収の話しを相談すると、顧問・飯山晴之から「他に方法がある」と指摘され、業務提携という方法を思いついた。

社長・宮沢紘一は、値段の付かない100年の暖簾にも価値はあると言い、フェリックスに業務提携を持ちかけるが、フェリックスは買収でなければ応じないとして、話し合いは決裂した。

ところが、その後、フェリックスの社長・御園丈治から、条件付融資の提案がった。

フェリックスが3億円を低金利で融資する。返済期間は5年で、そのうち3年間は融資を返済できる額の発注を保証をする。5年後に融資が残っていれば、「こはぜ屋」が融資残を資本金として受け入れる、という条件だった。

簡単に言うと、5年間で借金を返済できなければ、「こはぜ屋」はフェリックスの傘下に入るという条件だった。

ただ、この条件は大きな問題があった。もし、フェリックスが3年後に発注を意図的に減らせば、「こはぜ屋」はフェリックスの傘下に入ることになるのだ。フェリックスのさじ加減1つで、毒にも薬にもなる条件なのである。

しかし、フェリックスの社長・御園丈治は意図的な発注減は無いと明言しており、社長・宮沢紘一はその言葉を信じた。

社長・宮沢紘一が顧問・飯山晴之に相談すると、顧問・飯山晴之は新素材「シルクレイ」のライセンス料を見て納得し、最終的な判断は社長・宮沢紘一に任せた。

大番頭として「こはぜ屋」を守ってきた経理・富島玄三は反対したが、社長・宮沢紘の意思は堅かったので、反対することを諦めた。

翌日、社長・宮沢紘が社員全員を集めて、フェリックスから融資を受ける件を説明すると、社員は「こはぜ屋」が無くなるかもしれないという不安を消化して応援してくれた。

■陸王の結末

ある日、「こはぜ屋」の社員は、ダイワ食品・陸上部の茂木裕人を応援に向かった。「こはぜ屋」は、茂木裕人がアトランティスのシューズ「R2」を履いていても、応援すると決めていたのである。

一方、アトランティスの小原賢治は、部下から茂木裕人のサポート契約を取り戻したと報告を受けていたので、喜んでいた。

しかし、茂木裕人が履いたのは「R2」ではなく、「こはぜ屋」の「陸王」だった。

アトランティスの小原賢治は驚いて茂木裕人に詰め寄るが、茂木裕人は「自分は怪我をしたときに大勢の人に見捨てられた。苦しいからと言って陸王を見捨てたら、その人たちと同じになってしまう」と答えた。

そして、「こはぜ屋」の社員が茂木裕人を応援するなか、「陸王」を履いた茂木裕人は、ライバルの毛塚直之を抜き去り、日本人トップでゴールしたのであった。

■長男・宮沢大地の成長

長男・宮沢大地は、メトロ工業の面接を受けていた。宮沢大地は新規事業「陸王」に関わったことで、大きく成長しており、面接官も宮沢大地の話しに興味を示して、真剣に話を聞いてくれた。

ようやく、宮沢大地は、メトロ工業に就職が決まったが、父・宮沢紘一にメトロ工業の行きは止めて、「こはぜ屋」に残ると告げた。

しかし、父は「こはぜ屋」に残る事を禁じ、メトロ工業という大企業で「こはぜ屋」では学べない事を学んでくるように告げた。

■アトランティスの結末

アトランティスは、次々と陸上選手からサポート契約を解除されていた。

元々、選手の目当ては、アトランティスのシューズではなく、アトランティスに居たシューフィッター村野尊彦だったのである。

シューフィッター村野尊彦の居ないアトランティスには価値が無く、選手たちはシューフィッター村野尊彦の勧めで「陸王」を選んだのだ。

■陸王のあらすじとネタバレの結末

ある日、銀行の家長支店長は「こはぜ屋」の前を通りかかって驚いた。知らない間に、2階建ての工場が建設されており、凄い設備が揃っていたのだ。

家長支店長が社長・宮沢紘一に挨拶すると、社長・宮沢紘一はフェリックスから支援を受け、フェリックスの勧めで東京中央銀行に口座を開き、東京中央銀行をメーンバンクにした事を教えたのであった。

陸王の感想は「陸王の結末ネタバレ読書感想文」をご覧ください。

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