とと姉ちゃん-第16週のあらすじとネタバレ

唐沢寿明が出演する朝ドラ「とと姉ちゃん」の16週のあらすじとネタバレです。

第15周のあらすじとネタバレは「とと姉ちゃん-第15週のあらすじとネタバレと解説」をご覧ください。

■とと姉ちゃん-第16週のあらすじとネタバレ

昭和21年12月、終戦から1年以上が経過したが、未だに苦しい暮しが続いており、女性は身なりを整える余裕もなく生活していた。

小橋常子(高畑充希)と花山伊佐次(唐沢寿明)は、そのような女性を見て、「綺麗な物を身につけることが出来れば、少しでも気持ちが豊かになるような気がする。それが出来れば、この国の暮らしぶりも変わるかもしれない」と言い、雑誌のテーマを衣装に決めた。

花山伊佐次(唐沢寿明)は「無名だからそこ、東京の中心・銀座に事務所を構える。銀座に出版社があるというだけで読者は信頼してくれる」と言い、銀座に事務所を構えることになった。

小橋常子(高畑充希)はこれまでの貯金に借金をして資金を作り、次女・小橋鞠子(相楽樹)と三女・小橋美子(杉咲花)が銀座を探しまわり、家賃を値切って事務所を借りた。

一方、小橋常子(高畑充希)は安く引き受けてくれる印刷所を見つけ、出版社の準備が整った。

しかし、雑誌の目玉企画を一人で考えるという花山伊佐次(唐沢寿明)は、知恵の輪ばかりしており、一向に雑誌の出版に取りかかれなかった。

そのようななか、村野綾(阿部純子)が小橋家を尋ねて、頭を下げた。家賃を値上げされているので、お金を貸して欲しいのだという。

翌日、小橋常子(高畑充希)は何とかお金を工面して村野綾(阿部純子)の自宅に届けに行くが、村野綾(阿部純子)は不在だった。

母親によると、村野綾(阿部純子)は新橋の食堂「浪漫」で配膳の仕事をしているのだという。

小橋常子(高畑充希)は食堂「浪漫」を尋ねていくと、浪漫は食堂ではなく、女性の接待を目的とした「カフェ」だった。

小橋常子(高畑充希)は村野綾(阿部純子)がカフェなんかで働くわけが無い思い、帰ろうとしたが、カフェ「浪漫」から出てきた村野綾(阿部純子)に出くわしてしまう。

村野綾(阿部純子)は「生きて行くには仕方が無いの」と釈明すると、小橋常子(高畑充希)は、ただ、うなずいて、「これ、少ないけど使って」と言い、お金を渡した。

その話を聞いた花山伊佐次(唐沢寿明)は、「なぜ取材してこないんだ。どこにネタが落ちているか分からない」と言い、小橋常子(高畑充希)に取材してくるように命じた。

一方、出版社設立時に荷物運びなどを手伝った水田正平(伊藤淳史)は、次女・小橋鞠子(相楽樹)に「闇市の仕事はいずれなくなるので、出版社で雇って欲しい」と頼んだ。

翌日、小橋常子(高畑充希)はカフェ「浪漫」へ取材に行くが、カフェで働く女性は戦争未亡人で貧しい暮しをしており、服を作る布も買えず、洋裁の技術すらなく、店では毎日、同じ着物を着続けていた。

しかも、小橋常子(高畑充希)は雑誌の趣旨を説明するが、カフェで働く女性から「女に役立つ雑誌だと言われても、私たちには役に立っていない」と言われてしまう。

一方、花山伊佐次(唐沢寿明)は日の出洋裁学校を取材したが、洋服は型紙通りに裁断するため、端切れが多く出ることを無駄だと感じていた。

ある日、次女・小橋鞠子(相楽樹)は小橋常子(高畑充希)に「水田さん(伊藤淳史)を経理で雇えないかな」と尋ねたが、小橋常子(高畑充希)は「ウチも厳しいから」と答えた。

一方、花山伊佐次(唐沢寿明)は、花山三枝子(奥貫薫)が娘・花山茜(渋谷南那)を散髪しているところを目撃する。

花山茜(渋谷南那)は新聞紙の真ん中に穴を開け、頭からスッポリと被っており、それを見た花山伊佐次(唐沢寿明)は「直線裁ち」で洋服を作る事をを閃き、机に向かって絵を描き出した。

翌朝、花山伊佐次(唐沢寿明)は小橋家を訪れ、「分かったんだ。簡単に作れ、しかも、一着に使う布地はこれだけだ」と言い、小橋三姉妹の目の前で洋服を作った。

直線裁ちは、長方形の布地2枚を縫い合わせ、頭と腕が出る穴を開け、腰の所を紐で結ぶというだけの簡単な作りの洋服だった。これなら、生地を直線に切って縫い合わせるだけなので、洋裁の技術が必要とせず、和服を洋服にリメイクする事が出来る。

直線裁ちを知った小橋常子(高畑充希)は、カフェ「浪漫」へ行き、みんなのために直線裁ちの衣装を作った。

すると、女性達はみんな喜び、村野綾(阿部純子)も「忘れてはいけないことだと思った。お洒落したいって思う気持ちは」と礼を言った。

さて、雑誌作りに取りかかる花山伊佐次(唐沢寿明)は、小橋三姉妹と村野綾(阿部純子)をモデルにして写真撮影を開始したが、みんな表情が堅く、撮影は一向に進まなかった。

ところが、編集部を訪ねてきた水田正平(伊藤淳史)が何時ものドジをしたので、みんなが笑顔に成り、撮影が無事に進んだ。

その日の夜、花山伊佐次(唐沢寿明)が雑誌の表紙を描き上げ、小橋常子(高畑充希)の提案で雑誌名は「あなたの暮し」に決まった。

4ヶ月後、小橋常子(高畑充希)の広告戦略もヒットし、雑誌「あなたの暮し」は全国から購入を希望する手紙が大量に届いた。

甲東出版の谷誠治(山口智充)は雑誌「あなたの暮し」は、「これもカラーじゃないか。そうとうお金かかってるぞ」と驚いた。

そして、雑誌「あなたの暮し」が売れるに従って、直線裁ちはブームになっており、花山伊佐次(唐沢寿明)は発行部数100万部を目指すと宣言する。

雑誌の雑務を手伝う母・小橋君子(木村多江)は、花山伊佐次(唐沢寿明)に「どうして女性の視点をお持ちなのか」と尋ねた。

すると、花山伊佐次(唐沢寿明)は「服に関しては母の影響ですね。貧乏だったが、お洒落が好きな人だったので。女性らしい視点も母の影響だろうね。母が亡くなったのは私が中学の頃。以降、私は長兄として兄弟達を食べさせ、母の代わりをしていました。そのとき、何時も母が生きていれば、どうしていただろうかと考えていたので」と明かした。

すると、母・小橋君子(木村多江)は、小橋常子(高畑充希)が「とと姉ちゃん」で、花山伊佐次(唐沢寿明)を「かか兄ちゃん」だと言った。

そのようななか、日の出洋裁学校の女性が出版社に怒鳴り込んできた。雑誌「あなたの暮し」が紹介する「直線裁ち」が営業妨害なのだという。

しかし、小橋常子(高畑充希)は毅然とした態度で「営業を妨害するつもりはありません。余裕の無い方に洋服の作り方を提供することも止めません」と言って日の出洋裁学校を追い返した。

さて、小橋常子(高畑充希)は新聞社と「直線裁ち講座」を計画し、新聞に広告を掲載すると、多くの反響があり、直線裁ち講座の準備も進んだ。

しかし、直線裁ち講座の時間になっても誰1人として受講生がやってこず、小橋常子(高畑充希)らが困惑していると、日の出洋裁学校の校長がやってきて、「見学に来たのに、受講生がいないんじゃ仕方ないわね」と嫌みを言って帰っていた。

小橋常子(高畑充希)らは、直線裁ちに脅威を覚えた日の出洋裁学校が葉書を大量に出して席を独占したのだと悟り、商売の難しさを実感したのであった。

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■とと姉ちゃん-第16週の解説

とと姉ちゃん-第16週で起きた日の出洋裁学校の嫌がらせは実話です。既に実話を紹介しているので、「とと姉ちゃん-暮しの手帖の直線裁ちワンピース事件の実話」をご覧ください。

とと姉ちゃん-第17周のあらすじとネタバレ」へ続く。

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