とと姉ちゃん-第21週のあらすじとネタバレ

唐沢寿明が出演する朝ドラ「とと姉ちゃん」の第21週のあらすじとネタバレと実話の紹介です。

第22週については「とと姉ちゃん-第20週のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■とと姉ちゃん-第21週のあらすじとネタバレ

雑誌「あなたの暮らし」の商品試験は、日用品から電化製品まで、様々な商品のテストを開始していた。

花山伊佐次(唐沢寿明)は「人様が命がけで作った商品を批評するんだから、こちらも命がけでやらなければならない」と言い、厳格で公平なテストを求めており、小橋常子(高畑充希)は多忙な日々を送っていた。

また、花山伊佐次(唐沢寿明)は商品試験に関係の無い企業や商品でも、「あのときに協力した」と言われるのを嫌い、企業からの商品提供なども断固として断っていた。

ある日、星野武蔵(坂口健太郎)は自社で扱う洗剤を格安で提供すると申し出たが、小橋常子(高畑充希)は花山伊佐次(唐沢寿明)と志を同じにしていたので、星野武蔵(坂口健太郎)の申し出を断った。

小橋常子(高畑充希)は申し訳なく思い、お菓子を持ってお詫びに行くと、青葉が泣いていた。大樹が熱を出して苦しんでいるのだが、既にお手伝いさんは帰っており、どうして良いのか分からないのだという。

やがて、星野武蔵(坂口健太郎)が帰宅したが、これから2ヶ月間、木曜日は仕事が忙しい時期なので、帰宅が夜遅くなるという。

小橋常子(高畑充希)は子供達だけで留守番させる事を心配し、星野武蔵(坂口健太郎)が戻ってくるまで、子供達の面倒を見ることを提案した。

星野武蔵(坂口健太郎)は申し訳ないのでと遠慮したが、小橋常子(高畑充希)は「子供の事を第一に考えましょう」と言い、2ヶ月間、木曜日だけ、星野武蔵(坂口健太郎)が帰るまで、子供達の面倒を見ることにした。

さて、トースターの商品試験が終わり、花山伊佐次(唐沢寿明)は記事を書くのだが、どれも問題のあるトースターばかりで、批判的な記事を書かざるを得ず、苦悩する。

小橋常子(高畑充希)はそんな花山伊佐次(唐沢寿明)に寄り添うように、遅くまで会社に残った。

さて、木曜日が来ると、小橋常子(高畑充希)は星野武蔵(坂口健太郎)の家に行き、大樹・青葉の面倒をみて、楽し一時を過ごし、会う度に愛情が増していったが、星野武蔵(坂口健太郎)が亡き妻を思っている事を感じ取っていく。

ある日、小橋常子(高畑充希)が帰宅すると、三女・小橋美子(杉咲花)はキッチン森田屋の料理人・南大昭との結婚を考えていると告白した。

しかし、三女・小橋美子(杉咲花)は、小橋常子(高畑充希)寄りも先に結婚する事を申し訳なく思っており、小橋常子(高畑充希)に思いを寄せる人が居るなら結婚して欲しいと頼んだ。

三女・小橋美子(杉咲花)が星野武蔵(坂口健太郎)の事をどう思っているのか尋ねると、小橋常子(高畑充希)は「社員の面倒をみるのが幸せであり、星野さん(坂口健太郎)も再婚など考えていないはずだ。私は、ただ子供達がかわいくて、星野さん(坂口健太郎)の力になりたいだけだ」と話した。

さて、花山伊佐次(唐沢寿明)が書いたトースターの商品試験が大きな反響を呼んでいた。

そのようななか、トースターを作っていた「ちとせ製作所」の田中が編集部へ怒鳴り込んできた。

ちとせ製作所のトースターは商品試験で酷評され、記事のせいで売り上げががた落ちしたというのだ。

しかし、花山伊佐次(唐沢寿明)は怯むこと無く、「我々は発表した内容に責任を持つ覚悟がある。文句を言う前に自分の作った物に責任を持ったらどうだ」と言い、ちとせ製作所の田中を追い返した。

小橋常子(高畑充希)は、田中と話し合うため、ちとせ製作所を訪れ、相次ぐ返品で経営危機に陥り、項垂れた田中と妻を目撃してしまい、田中に会わずに「ちとせ製作所」を後にした。

小橋常子(高畑充希)は、人々の暮しを守るために商品試験を開始したが、商品試験によってくらいを奪われる人が居る事を知り、苦悩する。

ちとせ製作所を後にした、小橋常子(高畑充希)は星野武蔵(坂口健太郎)の自宅を訪れる。

小橋常子(高畑充希)は明るく振る舞っていたが、星野武蔵(坂口健太郎)は小橋常子(高畑充希)の異変に気づき、事情を尋ねた。

そして、事情を聞いた星野武蔵(坂口健太郎)は、欠陥品の電気釜のせいで大樹が足に大きな火傷を負った事を明かし、「常子さん(高畑充希)のやっている事は、世の中のためになる。大樹のような被害に遭う子供を一人でも減らして欲しい」と応援した。

星野武蔵(坂口健太郎)の言葉に励まされた小橋常子(高畑充希)は、再び「ちとせ製作所」を訪れ、雑誌「貴方の暮らし」の商品試験は消費者のためだけではなく、生産者のためでもあると、その思いを熱く語った。

小橋常子(高畑充希)の思いを知った「ちとせ製作所」の田中は、安全でよりよいトースターを作ることを約束した。

やがて、星野武蔵(坂口健太郎)の仕事が忙しい2ヶ月間が終わり、小橋常子(高畑充希)は引き続き子供達の面倒をみたいと申し出たが、星野武蔵(坂口健太郎)は「そこまでは甘えられない」と言って固辞した。

小橋常子(高畑充希)は星野武蔵(坂口健太郎)への思いを断ち切るように、仕事に没頭していくのであった。

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■とと姉ちゃん-第21週の実話と解説

雑誌「あなたの暮らし」の商品試験は、雑誌「暮しの手帖」の「商品テスト」がモデルである。

花山安治は、「人様が作った商品を批評するのだから、命がけで批評しなければならない。商品テストが失敗すれば、出版社は潰れる」と言い、かなり厳格に公平を心がけて商品をテスト行っている。

花山安治は商品テストに異常とも言えるほど熱を入れており、想像以上に厳格で公正なテストを行っている。

そして、花山安治は「ひも付き」を嫌い、企業からの商品提供や接待は受けず、知り合いから何かを頼まれるのも嫌い、私生活での交友関係も断つほどだった。

そして、雑誌「暮しの手帖」の商品テストは人気企画となり、商品テストで評価された商品は売れ、商品テストで酷評された商品は売れないという社会現象が起きるようになった。

ポッカレモンは雑誌「くらいの手帖」にビタミンC偽装表示を指摘されて倒産寸前まで追い込まれ。反対に、雑誌「くらいの手帖」で評価され、倒産寸前だった会社が経営を持ち直したということもあった。

このため、ちとせ製作所のように、商品テストで酷評された会社は商品が売れず、返品の山となり、編集部に怒鳴り込んだり、泣きついたりする事が実際にあった。

なお、小橋常子(高畑充希)と星野武蔵(坂口健太郎)の恋愛については完全に朝ドラ「とと姉ちゃん」のオリジナルとなっている。

とと姉ちゃん-第22週のあらすじとネタバレ」へ続く。

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