嘘の戦争-原作とあらすじとネタバレ

草なぎ剛が主演するフジテレビの詐欺ドラマ「嘘の戦争」の原作とあらすじとネタバレです。

■嘘の戦争-原作と主題歌

嘘の戦争-原作と主題歌
主題歌無し
原作後藤法子のオリジナル脚本
放送局枠フジテレビの火曜9時枠(関テレ枠)
放送開始日2017年1月10日

今作「嘘の戦争」は、2015年1月期にフジテレビ火曜日10時枠(関テレ枠)で放送したドラマ「銭の戦争」の脚本を手がけた後藤法子のオリジナル脚本で、「~の戦争」シリーズの第2作となる。

また、草なぎ剛はスマップ解散後の初主演ドラマとなる。

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■嘘の戦争-あらすじとネタバレ

30年前、千葉陽一(草なぎ剛)は9歳のとき、両親と弟が自宅に押し入ってきた2人組みの男に殺害された。

千葉陽一(草なぎ剛)は何度も「犯人を見た」と証言したが、事件を担当する刑事・三輪刑事(六平直政)は「父親は一家心中を図って自殺した」と言い、千葉陽一(草なぎ剛)を嘘つき呼ばわりした。

千葉陽一(草なぎ剛)は、刑事・三輪刑事(六平直政)が用意した嘘を認めるまで退院できず、みんなから嘘つき呼ばわりされて地獄のような日々を過ごした。

そして、ついに千葉陽一(草なぎ剛)は刑事・三輪刑事(六平直政)が用意した嘘を認め、泣きながら「どうせ嘘ばかりの世界なら、騙す方になってやろう。騙して騙して騙し抜く」と誓ったのであった。

その後、成長した千葉陽一(草なぎ剛)は、タイのバンコクへと渡り、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)という偽名で日本人を騙す詐欺師として活躍していた。

そのようななか、新たなカモを探していた一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、タイの空港で左腕に痣のある五十嵐久司(甲本雅裕)を目撃する。

その痣は、30年前に両親を弟を殺害した犯人と同じだった。一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は両親と弟を殺害した犯人に出会ったのだ。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は全てを捨ててタイへと渡っていたが、両親と弟を殺された恨みは忘れておらず、犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)に復讐するため、日本へと帰国する事を決意した。

帰国した一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、子供の頃に過ごした児童養護施設「宮森わかばの家」に身を寄せ、詐欺の兄貴分・百田ユウジ(マギー)とその甥・八尋カズキ(菊池風磨)の協力を得て復讐を開始する。

さて、父を殺害した犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)は、慶明医科大学の准教授だった。つまり、犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)は、父の同僚だったのだ。

さらに、犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)の背後には、医療機器メーカー「ニシナコーポレーション」の会長・二科興三(市村正親)が存在していた事が判明する。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)を追い詰め、千葉一家殺人事件の真相を聞き出す。

犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)によると、父はある事実を知ってしまい、警察に行こうとしたため、会長・二科興三(市村正親)の命令で殺されたというのだ。

しかし、犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)は、単なる実行犯に過ぎず、父が何を知り、警察へ行こうとしていたかまでは知らなかった。

そこで、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、会長・二科興三(市村正親)に近づくため、タイ時代の詐欺の相棒・十倉ハルカ(水原希子)を日本に呼び寄せ、ニシナコーポレーションに潜入させた。

しかし、会長・二科興三(市村正親)はガードが堅く、会う事は難しかったので、会長・二科興三(市村正親)の子供に接触することにした。

次男の二科隆(藤木直人)は優秀で、ニシナコーポレーションの社長を務めていた。

長男の二科晃(安田顕)は、バカで、次男・二科隆(藤木直人)によってニシナコーポレーションの子会社に飛ばされており、次男・二科隆(藤木直人)と確執があった。

長女の二科楓(山本美月)は、兄2人とは母親が違い、ニシナコーポレーションのやりかたに納得が出来ず、実家を出て慶明医科大学で医師として働いていた。

そこで、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、怪我を装って医師の長女・二科楓(山本美月)に近づく一方で、ハーバード大学の経営コンサルタントとして長男・二科晃(安田顕)に近づき、長男・二科晃(安田顕)の信頼を勝ち取っていた。

ニシナコーポレーションの社長を務める次男・二科隆(藤木直人)は、非常に用心深く、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を信用しなかった。

しかし、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、バカな長男・二科晃(安田顕)をおだて上げ、ニシナコーポレーションのパーティーで、会長・二科興三(市村正親)に面会する事に成功する。

その一方で、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、犯人・五十嵐久司(甲本雅裕)を洗脳して廃人へと追い込んで復讐を遂げたのだった。

さて、仁科家に接近した一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、仁科家の顧問弁護士・六反田と会い、六反田の事を思いだした。

30年前、六反田弁護士は新聞配達のアルバイトをしており、父の声を朝方に聞いたと偽証した人物だった。この偽証によって、父は自殺として処理されたのだ。

六反田弁護士は苦学生だったが、30年前の事件の直後にパドロンが現れて大学へ進学でき、弁護士になり、仁科家の顧問弁護士になっていた事が判明する。

そして、六反田弁護士は、仁科家の顧問弁護士になるとき、「僕は一体何の偽証をさせられたのか」と尋ねており、会長・二科興三(市村正親)から事件の真相について聞かされた。

六反田弁護士は、万が一の時のために、会長・二科興三(市村正親)の話しを密かに録音しており、事件の真相を記録した録音テープが存在する事が判明する。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、六反田弁護士が詐欺グループに繋がっている事を掴むと、この録音テープを盗みだし、警察に情報をリークして六反田弁護士を逮捕させた。

さて、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、入手した録音テープから事件の真相を知る。

30年前の事件の発端は、馬鹿な大学生が若いOLを無理矢理連れ込もうとして、OLに抵抗され、OLが頭を打って死亡した事だった。

会長・二科興三(市村正親)は、馬鹿な大学生の親に頼まれて、警察や医師に手を回したのだが、解剖の助手についていた医師・千葉(草なぎ剛の父)がOLの死体に異変がある事に気づき、警察に報告しようとした。

会長・二科興三(市村正親)は、あらゆる手を尽くして、医師・千葉を説得したが、医師・千葉は説得を受け入れなかったため、一家心中に見せかけて殺害したのだった。

そして、会長・二科興三(市村正親)によると、千葉一家殺害事件の真相を知ってるのは、大学生の親、九島、四条、三輪刑事だけで、事件の発端となった大学生は何も知らないのだという。

さて、30年前の事件の真相を知った一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、当時の事件を担当した三輪刑事(六平直政)を標的に決めた。

三輪刑事(六平直政)は「嘘を付いちゃいけないよ」と言い、入院中の一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を嘘つき呼ばわりし続けた刑事だ。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、二科楓(山本美月)や二科晃(安田顕)から信頼を勝ち取る一方で、三輪刑事(六平直政)を追い詰めていった。

しかし、二科隆(藤木直人)が仁科家に近づく一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を疑っており、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は二科隆(藤木直人)によって追い詰められてしまった。

ところが、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、地獄に突き落とそうとしていた三輪刑事(六平直政)にピンチを救われた。

三輪刑事(六平直政)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の正体は30年前に苦しめた少年・千葉陽一だと気付いたのである。

三輪刑事(六平直政)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を助けると、「娘に心臓移植を受けさせるために仕方なかった」と、30年前の事を謝罪したのであった。

さて、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、入手した録音テープに名前が出て来た「九島」「四条」について調べ、四条は議員・四条綾子(ジュディ・オング)だと突き止めた。

そこで、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、議員・四条綾子(ジュディ・オング)とバカ息子・四条司(森岡豊)を追い詰めて録音テープを聞かせた。

すると、OLを死なせてしまったバカ息子・四条司(森岡豊)は、「主犯は九条だ」と証言した。

情報を得た一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、議員・四条綾子(ジュディ・オング)の裏金5億円を盗んで寄付したあと、警察に通報して議員・四条綾子(ジュディ・オング)を逮捕させた。

そして、バカ息子・四条司(森岡豊)の大学の卒業名簿を調べ、「九島亨(平岳大)」という名前を見つけ、九島亨(平岳大)を次の標的に定めたのであった。

一方、会長・二科興三(市村正親)は、議員・四条綾子(ジュディ・オング)から録音テープが存在するという報告を受け、「六車」なる人物に処理を命じようとした。

しかし、二科隆(藤木直人)は「30年前の過ちをもう一度、犯すつもりですか」と言い、1週間の猶予をもらった。

さて、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、OL殺害事件の主犯格だった大学生・九島亨(平岳大)について調べた。

30年前、九島亨(平岳大)の父親は帝都銀行の副頭取をしており、ニシナコーポレーションの会長・二科興三(市村正親)に事件のもみ消しを依頼し、その見返りとしてニシナコーポレーションに融資をした。

倒産しそうになっていたニシナコーポレーションは、この融資で経営を持ち直していたのだ。

さて、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、九島亨(平岳大)を罠に掛けて追い詰めると、九島亨(平岳大)は「仁科家が事件をもみ消したのは、バカ息子の二科晃(安田顕)を守るためだ」と教えた。

そもそも、OLをナンパして連れてきたのは二科晃(安田顕)で、二科晃(安田顕)はOLを連れ込むときも見張りをしていた。

他人の子供のために殺人までするはずが無く、会長・二科興三(市村正親)は、仁科家の長男・二科晃(安田顕)を守るために千葉一家殺害事件を命じたのだという。

30年前の真相にたどり着いた一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、二科楓(山本美月)に頼んで、会長・二科興三(市村正親)との食事会をセッティングしてもらった。

約束の日、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、会長・二科興三(市村正親)に会うと、言葉巧みに駆け引きをして、二科楓(山本美月)との婚約を認めさせた。

しかし、会長・二科興三(市村正親)は、婚約を認めることで一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を仁科家に取り込み、懐柔しようと考えていた。懐柔できなければ、六車を差し向けて始末しようと考えていたのだ。

さて、仁科家の次男・二科隆(藤木直人)は、千葉一家殺害事件に関係した人物が次々と逮捕されている件について、千葉一家殺害事件の生き残りである千葉陽一(草なぎ剛)が関係していると考えていた。

しかし、千葉陽一(詐欺仲間)のブログが見つかり、千葉陽一(詐欺仲間)はオーストラリアで農場を経営している事が判明していた。

ところが、二科隆(藤木直人)は一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の失言から、千葉陽一(詐欺仲間)のブログは偽物で、オーストラリアの千葉陽一(詐欺仲間)など存在せず、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)がブログを更新しているのだと気づいた。

それを知った一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、怪しまれていることを逆手に取り、餌をまいて二科隆(藤木直人)をおびき寄せ、オーストラリアの千葉陽一(詐欺仲間)にあわせた。

二科隆(藤木直人)は、罠とは知らず、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を追い詰めた気になっていたが、オーストラリアの千葉陽一(詐欺仲間)が実在していたので愕然としてしまう。

一方、会長・二科興三(市村正親)も、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の情報を集めており、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の輪郭を掴み始めていた。

そこで、会長・二科興三(市村正親)は、経営コンサルタントの意見を聞くという口実で、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を山奥の工場建設予定に連れて行き、1対1で話しをしようとした。

しかし、会長・二科興三(市村正親)は山奥の工場建設予定地で、急に心臓発作を起こして倒れてしまう。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、見捨てて立ち去ろうとしたが、引き返し、「こんな簡単に死なせるか。お前が苦しむのは、これからだ。お前の大事な物は俺が奪うんだ。絶望を見せてやる。それまでは死なせるか。お前の地獄はこれからだ」と言い、必死に心臓マッサージをしたのであった。

さて、心臓発作を起こして倒れた会長・二科興三(市村正親)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の心臓マッサージによって一命を取り留め、病院に運ばれた。

しかし、二科隆(藤木直人)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が会長・二科興三(市村正親)を殺害しようとしたのではないかと疑っていた。

そのようななか、会長・二科興三(市村正親)の命令を受けていた六車了司(神保悟志)が行動を開始する。

一方、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、千葉一家殺害事件の発端となった仁科家の長男・二科晃(安田顕)を標的に定め、着々と準備を進めていた。

そして、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、自分を信頼していた長男・二科晃(安田顕)を騙して、会社から金2000万円を騙し取ることに成功した。

呆れた二科隆(藤木直人)は、会社に大きな損害を与えた事を理由に、長男・二科晃(安田顕)にクビを宣告し、長男・二科晃(安田顕)は全てを失ってしまう。

しかし、二科隆(藤木直人)は一ノ瀬浩一(草なぎ剛)に騙し取られると分かっていながら、2000万円を出しており、二科晃(安田顕)をクビにしたのも一ノ瀬浩一(草なぎ剛)との対決に備えてのことだった。

一方、ニューハーフに変装した十倉ハルカ(水原希子)は、ボロボロになった二科晃(安田顕)に近づき、ニシナコーポレーションが粉飾決算をしているという情報や、会社の運命は手術支援ロボットにかかっているいう情報を入手する。

詐欺仲間・百田ユウジ(マギー)は手術支援ロボットの設計図を盗んで、アメリカのライバル企業に売却しようと考えたが、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は会長・二科興三(市村正親)の計画ではないことを理由に計画を止めた。

ところで、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は六車了司(神保悟志)の尾行に気づいており、六車了司(神保悟志)を千葉一家殺害事件の実行犯の1人と考えていた。

詐欺仲間・百田ユウジ(マギー)は「人を殺した事のある人間は、録音テープを捜すよりも、持ち主を殺す方が楽だと考える。そろそろ、落とし所を考えろ」と警告した。

十倉ハルカ(水原希子)は、録音テープをネットに上げれば、ニシナコーポレーションに止めを刺すことが出来るので、それで復讐を終わりして、一緒にタイへ帰ろうと説得した。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は説得に応じず、「ハルカは帰れ」と告げると、十倉ハルカ(水原希子)は泣きながら、「六車は本当にヤバイと思う」「愛しているから死ぬところを見たくない」と訴えた。

しかし、復讐のことしか頭に無い一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、事務所に罠を仕掛けて六車了司(神保悟志)をおびき寄せた。

ところが、六車了司(神保悟志)は全ての罠を事前に察知し、事務所から逃げ去り、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の作戦は失敗に終わった。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は防犯カメラの映像から、六車了司(神保悟志)の顔写真を入手することに成功し、准教授・五十嵐久司(甲本雅裕)に見せた。

すると、准教授・五十嵐久司(甲本雅裕)は、六車了司(神保悟志)が30年前の千葉一家殺害事件の実行犯の1人であり、主犯格だと証言した。母親と弟を殺害したのも六車了司(神保悟志)だったのである。

その後、六車了司(神保悟志)の素性が判明する。六車了司(神保悟志)は、ヤクザと癒着がバレてクビなった元刑事で、在職中は射撃の名手と呼ばれるほどの腕前だった。

それを知った詐欺師の兄貴分・百田ユウジ(マギー)は、六車了司(神保悟志)のような危険人物の相手は出来ないと言い、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)のサポートから降りた。

一方、二科隆(藤木直人)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が30年前の千葉一家殺害事件の生き残りである千葉陽一だと知り、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)に話し合いによる解決を持ちかけた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、密かに、二科晃(安田顕)と二科楓(山本美月)を呼び寄せ、二科隆(藤木直人)との話し合いを聞かせた。

こうして、二科晃(安田顕)と二科楓(山本美月)も、30年前にOL殺害事件と千葉一家殺害事件の真相を知ってしまう。

二科晃(安田顕)は、OLが死んだのは事故だと思っていたので動揺する。

二科楓(山本美月)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が嘘をついていた事にショックを受けるが、「会長・二科興三(市村正親)が一ノ瀬浩一(草なぎ剛)に嘘を付かせた」と考え、会長・二科興三(市村正親)を怨むようになった。

さて、六車了司(神保悟志)は、廃ホテルに詐欺師・十倉ハルカ(水原希子)を監禁していた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は廃ホテルを突き止めると、十倉ハルカ(水原希子)を助け出して、六車了司(神保悟志)を罠に嵌めて足を負傷させた。

すると、六車了司(神保悟志)は、「お前のオヤジはOLが他殺だという証拠を親友に託していたが、その親友は仁科家を恐れて沈黙を守った」と教えた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、証拠を託された親友が児童養護施設「宮森わかばの家」の園長・三瓶守(大杉漣)だと知り、園長・三瓶守(大杉漣)を地獄に落とす事を決めたのであった。

さて、園長・三瓶守(大杉漣)の弱点は、離婚して以来、会っていない娘・七沢由美子(国仲涼子)だった。

このころ、娘・七沢由美子(国仲涼子)は、議員一家の八巻庸平(浜田学)と結婚の準備を進めており、幸せの絶頂に居た。

そこで、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、園長・三瓶守(大杉漣)と娘・七沢由美子(国仲涼子)の仲直りさせてから、園長・三瓶守(大杉漣)のわいせつな合成画像をばらまいて、娘・七沢由美子(国仲涼子)の結婚をブチ壊そうと考えた。

ところが、合成画像をばらまく直前に、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、ある事実を知ってしまい、園長・三瓶守(大杉漣)への復讐を止めた。

実は、園長・三瓶守(大杉漣)は自分の娘・七沢由美子(国仲涼子)を犠牲にして、誕生日もクリスマスも正月も、施設で馴染めずに孤立している一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の側に居てくれたのである。

園長・三瓶守(大杉漣)への復讐を止めた一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、会長・二科興三(市村正親)への復讐を最後にして、タイへ帰る事に決めた。

そして、最後の復讐を果たすため、ニシナコーポレーションの社長・二科隆(藤木直人)に、12時間以内に記者会見を開いて30年前の罪を謝罪させるように求め、謝罪会見を開かなければ、秘密をバラすと脅した

秘密というのはニシナコーポレーションの粉飾決算のことだろう。

すると、会長・二科興三(市村正親)は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の要求通りにインターネットで記者会見を開き、自分が社長だった時代に赤字を隠すため、粉飾決算を指示した事を公表し、責任を取って会長から退く事を発表した。

ところが、会長・二科興三(市村正親)は、「今になって粉飾決算を公表したのは、ある男に脅されているからだ。その男は、経営コンサルタントを名乗り、仁科カテーテルから2000万円を騙し取った。間もなく逮捕されるだろう」と言い、一転して被害者を装ったのである。

さらに、社長・二科隆(藤木直人)が開発に成功した手術支援ロボットの発表会を行った。

30年前の事件について何の謝罪も無かったため、激怒した一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、録音ファイルをインターネット上に公開しようとしたが、八尋カズキ(菊池風磨)が遠隔操作をしてパソコン上の録音ファイルを削除した。

実は、詐欺仲間の百田ユウジ(マギー)と八尋カズキ(菊池風磨)が、復讐に拘って金にならない一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を裏切り、ニシナコーポレーションの社長・二科隆(藤木直人)に寝返っていたのである。

しかも、マスター百田ユウジ(マギー)は録音のマスターテープも盗んでおり、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は復讐の切り札を失ってしまう。

さらに、二科晃(安田顕)が2000万円を騙された件で警察に証拠を提出しており、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は詐欺事件の捜査に来た警察に見つかり、追われてしまう。

一方、詐欺の兄貴分・百田ユウジ(マギー)は社長・二科隆(藤木直人)と手を組んだが、本当の目的はニシナコーポレーションが開発した手術支援ロボットのデータだった。

嘘の戦争-最終回のあらすじと結末ネタバレ」へ続く。

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