霊能力者 小田霧響子の嘘-最終回のネタバレ

AKB48の大島優子が主演するドラマ「霊能力者 小田霧響子の嘘」の最終回(第9話)「透明人間の正体」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。このページは「小田霧響子の嘘-最終回のあらすじ」からの続きです。

昔、ある失踪事件が未解決のまま捜査を打ち切りになった。ある刑事は失踪した家族に『息子さんは神隠しに遭ったんだ。いつか帰ってくるかもしれない』と嘘を付いた。それから、その刑事は同じ手口で、いくつもの未解決事件を闇に葬った。その嘘の集まりがナンバーナインだった。

谷口一郎(谷原章介)は「ナンバーナインの秘密を暴けば、失踪者の家族を悲しませることになる。透明人間なんてどうせ見えないんだから適当なことを言っとけばいいんだ」と悪態をついた。

霊能力番組「オカルトーーク」が始まった。霊視を開始した霊能力者・小田霧響子(石原さとみ)は「何も見えません。なぜなら、私は偽霊能力者だから。ずっと嘘を付いていました。私は人を幸せにする嘘もあると信じてきました。そう信じて嘘を付き続けてきました。弟が病に倒れたときも、必ず治ると信じて嘘を付き続けてきた。私の人生には嘘が必要だったんです」と明かした。

そして、「私も嘘に救われました。幼い頃、両親が失踪したとき、『お父さんもお母さんも必ず帰ってくる』と励まされた。私は霊能力者のふりをして一生懸命嘘を付き続けてきた。嘘を嘘で終わらせないために。でも、そのせいで弟が…。一番大事なときに霊能力が使えないなんて。もう…霊能力は要らない。霊能力者を辞めます。幸太ごめん。お姉ちゃんはもう嘘をつけない」と泣いた。

そして、小田霧響子は頭に付けていたルビーの頭飾りを床に置いて、立ち去ろうとした。

その時だった。観客席から「まってくださいオダキョーさん」と言う挙がる。小田霧響子が振り返ると、これまでに小田霧響子が霊視した稲垣美里(酒井若菜)らが駆け寄ってきた。

稲垣美里らは「私が今もがんばれるのはオダキョーさんのおかげです。貴方の霊能力は私にとって本物だった。貴方は嘘を付いていない。だって見えてたんでしょオダキョーさん」と言った。

そこへ、弟の小田霧幸太(竹内寿)が現れ、「姉ちゃん。久々の外泊は楽しかった。病気なんて絶対に治してやる。姉ちゃんは自分のことが嫌いかもしれないけど、俺はソコソコ好きだよ」と笑顔で言った。小田霧幸太はS(三浦理恵子)と一緒に過ごしていたのだった。

飯伏薫(AKB48大島優子)は「本当はね。霊能力者を辞めさせてあげても良いかなって思ってたの。でも、響子姉ちゃんにはこれが似合う。天才霊能力者小田霧響子先生」と言って、ルビーの付いた頭飾りを拾って手渡した。

小田霧響子はルビーの付いた頭飾りを頭につけて、「ニャ!霊能力者のお手伝い、もう少し続けてみようかなと、AD小田の生霊が申しております」と言った。

その時、観客が全員立ち上がった。観客の正体は全員、飯伏薫(AKB48大島優子)の黒服で、飯伏薫が霊能力者を辞めさせないために仕組んだ偽放送だった。

そのころ、番組を抜け出した谷口一郎(谷原章介)と東金元吉(梅沢富美男)の2人は屋上にいた。東金元吉は「なぜ本当のことを言わなかった」と問いかけた。

谷口一郎は「貴方に目を覚まして欲しかった。未解決事件をナンバーナインの中に隠し、出世するために悪用していた。そして、足を棒にして行方不明者を捜すことを忘れてしまった。俺はこれからナンバーナインの中に隠された人々をコツコツ探していこうと思います」と答えた。

気の小さい元同僚の白井啓治(神保悟志)は、ナンバーナインの情報にアクセスするとき、パスワードを間違えると出てくる怖い画像を見て、退職したのだった。

東金元吉は「どうして俺をかばうんだ」と聞くと、谷口一郎は「幼い頃の小田霧響子に優しい嘘をついたのが貴方だからです。貴方の嘘に救われた少女が、多くの人を嘘で救ってきた。だから小田霧響子の本当の気持ちを聞いて欲しかった」と答えた。

そこへ、小田霧響子が駆けつけた。小田霧響子は、「東金さん。貴方がくれたオモチャのルビーは私の大切な宝物です。私にとってこのルビーは本物のルビーなんです。本当か嘘かなんて、決めるのは結局、自分自身なのですから」と言った。

東金元吉は「立派になったな。なのに俺は、そんなこともすっかり忘れて、オダキョーは偽物だなんて噂を流してしまった。ごめんなさい」と謝り、一連の事件は解決した。

小田霧響子は「事件を解かせるために、わざとヒントをだすなんて。谷口さんは天才嘘つきですね」と言うと、谷口一郎は「これは嘘だと思いますか?先生のご両親は生きています。ご両親は幸太君の治療のために借金をしたが、借りたのが悪徳業者だったため、2人の身を案じて姿を消したんです」と言ってメモを手渡した。

そして、谷口一郎は「色々と世間を騒がせたので、ちょっと出頭してきます」と言って立ち去ろうとした。小田霧響子は谷口一郎を呼び止めて、「見えました。谷口さんはいつかまた私に会いに来ます。そして、また一緒に事件を解決します」と予言した。

谷口一郎が「じゃー霊能力捜査官になってくれるんですか?」と駆け寄るが、小田霧響子は「それだけはお断りします」と答え、2人は笑った。

谷口一郎が目を閉じてクチビルを差し出すと、小田霧響子は被っていたニットキャップを谷口一郎に深く被せた。谷口一郎はニットキャップを上げて顔を出すと、小田霧響子は消えていた。

小田霧響子と小田霧幸太(竹内寿)と飯伏薫(AKB48大島優子)の3人は、谷口のメモに書かれていた住所を訪れていた。山道を登ると小さな民家があった。そして、民家のドアを開けた小田霧響子は「お父さん。お母さん」と満面の笑みを浮かべた。「霊能力者 小田霧響子の嘘-最終回の視聴率と感想」へ続く。

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