砂の塔-知りすぎた隣人-ハーメルン事件の犯人と真相ネタバレ

松嶋菜々子が出演するTBSのハーメルン事件ドラマ「砂の塔-知りすぎた隣人」の最終回(第10話)のあらすじと結末ネタバレ後編です。

このページは「砂の塔-知りすぎた隣人-最終回のあらすじと結末ネタバレ」からの続きです。

■砂の塔-知りすぎた隣人-最終回のあらすじとネタバレ後編

さて、佐々木弓子(松嶋菜々子)は高野和樹(佐野勇斗)の事を心配してタワーマンションに戻ってくると、タワーマンション50階にある阿相寛子(横山めぐみ)の部屋が爆発して炎上していた。

一方、生方航平(岩田剛典)もタワーマンション50階が爆発したのを目撃し、慌ててタワーマンションへと向かった。

他方、刑事・荒又秀美(光石研)は、追跡していた白いワゴン車を発見し、ドアを開けると、後部座席には毛布を抱きしめる老婆が座っていた。

刑事・荒又秀美(光石研)が「宮瀬礼子ですね?」と尋ねると、老婆・宮瀬礼子は「今夜も寒くなりそうね、寒いな、寒い、寒い」と独り言を言っていた。

刑事・荒又秀美(光石研)は運転席に目をやり、「もう1人、運転していたのは誰だ」とつぶやいた。

さて、タワーマンションに入った佐々木弓子(松嶋菜々子)は、自宅に戻り、ハッキングしたタワーマンションの監視カメラで、高野和樹(佐野勇斗)の居場所を探し、高野和樹(佐野勇斗)の居場所を突き止めた。

佐々木弓子(松嶋菜々子)は慌てて部屋を飛び出して、エレベーターに乗ろうとしたが、エレベーターは動かない。

佐々木弓子(松嶋菜々子)は、タワーマンションで高野和樹(佐野勇斗)を探している高野亜紀(菅野美穂)に電話を掛け、「和樹(佐野勇斗)は、その階に居る。お願い、和樹(佐野勇斗)を助けて」と頼んだ。

高野亜紀(菅野美穂)は、燃えさかる炎をかきわけ、佐々木弓子(松嶋菜々子)から指示され部屋に入ると、縛られた高野和樹(佐野勇斗)と、立っている生方航平(岩田剛典)が居た。

高野亜紀(菅野美穂)が「航平くん(岩田剛典)?なんで、ここに居るの?もしかして、犯人なの?」と驚くと、「そうだよ。俺がハーメルン事件の犯人だよ」と答えた。

高野亜紀(菅野美穂)が「なんで、そんなことをしたの?」と驚くと、生方航平(岩田剛典)は「愚かな母親を罰するため。世の中クズな母親ばっかだ。子供の為みたいな顔して、裏側は見栄だのプライドだの、自分の事しか考えてない。俺の母親もそうだった。これが証拠」と言い、服をめくってお腹を見せると、体に大きな傷跡があった。

生方航平(岩田剛典)は「世の中、子供の命なんて気にしない毒親がゴロゴロ居る。そういう母親には罰を与えないと」と告げたが、高野亜紀(菅野美穂)は信じなかった。

高野亜紀(菅野美穂)は「本当は何でやったの?無理矢理、誰かに手伝わされたんじゃ無いの?」と言って詰め寄るが、生方航平(岩田剛典)は「違う。全部、俺一人でやった。誰にも手伝わされていない」と答えた。

しかし、高野亜紀(菅野美穂)は、生方航平(岩田剛典)の表情を見て、「誰かを庇ってるの…?」と驚いた。

そのとき、消防が逃げ遅れた人を探しに来たので、生方航平(岩田剛典)は慌てて逃げたが、警察に包囲されていた。

生方航平(岩田剛典)は警察に追われながらも母親に電話を掛け、「逃げて。全て俺がやったと言うんだ」と告げたが、警察に追い詰められ、刑事・荒又秀美(光石研)に捕まってしまう。

刑事・荒又秀美(光石研)は「残念だが、君のお母さんはとっくに捕まっている。自供したよ。1人目の誘拐は自分がやったって」と教えたが、生方航平(岩田剛典)は「あの人は認知症で、何も分からないで言ってるんだ。俺が全部やったんだ。悪い母親を罰するために、俺1人で」と否定した。

刑事・荒又秀美(光石研)は「もう全部、終わったんだ。本当の自分に戻ってもいいんだよ」と告げると、生方航平(岩田剛典)は観念して項垂れたのだった。

さて、高野和樹(佐野勇斗)が捕まった今回の事件の真相はこうだった。

生方航平(岩田剛典)は、阿相寛子(横山めぐみ)から「息子を探して欲しい」と頼まれ、タワーマンションの50階に駆けつけた。

しかし、生方航平(岩田剛典)は阿相寛子(横山めぐみ)の部屋に入る直前、母親から電話を受け、母親から「口笛を聞かせて欲しい」と頼まれたためた。

母親は口笛を聞くと落ち着くので、生方航平(岩田剛典)はタワーマンション50階の非常階段で口笛を吹いて母親に聞かせた。

それを高野和樹(佐野勇斗)に聞かれてしまったのだ。

全ての経緯を明かすと、生方航平(岩田剛典)は「和樹くん(佐野勇斗)には申し訳ない事をした。母親を逃がしたら、和樹くん(佐野勇斗)を解放して自首するつもりでした」と話した。

若手刑事・津久井琢己(上杉柊平)が「君は母親に虐待されてたんだろ?なんで母親を守ろうと?」と尋ねると、生方航平(岩田剛典)は「母は母で大変だったんです。父のことを愛してたのに、ゴミみたいに捨てられて。可哀想な人なんです。母が認知症を発症したのは1年前です。1人目の光輝君をさらってきたのは病院の帰りです。大変な事をしたと思いました。でも、光輝君は母親にネグレストされていたみたいで、もうウチに帰りたくないと。ウチの母も、子供が居ると元気になるので。2人目以降は俺が誘拐しました」と話した。

刑事・津久井琢己(上杉柊平)が「どうして黄色いカーネーションを置いたんだ。ダメな母親を断罪するためか?」と尋ねると、生方航平(岩田剛典)は「断罪なんて偉そうな理由じゃ無いです」と答えた。

高野亜紀(菅野美穂)は「じゃーなんで、次々に子供達を誘拐なんかしたの?」と尋ねると、生方航平(岩田剛典)は「あの子達が昔の俺に見えたから。愛して欲しいのに、愛して貰えない。逃げたいのに逃げ出せない。あの頃の俺と同じに見えたから。助けてやりたかった。それと、母親達に気付いて欲しかった。子供が目の前から消えたら、どんな思いをするか」と答えた。

それを聞いた刑事・荒又秀美(光石研)は「君のお母さんは、捕まってから、ずっと同じ話ばかりして困ってる。ウチの子は寝相が悪くて、直ぐに毛布を剥いでしまう。だから、かけなおしてあげないといけないから大変なんだって、子供用のボロボロの毛布を絶対に手放そうとしない。あれ、君の子供の時の毛布なんだろ。歪んでいても、矛盾していても、それも愛だったんだな」と話した。

それを聞いた生方航平(岩田剛典)は「あの人も寒がりなんで、よろしくお願いします」と言って頭を下げ、パトカーに乗った。

さて、高野亜紀(菅野美穂)は人混みの中に佐々木弓子(松嶋菜々子)を見つけ、「さっきはありがとうございました」と頭を下げると、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「これ、返すわ」と言い、高野和樹(佐野勇斗)のカバンを高野亜紀(菅野美穂)に渡して立ち去ろうとした。

高野亜紀(菅野美穂)が「どこに行くんですか?」と尋ねると、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「安心して、もう二度と現れないから」と答えた。

高野亜紀(菅野美穂)が「あのこの子の事を、和樹(佐野勇斗)の事を幸せにします」と告げると、高野亜紀(菅野美穂)は何も答えずに、その場を立ち去ろうとした。

高野亜紀(菅野美穂)は急いで高野和樹(佐野勇斗)を呼んでくると、高野和樹(佐野勇斗)は佐々木弓子(松嶋菜々子)を呼び止めて「僕の母のことを…」と尋ねた。

佐々木弓子(松嶋菜々子)は涙を我慢しながら、「雪が降っていたそうよ。貴方のお母さんが、貴方を産んだ日、1本の木が立派に見えたんだって。大きな枝で伸び伸びして、たくましくて。寒さに震えている人たちを温めて和ませてくれるような。それで、子供の名前を和樹にしたんだって」と話すと、高野和樹(佐野勇斗)に背を向けた。

高野和樹(佐野勇斗)は泣きながら、「母に伝えてくれませんか?僕は今、過ごす幸せだから、だから、僕を産んでくれて、ありがとうございましたって」と頼んだ。

佐々木弓子(松嶋菜々子)は、泣いていたので、背を向けたまま、振り替えらずに「分かった。伝えるわ」と言って、そのまま立ち去ったのだった。

…以下は高野亜紀(菅野美穂)のナレーション。

弓子さん(松嶋菜々子)、今どこにいますか?どんな景色を見てますか?あれから1年経ったのに、今でも航平くん(岩田剛典)が犯した罪のことが頭から離れません。彼が犯した罪は決して許されるものではありません。

沢山の親や子供を傷つけました。一生を掛けて償うべき重い罪なのだと思います。それでも、そうせざるを得なかった彼の優しさや、笑顔の裏に隠されていた苦しみを思うとき、心から彼を責めることが出来ないのです。

彼は、いつか言いました。ここではない別の世界に行かないか、と。あれは、おそらく、彼の本心だったのだと、思います。

だけど、結局、彼はどこにも行かずに母親と生きる道を選んだ。彼を苦しめ、彼の人生を支配し、今は彼の名前さえ忘れてしまった母親と。

おそらく、子供はどんな母親でも愛してしまうように出来ているのです。

母親、その責任の重さを思うと、ときどき足がすくんでしまいそうな自分が居ます。

だけど、弓子さん、そんなとき、私はいつも貴方の事を思い出すのです。

14年前のクリスマス、我が子を守るために、逃げずに立ち向かった貴女。毎日、その手で抱きしめていた赤ちゃんを苦渋の決断で手放すと決めた貴女。そして、最後まで母親だと名乗らずに身をひいた貴女。

そんな貴女の強さが、今の私を励まし、後押ししてくれるのです。我が子への愛が、母を強くすると、信じる事が出来るのです。

覚えていますか?私は以前、貴女に「正しい母親が分からない」と言いました。でも、今は少しだけ分かる気がします。正しい母親、それは逃げない母親です。どんなに苦しい状況でも子供の視線から逃げずに、向き合っていこうとする母親です。

私は逃げずに守っていきます。貴女が全てをなげうって守った命を、温かい家族を、愛しい我が子を、胸一杯の愛を込めて(おしまい)。

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