カルテット-世吹すずめ(満島ひかり)の過去の秘密と苦悩

松たか子が出演するTBSの弦楽四重奏ドラマ「カルテット」の第3話のあらすじとネタバレ後編です。

あらすじとネタバレ前編は「カルテット-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■カルテット-第3話のあらすじとネタバレ後編

一方、巻真紀(松たか子)が別荘で在宅の仕事をしていると、カルテット・ドーナッツ・ホールに電話がかかってきた。電話に出た巻真紀(松たか子)は「ワタライスズメ?」と不思議がった。

電話で事情を訊いた巻真紀(松たか子)は千葉の青葉病院を訪れていた。

岩瀬寛子(中村優子)が「さっき、一度、心臓が止りました。戻ってきたのは、娘に会いたいからじゃないかな」と話したが、その直後に父・綿来欧太郎(高橋源一郎)の心臓は止り、死去した。

岩瀬純(前田旺志郎)は、巻真紀(松たか子)に「超能力少女」の動画を見せ、この超能力少女が世吹すずめ(満島ひかり)であることを明かした。

さらに、岩瀬純(前田旺志郎)は「検索してたら見つかって。たぶん、すずめさん(満島ひかり)のこと」と言い、元OLのTwitterを見せた。

4年ほど前、まだ日本で会社務めていた頃の話しだ。同僚に、ツバメちゃん(仮名)という同年代の子が居た。

ツバメちゃんは良く笑う子だった。何時も楽しそうに話を聞いている。だけど、ツバメちゃんは自分の話をする事は無かったし、ツバメちゃんが自分の話をしていないことに誰一人、気付いていなかった。

ランチも付き合わないし、飲み会にも来ない。きっと1人が好きな変わった子なんだろう。みんなそれ以上に感心を払わなかったし、今思えば、それはそれで、ツバメちゃんには居心地が良かったのかもしれない。

そんな居場所が失われたのは、誰かが何気に、ツバメちゃんの名前を検索したのが切っ掛けだった。

昔、超能力詐欺事件というのがあった。子供達に大人気の魔法少女の正体がばれて、彼女は嘘つきの魔女になった。それがツバメちゃんだった。

正体が発覚した後も、相変わらず良く笑うツバメちゃんだった。こういうこと、前にもあったんだろうなと思った。行く先々であるから成れてるんだ。いつも過去の自分に追われてきたんだ。

それ以来、ツバメちゃんのデスクに「出て行け」と書かれたメモ用紙が置かれるようになった。

彼女はそれを引き出しにしまい続け、100枚ばかり溜まったころ、彼女は一身上の都合で、と言って退職願を出した。みんなが最後に見たのは、やっぱり笑っているツバメちゃんだった。

私もみんなにつられて出て行けメモを置いた1人だ。謝りたいけど、もうどこに居るのか分からないし、どこに居るのか探されるのが、なにより、ツバメちゃんが望んで居ないことなんだと思う。

さて、Twitterを読んだ巻真紀(松たか子)は、心配して世吹すずめ(満島ひかり)に電話を掛けるが、世吹すずめ(満島ひかり)は電話に出なかった。

巻真紀(松たか子)は病院を出たところで、偶然、世吹すずめ(満島ひかり)を見かけ、逃げ出そうとする世吹すずめ(満島ひかり)を捕まえ、蕎麦屋に誘った。

巻真紀(松たか子)は世吹すずめ(満島ひかり)に父・綿来欧太郎(高橋源一郎)が死んだ事を伝え、「病院へ戻ろうか」と告げたが、世吹すずめ(満島ひかり)は「もう注文しちゃった」と言い、拒否した。

そして、世吹すずめ(満島ひかり)は「昔、父が凄くおさ世話になっていた人が居たんですけど。お金を貸して貰ったり、沢山。ご飯もしょっちゅうご馳走になってた。その人が大けがで入院したんです。なのに父はお見舞いに行かないで、家でテレビを見てたんです。酷くないですか?あと、建築の仕事をしててたんですけど。30階建てのビルを作って、25階まで出来たところで、父が何か、基礎の大事なところを手抜きしてたのが分かって、初めからやり直しになったんです。それで潰れた会社とかあったのに、父はその日ラーメン屋さんで、スープがぬるいと言って作り直させたんですよ。酷いと思いませんか?後、母が…」と話した。

そこへ、注文したカツ丼が運ばれてくる。世吹すずめ(満島ひかり)は「食べ終わったら、病院に行きますね。…ダメかな?怒られるかな?家族だから、行かなきゃダメかな?」と苦悩する。

巻真紀(松たか子)は、世吹すずめ(満島ひかり)の手を握り、「いいよ。食べ終わったら、みんなの所へ帰ろう」と告げた。

すると、世吹すずめ(満島ひかり)は「知られたら、カルテット辞めなきゃいけないのかなって。こいう人だとバレたら、嫌われちゃうかなと思って。怖くて。怖かった。みんなと離れたくなかったから」と打ち明けた。

巻真紀(松たか子)は「私たち、同じシャンプーを使ってるじゃないですか。髪の毛から同じ臭いがして、同じお皿を使って、パンツだってんだって同じ洗濯機に放り込んでるじゃないですか。そう言うのでもいいじゃないですか」と告げた。

世吹すずめ(満島ひかり)が喜んで、泣きながらカツ丼を食べると、巻真紀(松たか子)は「泣きながらご飯を食べた事がある人は生きていけます」と告げた。

その後、世吹すずめ(満島ひかり)は巻真紀(松たか子)の車に乗って別荘へと戻る。

世吹すずめ(満島ひかり)は巻真紀(松たか子)に「私、まだ、巻さん(松たか子)に隠している事が…」と打ち明けようとしたが、家森諭高(高橋一生)と別府司(松田龍平)が別荘にイルミネーションで飾り付けしており、それを見た世吹すずめ(満島ひかり)は驚いて言葉を飲んだ。

そのとき、脚立に上って飾り付けをしていた別府司(松田龍平)が転落したので、世吹すずめ(満島ひかり)は助けに行き、倒れている別府司(松田龍平)を起こしてキスをした。

その日の夜、カルテット・ドーナッツ・ホールがレストラン「ノクターン」での演奏を終えた後、控え室に居た世吹すずめ(満島ひかり)は2つの鍵を握りしめていた。

それを見た別府司(松田龍平)が「もしかして金庫持ってます?」と尋ねると、世吹すずめ(満島ひかり)は「はい。でも、金庫の中身は吉備団子です」と答えた。

一方、家森諭高(高橋一生)はスマホに着信したメールを読むと、みんなに「先に帰っててもらえます?ウルトラソウルです」と言って皆と別れると、謎の男・半田温志(Mummy-D)と会っていた。

家森諭高(高橋一生)は半田温志(Mummy-D)にグルグル巻きにされ、階段から突き落とされようとしていた。

半田温志(Mummy-D)は「喋る気になった?このお姉さん。今、どこに居るの?」と言って写真を差し出すが、家森諭高(高橋一生)は「もうこの人に愛情無いし、知ったことじゃないから」と答えたのであった。

カルテット-第4話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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