母になる-原作とあらすじとネタバレ
沢尻エリカが主演する日本テレビの母親ドラマ「母になる」の原作とあらすじとネタバレです。
■母になる-原作と主題歌
主題歌 | 安室奈美恵の新曲「Just You and I」 |
原作 | 原作は無し。水橋文美江のオリジナル脚本 |
放送局枠 | 日本テレビの水曜10時枠 |
放送開始日 | 2017年4月 |
ドラマ「母になる」に原作はありません。脚本家・水橋文美江のオリジナル脚本です。
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■母になる-あらすじとネタバレ
両親が死んで1人で生きてきた柏崎結衣(沢尻エリカ)は、北海道から上京して、東京の本屋で働いていたとき、専門書を注文しに来た柏崎陽一(藤木直人)と出会った。
それから、2人は少しずつ距離を縮めていき、交際に発展し、クリスマスの夜に結ばれた。
やがて、柏崎結衣(沢尻エリカ)は妊娠して、柏崎陽一(藤木直人)と結婚し、柏崎広(こう)という男の子が生まれた。
時を同じくして、柏崎陽一(藤木直人)の上司・西原教授(浅野和之)も西原莉沙子(板谷由夏)と出来ちゃった結婚し、西原繭という娘が生まれた。
やがて、柏崎陽一(藤木直人)は大学の非常勤講師から准教授へと出世し、柏崎結衣(沢尻エリカ)は幸せに満ちあふれた結婚生活を送っていた。
それから3年後のある日、柏崎結衣(沢尻エリカ)は幼稚園に長男・柏崎広を迎えに行くのだが、幼稚園で西原莉沙子(板谷由夏)と少し話していた隙に、長男・柏崎広が居なくなってしまった。
付近では幼児連れ去り事件が多発しており、柏崎結衣(沢尻エリカ)は急いで探すが見つからず、警察に通報した。
さて、長男・柏崎広を誘拐した犯人は、柏崎陽一(藤木直人)のゼミの学生・渡良井(吉村界人)だった。
渡良井(吉村界人)は全ての就職に失敗したため、柏崎陽一(藤木直人)に「研究室に残りたい」と頼んだのだが、柏崎陽一(藤木直人)は急いでいたので話を聞けなかった。
犯人・渡良井(吉村界人)はそれを恨みに思い、長男・柏崎広を連れ去ったのだが、予想外に大きな事件になり、警察に捕まりそうになってしまったため、長男・柏崎広の居場所を明かさないまま、ビルの屋上から飛び降りてしまった。
その後、川で長男・柏崎広の服と靴が見つかり、警察は川底を調べたが、長男・柏崎広は見つからなかった。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、それでも生きていると思い、街頭でビラ配りなどをして長男・柏崎広を探したが、手がかりは得られず、世間は柏崎結衣(沢尻エリカ)らに同情した。
ところが、犯人の両親が記者会見を開き、土下座で謝罪し、犯人の父親が「2億でも3億でも、要求するのなら、いくらでも払う」と言うと次第に風向きは変わり始めた。
世間は、柏崎結衣(沢尻エリカ)を子供の死を理由に、2億円を手に入れたと噂するようになったのである。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は被害者家族なのに、週刊誌は一転して柏崎結衣(沢尻エリカ)を「育児放棄(ネグレスト)」「出来ちゃった結婚」などと書き立て、悪者扱いをした。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、それでも、長男・柏崎広が生きている事を願っていたが、柏崎陽一(藤木直人)とのすれ違いもあり、柏崎陽一(藤木直人)と離婚した。
それから9年後、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、児童福祉司・木野愁平(中島裕翔)からの電話を受け、児童養護施設「汐風園」に長男・柏崎広かもしれない少年(道枝駿佑)が居るという情報を得る。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は直ぐに児童養護施設「汐風園」を訪れて少年に面会。柏崎結衣(沢尻エリカ)は少年(道枝駿佑)を口癖から長男・柏崎広だと確信し、強く抱きしめたのであった。
さて、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、9年前に長男・柏崎広が行方不明になった事件が原因で、柏崎陽一(藤木直人)と離婚していたが、長男・柏崎広(道枝駿佑)と一緒に暮らすため、柏崎陽一(藤木直人)と「柏崎オート」で同居を開始する。
柏崎陽一(藤木直人)は、9年前の事件の後、准教授を辞めて引きこもっていたが、これを機に「柏崎オート」を再開することにして、長男・柏崎広(道枝駿佑)を迎え入れ、親子3人の生活を開始した。
しかし、長男・柏崎広(道枝駿佑)は児童福祉施設に入るまでの7年間、門倉麻子(小池栄子)と暮らしており、門倉麻子(小池栄子)の事をママと慕っていた。
長男・柏崎広(道枝駿佑)は、最初は非常に素直で、何の抵抗もなく、柏崎結衣(沢尻エリカ)や柏崎陽一(藤木直人)と暮らしていたが、「母親」という存在が理解できずに困惑し、次第にママ・門倉麻子(小池栄子)への思いを強めていき、施設に帰った。
しかし、施設の先輩・ナウ先輩(望月歩)は、最悪で最低な母・田中舞子(伊藤ゆみ)と会うことにより、身をもって長男・柏崎広(道枝駿佑)に「最悪な母親でも母親は母親。家族は作れるが、産んでくれた母親は、世界でたった1人しかいない」と教えた。
こうして、長男・柏崎広(道枝駿佑)は母親という存在について考え、柏崎オートへ帰る事を決意し、再び、柏崎結衣(沢尻エリカ)と柏崎陽一(藤木直人)と暮し始めたのであった。
ところで、柏崎オートを再開するにあたり、井下さなえ(明星真由美)を経理として雇う事になっていたのだが、井下さなえ(明星真由美)が急に熊本へ行って店を出すと言い出したため、新たに経理を探さなければならなかった。
そのようななか、柏崎オートの緒野琴音(高橋メアリージュン)は、井下さなえ(明星真由美)の知り合い門倉麻子(小池栄子)と意気投合する。
門倉麻子(小池栄子)はちょうど仕事を探していたので、緒野琴音(高橋メアリージュン)は門倉麻子(小池栄子)に柏崎里恵(風吹ジュン)を紹介する。
門倉麻子(小池栄子)は、柏崎里恵(風吹ジュン)から「柏崎」「コウ」という名前を聞き、驚いて動揺したが、何かを決意して、柏崎里恵(風吹ジュン)に「ぜひ、柏崎オートで働かせてください」と頼んだ。
こうして、門倉麻子(小池栄子)は、柏崎オートの経理として、柏崎結衣(沢尻エリカ)と柏崎陽一(藤木直人)の前に現れた。
しかし、門倉麻子(小池栄子)は殺人未遂で2年間、刑務所に入っていた事が発覚する。
門倉麻子(小池栄子)は、男性に付きまとわれており、柏崎広(道枝駿佑)に被害が及ぶことを恐れ、柏崎広(道枝駿佑)を施設に預けた後、ナイフで男性を刺したのだ。
男性は全治1ヶ月だったが、ナイフを用意していたことなどから、殺人未遂が適用され、2年間、服役していたのだ。
それを知った柏崎結衣(沢尻エリカ)は「実の母親でもないのに、なぜ、そこまで」と驚き、児童福祉司・木野愁平(中島裕翔)に「知っている事を全部、教えて欲しい」と頼んだ。
すると、木野愁平(中島裕翔)は、門倉麻子(小池栄子)の過去を明かした。
当時、門倉麻子(小池栄子)は、一流会社に勤務して、彼氏と社内恋愛していたが、その彼氏は重役の娘と結婚することになった。
門倉麻子(小池栄子)は妊娠しており、産みたいと言ったが、彼氏は無言で立ち去った。
門倉麻子(小池栄子)は、これまで2度の中絶手術を受けており、産婦人科医から「これが最後かもしれない」と言われたことから、転職して1人で子供を産んで育てる事にした。
しかし、門倉麻子(小池栄子)はボロアパートの階段から転落して流産してしまった。
その後、門倉麻子(小池栄子)は仕事に復帰してもで、「子供は産んだ方が良い」「門倉は子供を産んだことが無いからダメだ」などと言われ続けており、プレッシャーを受け続けていた。
そのようななか、門倉麻子(小池栄子)は、空き部屋になっている隣室から子供が泣く声を聞いて隣室を訪れ、3歳の柏崎広を発見したのだ。
そして、門倉麻子(小池栄子)は柏崎広に触れあうことにより、自分がまだ笑えることを知り、柏崎広の母親になることを決めたのだった。
それを聞いた柏崎結衣(沢尻エリカ)は、門倉麻子(小池栄子)を柏崎オートの経理として雇うことを決め、門倉麻子(小池栄子)と「分り合う」と言い、門倉麻子(小池栄子)を昼食に招いたのであった。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、柏崎陽一(藤木直人)と長男・柏崎広(道枝駿佑)を釣に行かせ、その日の昼食に門倉麻子(小池栄子)を招いた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は「私はコウの母親として、貴女と揉めたり、争ったりしたくありません」「少しずつ、少しずつ、穏やかな生活を取り戻そうとしている所なんです。だから、心配しないでください。もう、これからは、コウの事は母親の私に任せてください」と話した。
すると、門倉麻子(小池栄子)は、柏崎里恵(風吹ジュン)から事件当時の事を聞いたと言い、「本当に申し訳ありません」と謝罪した。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は謝罪する門倉麻子(小池栄子)を許し、「麻子さん(小池栄子)を責めるつもりはありません。木野さんから、麻子さんの事情を聞きました。色々とやりきれない事があったんですよね。子供が欲しいのに出来なくて、かわいそうに」と話す。
ところが、門倉麻子(小池栄子)は、「子供が欲しいのに出来なくて、かわいそうに」と言われ事に激怒して一転し、「私は、子供が欲しがる物を買い与えたりしないし、子供に媚びたりしない。私の方が母親として相応しい。コウがちゃんと父親と上手くいってるのは、私が躾けたからだ。誰が母親だとしても、コウの中には私が居る。コウの笑顔を作ったのは私」と本音をぶちまけた。
これに激怒した柏崎結衣(沢尻エリカ)は「世間からバッシングされても、母親だから。生きている事だけを願った。母親だから、あの子を産んだ母親だからよ」と発狂して門倉麻子(小池栄子)に掴みかかったのだった。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、同席していた西原莉沙子(板谷由夏)に押えられ、修羅場は回避されたが、門倉麻子(小池栄子)との和解は決裂した。
ある日、柏崎広(道枝駿佑)は柏崎里恵(風吹ジュン)に「2年前、僕はどうして施設に入ったの?」と尋ねると、困った柏崎里恵(風吹ジュン)は「知らない」と答えた。
報告を受けた柏崎結衣(沢尻エリカ)は、話すべきかどうか、児童福祉司・木野愁平(中島裕翔)に相談すると、木野愁平(中島裕翔)は「僕は真実が受け入れるのには、だま早いと判断すれば、真実を話さないこともある。けど、今はインターネットで調べられる時代だから。最終的には2人の判断で。子供を信じることです」と話した。
色々と考えた結果、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、木野愁平(中島裕翔)を信じて、2年前の真相を明かすことを決め、木野愁平(中島裕翔)に2年前の真相を明かした。
「コウと一緒に暮らしていた門倉麻子さん(小池栄子)は、人を傷つけてしまったの。傷つけて、それで刑務所に」
しかし、柏崎広(道枝駿佑)が「そうなんだ。それで2年間…。で、それだけ?」と言い、動揺することも無く、淡々としていた。
翌日、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、門倉麻子(小池栄子)を喫茶店に呼び出し、柏崎広(道枝駿佑)に2年前の真相を明かしたことを告げると、門倉麻子(小池栄子)は怒って抗議した。
そのとき、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、中学学校の担任・柿田先生からの電話を受ける。柏崎広(道枝駿佑)が登校していないのだという。
門倉麻子(小池栄子)は、2年前の真実を明かした事が原因だと言い、柏崎広(道枝駿佑)に電話をかけるが、電話に出たのは、何故か女性・桃(清原果耶)だったのである。
さて、柏崎広(道枝駿佑)が女子高生・里中桃(清原果耶)と一緒に学校をサボっていたことが判明する。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、柏崎広(道枝駿佑)が女子高生・里中桃(清原果耶)と仲良くしている事を知ってショックを受ける。
さらに、柏崎広(道枝駿佑)は、柏崎結衣(沢尻エリカ)ではなく、女子高生・里中桃(清原果耶)と一緒に花火大会を見に行くと言い出した。
このため、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、柏崎広(道枝駿佑)が自分から離れ、遠くに行ってしまうよに感じてしまう。
柏崎里恵(風吹ジュン)は、ショックを受ける柏崎結衣(沢尻エリカ)の為に色んな人を呼んで「家族会議」を開き、柏崎広(道枝駿佑)が学校をサボったことについて話し合った。
しかし、この「家族会議」は、柏崎広(道枝駿佑)の問題を解決するのが目的は無く、何かあれば、色んな人が集まって相談に乗ってくれることを、柏崎結衣(沢尻エリカ)に教えることが目的だった。
家族会議の本当の目的を知った柏崎結衣(沢尻エリカ)は、柏崎里恵(風吹ジュン)に感謝し、立ち直り始めた。
一方、門倉麻子(小池栄子)が東京を離れて、奥能登へ行く事が判明する。
緒野琴音(高橋メアリージュン)が、柏崎家から引き離すため、門倉麻子(小池栄子)に奥能登の旅館の仕事を紹介したのだ。
門倉麻子(小池栄子)は、柏崎広(道枝駿佑)には自分が必要だと考えていたが、柏崎広(道枝駿佑)が女子高生・里中桃(清原果耶)と仲良くなっており、学校をサボるという騒動を起こしたことから、柏崎広(道枝駿佑)が自分を必要としているというのは思い過ごしではないかと悩んでおり、東京から離れて心の整理を付けるため、奥能登行きを決意したのだ。
柏崎広(道枝駿佑)は、門倉麻子(小池栄子)と連絡を取って居らず、まだ門倉麻子(小池栄子)が東京に居たことに驚いたが、東京を離れる門倉麻子(小池栄子)に会いに行き、最後の別れを告げた。
すると、門倉麻子(小池栄子)は柏崎広(道枝駿佑)に、「本当のお母さん(沢尻エリカ)に、伝えてくれる?どんなに償っても償いきれないことをした。それから、それから、コウを産んでくれてありがとうございます。そう伝えてください」と頼み、高速バスにのって奥能登へと向かった。
一方、柏崎広(道枝駿佑)は、柏崎陽一(藤木直人)に「お母さんって、2人居ちゃいけないのかな?」と尋ねたのであった。
「母になる-最終回のあらすじと結末のネタバレ
」へ続く。
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