湊かなえの原作「リバース」-あらすじと犯人のネタバレ

藤原竜也が主演するTBS(金曜10時枠)のドラマ「リバース」の原作となる、湊かなえの小説「リバーバス」のあらすじとネタバレです。

このページには原作小説「リバース」のあらすじと犯人ネタバレが含まれています。犯人や結末を知りたくない人は閲覧にご注意ください。

■湊かなえ-リバースのあらすじとネタバレ

深瀬和久は、良い大学へ進学したが、銀行への就職に失敗して、オフィス機器販売「ニジダ事務機器」の営業マンとして働いていた。

深瀬和久が同僚から必要とされるのはコーヒーを作る事だけで、コーヒーを作る事にしか存在価値を見いだせない深瀬和久は、自分の存在価値を維持するために、自腹を切って、コーヒー専門店「クローバー・コーヒー」で高い豆を買っていた。

そんな深瀬和久であったが、コーヒー専門店「クローバー・コーヒー」の奥さんのおかげで、同店の常連だったパン屋の店員・越智美穂子と交際することになった。

そのようななか、女性・越智美穂子の元に「深瀬和久は人殺しだ」という手紙が届いた。深瀬和久は心配する彼女・越智美穂子に3年前の事件について告白した。

■リバースの3年前の事件-あらすじとネタバレ

3年前、深瀬和久は、大学生4のとき、ゼミの友達に誘われ、村井隆明の伯父が所有する別荘へ行くことになった。

メンバーは、村井隆明・谷原康生・浅見康介・広沢由樹・深瀬和久の5人だった。

しかし、村井隆明は事故に遭ったので、遅れることになり、谷原康生・浅見康介・広沢由樹・深瀬和久の4人は先に車で別荘へ行く事になった。

別荘は長野県と新潟県の間のスキー場にあり、曲がりくねった狭い山道を進まなければならなかった。夏なので雪は無いが、それでも運転経験の少ないドライバーには難所だった。

4人は無事に別荘に着くと、夕食の準備に取りかかるのだが、谷原康生・浅見康介は酒を飲み始め、広沢由樹・深瀬和久にも酒を勧めた。

広沢由樹・深瀬和久の2人は酒が飲めないと断ると、酒を飲む2人は不機嫌になった。

別荘に来る途中で、道の駅に寄って買物をしたとき、みんなで蕎麦を食べたのだが、広沢由樹だけカレーを食べた事も、広沢由樹らの不満の1つだった。

深瀬和久が酒を飲むとアレルギーが出るのだと釈明すると、広沢由樹は「僕は飲むと眠くなるだけだから」と言って酒を飲んだ。

やがて、食事になり、4人が仲良く話していると、事故で遅れてくる村井隆明から電話がかかってきた。近くの駅まで来ているので、迎えに来いというのである。

谷原康生は酒を飲んでいる事を伝え、タクシーで来るように言ったが、タクシーを拾うためには1つ前の駅まで戻らねばならなず、村井隆明は車で迎えに来いとゴネた。

村井隆明が今回のために別荘や車から肉まで用意してくれていたので、谷原康生も強くは言えず、迎えに行くと言って電話を切った。

しかし、問題は誰が迎えに行くかだった。免許を持っているのは浅見康介・広沢由樹の2人だけで、2人とも酒を飲んでいた。

険しい山道のうえ、台風の影響で天候も荒れていたため、免許取り立ての広沢由樹に運転を頼むのは無謀だった、

そこで、谷原康生は浅見康介に頼むが、浅見康介は誰よりも真剣に教師を目指していたので、飲酒検問に引っかかって人生を棒に振りたくは無いと言い、頑として拒否した。

谷原康生は仕方なく、広沢由樹に迎えを頼んだ。深瀬和久はタクシー会社に電話して迎えに行ってもらおうと提案しようとしたが、深瀬和久が提案する前に、広沢由樹が迎えを引き受けた。

そこで、深瀬和久は甘いのが好きな広沢由樹のために、道の駅で買った蜂蜜を入れたコーヒーを作って持たせ、別荘から送り出した。

しかし、いつまで経っても、広沢由樹が帰ってこない。電話をしても繋がらない。

そこで、心配した浅見康介が、ガレージにあった自転車に飛び乗って広沢由樹の様子を見に行くと、車が崖から転落して炎上していたのだった。

■彼女・越智美穂子の反応

深瀬和久は心配する彼女・越智美穂子に3年前の事件を告白した。深瀬和久は「仕方ないよ。事故よ」と言ってくれると思っていた。

しかし、彼女・越智美穂子は「お酒を飲んでいたことも、運転に慣れていないことも、天気が悪いことも、走りにくい道だってこも、全部分かったうえで送り出したってことだよね?わざわざコーヒーまで入れて。それは無罪とは言わない」と言った。

こうして、深瀬和久は彼女・越智美穂子を失ってしまい、越智美穂子に会うと気まずいので、コーヒー専門店「クローバー・コーヒー」にも行けなくなった。

■リバース-深まる謎と犯人

ある日、深瀬和久は原稿用紙の注文を受け、楢崎学校へ届けに行った。楢崎学校は、ゼミ仲間だった浅見康介が勤務する高校である。

深瀬和久は、浅見康介が注文したのかと思っていたが、注文したのは国語教師・木田瑞希だった。

そこで、深瀬和久は、国語教師・木田瑞希から、浅見康介の車に「浅見康介は人殺しだ」という張り紙がされていた事を教えられる。

その後、深瀬和久はゼミ仲間の村井隆明から居酒屋に誘われる。村井隆明の元にも告発文が届いたのだ。

村井隆明は、広沢由樹が酒を飲んでいたことは、ゼミ仲間4人しか知らない秘密だと言い、犯人は4人の中に居ると考えていた。

村井隆明は、浅見康介は広沢由樹を怨んでいたので、谷原康生が共謀して広沢由樹を事故に見せかけて殺したのではないかと言った。

あのとき、広沢由樹は事故を起こしたが、崖からは転落しておらず、先に事故現場に到着していた浅見康介と谷原康生が車を崖に転落させたのではないか…。

数日後、再び村井隆明から呼び出しのメールが着信する。谷原康生が線路から突き落とされたというのだ。

その日、深瀬和久・村井隆明・浅見康介の三人が居酒屋に集まって話し合い、その後、谷原康生のアパートを訪れた。

そこで、広沢由樹に彼女が居たという事実が判明し、犯人は広沢由樹の彼女という可能性が高くなってきた。

広沢由樹は別荘へ向かう途中の道の駅で、ご当地キティちゃんを購入していた。広沢由樹は妹に買うのだと言っていたが、妹など存在していなかった。だから、広沢由樹には彼女が居たのではないかというのだ。

広沢由樹が当時、酒を飲んでいたことは、深瀬和久ら4人だけの秘密だったが、死んだ広沢由樹に彼女が居たとすれば、広沢由樹が彼女にメールや電話をしていた可能性が出て来た。

こうした話し合いのなか、深瀬和久は、初めの友達・広沢由樹がどのような人生を歩んできたのかを知りたくなり、「犯人捜し、俺にさせてくれないかな」と頼んだのであった。

リバース-最終回と結末のネタバレ」へ続く。

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