明日の約束-原作の最終回と結末のネタバレ

井上真央が主演するフジテレビのドラマ「明日の約束」の原作の最終回とあらすじと結末ネタバレ後編です。

このページは「明日の約束-原作のあらすじと犯人ネタバレ」からの続きです。

■少年の死後

少年の死後、母親はバレー部によるイジメが原因だとして学校を非難したが、校長は記者会見を開き、自殺の原因は家庭にあると反論した。

このとき、校長は笑顔で、そのシーンが放送されたため、高校に300本以上のクレームの電話がかかってくるという事態に発展した。

こうしてマスコミが高校に押し寄せ、バレーボール部は、陰湿なイジメによって部員を死に追いやった殺人バレーボール部として扱われ、嫌がらせや誹謗中傷が続いた。

さて、学校側は一貫して、2年生部員が少年のモノマネをしたことについては、イジメに当たらないという方針を貫いていた。

一方、世間の批判に晒されたバレーボール部の保護者一同は、絶えきれず、バレーボール部に対する迷惑行為を批判する声明を発表したが、世論に火に油を注ぐ形となってしまった。

他方、少年の不登校問題に関与していた県教育委員会は、いじめ問題に取り組む県会議員から追及されていたが、守秘義務やプライバシーの問題で具体的な回答ができないため、苦しんでいた。

このようななか、バレーボール部の3年生部員の話から、モノマネをした2年生部員は、少年の発声障害のモノマネなどしていなかったことが判明する。

そもそも、2年生部員は少年と一緒に、当時流行していたお笑いコンビ「ペナルティー」のワッキーのネタ「芝刈り機」のモノマネをしていたというのだ。

これにより、学校側は、方針を一転し、「少年のモノマネはしていない」という方針を採るのであった。

■人権派弁護士と泥沼の訴訟合戦

東京の有名な人権派弁護士は、校長の記者会見を見て、ニヤけた顔をした校長に怒りを覚え、自殺した少年の母親に弁護士を付けるように助言の手紙を書いた。

これが切っ掛けで、人権派弁護士は母親から弁護人になって欲しいと懇願された。少年が書き残したノートを見た人権派弁護士は母親の弁護を引き受けた。

(注釈:少年がバレーボール部のイジメについて書き残したノートは、母親が書かせた可能性があるようだ。)

そして、人権派弁護士は、学校にバレーボール部の大会出場の取り消しを求め、県知事や県教育委員会にもイジメた生徒への処分などを求めた。

さらに、人権派弁護士は、2006年1月に校長を殺人と名誉毀損の罪で刑事告訴し、2006年3月に長野県・校長・モノマネをした2年生部員の親子を相手取り、3200万円の損害賠償を求めて民事訴訟を起こした。

母親側は、校長が鬱病の診断書を無視して少年に学校へ登校するように催促して、少年を死に追いやったと主張したのである。

これに対して、長野県は、細かな点で3者の利益が一致しないこともあるとし、長野県・校長・2年生部員Aが、個別に弁護士を立てながらも、3者は「2年生部員が1年生の頭をハンガーで叩いた事実はあるが、指導を目的とした行為であり、自殺に追い込むほどのイジメや暴力と評さされるものではない。2年生部員はモノマネを行った事実は無く、継続的なイジメや暴力はなかった」という方針で、母親との全面戦争を決めた。

一方、世論やマスコミから、少年を死に追いやった犯人という扱いをされ続けていたバレーボール部の関係者が、「イジメの事実がないのに、加害者と決めつけられた」として、2006年10月に少年の母親を相手取って慰謝料3000万円を求める民事訴訟を起こして反撃に出た。

しかし、ニュースでは事件の背景まで報じられることはなく、世論は「加害者が被害者を訴えた」として、バレーボール部へのバッシングは過激になった。

ところが、こうした世論とは裏腹に、人権派弁護士は、イジメに関する新しい証拠を裁判所に提出することができず、苦しい展開を強いられた。

そこで、人権派弁護士は、2006年11月に3人の弁護士を招いて弁護団を形成するとともに、少年の不登校問題に関わっていた県教育委員会こども支援課の職員と警察官を、2006年12月に刑事告訴した。

しかし、職員と警官に対する刑事告訴はいずれも不起訴処分となった。さらに、殺人と名誉毀損で刑事告訴していた校長も不起訴処分となった。

一方、バレーボール部監督の妻が、自殺した少年の母親が夫と離婚裁判中だという情報を入手する。

この、母親の離婚裁判は、夫が提訴したもので、2007年7月に判決があり、夫の勝利で終わった。

この離婚訴訟で、夫が母親の奇行を証拠として提出しており、バレーボール部の弁護士は離婚訴訟の資料を証拠として裁判所に提出した。

(注釈:母親は地元でも様々なトラブルを起こしていた。)

さらに、バレーボール部は、懲戒請求の時効を迎えることから、判決前に人権派弁護士の懲戒請求を弁護士会に申請した。

この間も双方が様々な主張を展開しており、やがて、民事訴訟は結審へと向かうのだった。

■判決

このようななか、民事訴訟の判決が出た。裁判長は、ハンガーで少年の頭を叩いた行為について、2年生部員に慰謝料1万円の支払いを命じたが、家出や鬱病の原因になるとは認定せず、自殺との因果関係については判断しなかった。

また、母親が長野県と校長の責任を追及していた件に関しては、裁判長は長野県と校長の責任は無いとして母親の訴えを棄却した。

一方、バレーボール部関係者30人が母親を訴えていた裁判については、裁判長は「私生活上の平穏を侵害した」として母親に対し、関係者23人で計34万5000円の支払いを命じ、母親の反訴は退けた。

母親は判決を不服として2009年3月12日に控訴し、引き続き人権派弁護士が弁護人を引き受けた。

対する校長は、2009年4月に母親と人権派弁護士を相手取り、損害賠償6000万円と新聞への謝罪広告を求めて、民事訴訟を起こした。

その後、母親が人権派弁護士との面会を拒否し続けたため、人権派弁護士は弁護人を降り、母親も2009年10月に控訴を取り下げたので、1審・長野地裁の判決が確定した。

一方、校長が提訴した裁判は2011年1月に判決が出て、損害賠償165万円と謝罪広告の掲載が認められた。

人権派弁護士のみ控訴したが、棄却されたので、最高裁判所へ上告したが、最高裁判所も上告を棄却したので、2013年10月に損害賠償165万円と謝罪広告の掲載する一審判決が確定した。

しかし、母親は未だに損害賠償は支払われておらず、謝罪広告も掲載されていないという。

■最終回と結末

一連の裁判で、少年は死ぬ前日、母親が作成した同級生やバレーボール部を糾弾する手紙を封筒に入れる作業をさせられていたことが明らかになった。

そして、少年は「お母さんがねたので死にます」という遺書を残して死んだが、バレーボール部側から「お母さんがやだので死にます」ではないかという指摘があった。

「やだので」という言い方は一般的ではないが、この地方の方言で、普段から使う言葉だといい、この真相は不明だが、関係者は「やだので」と読めるという。

また、少年が死んだ時に母親は寝ておらず、母親は自殺した少年を発見する数分前に、「今回の事件は子供が自殺未遂に終わり…」というメールを関係者に送信していたのだという。

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