きみが心に棲みついた(きみ棲)-原作のネタバレ感想文

吉岡里帆が主演するドラマ「きみが心に棲みついた」の原作となる天堂きりんの漫画「きみが心に棲みついた」のネタバレ感想文です。

原作のあらすじとネタバレは「きみが心に棲みついた-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください

■きみが心に棲みついた-ネタバレ感想文

天堂きりんの原作漫画「きみが心に棲みついた」がTBSでドラ化されるので、軽い気持ちで読んでみたが、絵の雰囲気からは想像できないシュールな漫画だった。

主人公の小川今日子(キョドコ/オガちゃん)は、小さい頃から挙動不審で、直ぐにパニックになるため、母親からも見放され、誰にも必要とされずに育った。

クラスメイトも最初は小川今日子の挙動不審を面白がってくれるのだが、3日もすれば飽きられ、無視されるようになった。

こうして、病んでいる人間に小川今日子は、大学で星名漣と出会い、星名漣から「頑張る必要は無い。キョドコは、そのままでいいんだよ」と言われ、星名漣を好きになる。

しかし、星名漣は、「俺と付き合いたければ、この男(牧村)と寝ろ」と言い、小川今日子に牧村と寝るように指示した。

すると、小川今日子は星名漣と付き合えることが嬉しく、好きでも無い牧村に身を委ねて、牧村に抱かれるのである。

しかも、小川今日子は星名漣とは体の関係が無いうえ、暴力を振るわれたり、一度別れたのに、結局、星名漣の元に戻って、下着のモデルになったりしている。

どうして、そこまでして小川今日子は星名漣に依存するのだろうか。

おそらく、その答えは星名漣だけが、唯一、「頑張る必要は無い。キョドコは、そのままでいいんだよ」と言い、ありのままの自分を認めてくれ、受け入れてくれたからだと思う。

誰からも必要とされずに生きてきた小川今日子にとって、それが救いの言葉であり、星名漣が救世主に見えたのだろう。

しかし、その後、小川今日子はエロ漫画の担当編集者・吉崎のことが好きになり、好きでも無い男と寝たことを後悔して苦悩することになる。

さて、星名漣は、小川今日子を三つ編みの呪縛から解放したが、その代償として、小川今日子にマフラーをネジネジ巻(中尾彬巻き)にする呪いを掛けた。

小川今日子の三つ編みやマフラーのネジネジ巻(中尾彬巻き)は心理学でいう「ライナスの毛布」である。

アニメ「スヌーピー」に登場するライナスは、毛布と手放すと情緒不安定になるため、何時も毛布を持ち歩いている。

このことから、特定のものを持ち歩くことで安心感を得ることを心理学的に「ライナスの毛布」と言い、小川今日子の三つ編みやマフラーのネジネジ巻(中尾彬巻き)は「ライナスの毛布」にあたる。

さらに、小川今日子のマフラーのネジネジ巻(中尾彬巻き)は、もう1つ意味がある。

マフラーのネジネジ巻(中尾彬巻き)は、星名漣に繋がる見えざる鎖の象徴であり、小川今日子がネジネジ巻きの呪縛から解放されなければ、星名漣から逃れることはできないだろう。

だから、小川今日子が吉崎とハッピーエンドを迎えるためには、吉崎がマフラーのネジネジ巻(中尾彬巻き)から小川今日子を解放してやらなければならない。それが出来なければ、吉崎エンドは無いだろう。

ただ、その前に、吉崎には、もう1つ大きな踏み絵が待っている。

小川今日子は、星名漣と付き合うために、好きでも無い男に抱かれているというトラウマも持っており、吉崎と付き合う前に、このブラックな過去を告白するはずだ。

吉崎は登場人物の中で一番良い人なのだが、小川今日子からブラックな過去を告白されたとき、果たして小川今日子のブラックな過去を受け入れるのだろうか。

小川今日子が無理矢理、男性に手籠めにされたというのなら、小川今日子は被害者なので許せると思うが、「星名漣と付き合うために、好きでも無い男と寝た」と言われても、普通の男性は許せず、100年の恋も冷めるだろう。

いや、許す、許せないではなく、「こいつ完全に思考回路がおかしい」と思うはずだ。

だから、私は、吉崎が小川今日子の過去を知ったとき、その過去を許せるのか、許せないのか、一体どのような態度をとるのか、興味津々である。

私は吉崎エンドを期待しているので、吉崎には是非、小川今日子のブラックな過去を受け入れて、小川今日子をネジネジ巻(中尾彬巻き)の呪縛から解放してあげて欲しいと思う。そして、星名漣は地獄に落ちて欲しい。

星名漣の感想

星名漣は、母親と不倫相手の間に出来た子で、父親は星名漣を嫌い、幼い頃から星名漣を虐待していた。

そこで、母親は「星名漣の顔は、父親が嫌いな人に似ている」という理由から、星名漣の顔を整形したのである。

こうして、不細工に生まれた星名漣は、一転してイケメンになるのだが、顔を整形したことによって性格が一転して残虐な性格となってしまう。

おそらく、星名漣は、顔を整形することによって不細工だった頃の自分が死に、父親から虐待を受け続けて心の中に生まれた悪魔が目覚めたのだろう。

さらに、星名漣にはもう一つ秘密がある。母親が殺人事件で逮捕されて刑務所で服役していたのだ。

S5巻(実質8巻)の時点では、母親の殺人事件につて詳しい事は分からないのだが、星名漣が女性を愛せず、女性をオモチャのように扱うのは、整形と母親の影響が大きいのだろう。

星名漣の過去には同情するが、だからといって女性をオモチャのように扱っていいはずがなく、私は星名漣が好きになれない。

だから、私は密かに飯田友香を応援している。

■飯田友香のネタバレと感想

飯田友香は、小川今日子(キョドコ)の同僚で、会社で星名漣と出会って好きになり、星名漣にもてあそばれて捨ててられてしまう。

しかし、飯田友香は、星名漣に捨てられたくないと思い、刑務所から出所した星名漣の母親に会いに行くのだ。

飯田友香のストーカー覚醒で、かなり盛り上がってきたのだが、残念ながら、S5巻(実質8巻)は飯田友香が星名漣の母親に会いに行く終わりっている。

私は、星名漣が嫌いなので、ストーカー化した飯田友香に頑張って星名漣を地獄の果てまで追い詰めて欲しい。

■最終回と結末の予想

私は、星名漣が嫌いなので、吉崎エンドを期待しているが、最終回の予想となると、話は別だ。実は星名漣エンドも十分に可能性が残っている。

小川今日子(キョドコ)は、星名漣と体の関係が無く、星名漣と飯田友香は肉体関係を持った事にショックを受けても、「小川今日子(キョドコ)が星名漣の側にズルズルと居られるのは、星名漣と体の関係が無かったから。飯田友香が星名漣と関係を持ったのは、いつか来る別れの印」だと自分に言い聞かせている。

小川今日子(キョドコ)は、星名漣が体の関係担ってくれないことを悩んでいるのだが、以外とポジティブシンキングで乗りきっている。

それに、小川今日子(キョドコ)は星名漣に依存しているし、星名漣が小川今日子(キョドコ)を自分の檻の中に入れておきたいと言うことは、ある意味で星名漣も小川今日子(キョドコ)に依存しているのだと思う。

だから、ハッピーエンドかは疑問だが、星名漣という共存エンドも有りなのではないかと思うので、私は星名エンドという結末を予想する。

きみが心に棲みついた(楽天)

スポンサードリンク

コメントを投稿する